Kyoko Yoshida | Life in Brazil | BLOG |
2015年3月1日(土) | ||||
日本で暮らしていたら、スーパーに買い物に行くと季節季節の飾り付けがされ、その季節に欠かせない食材やお菓子を目にするので、嫌でも季節を感じるけれど、ここで暮らしていると、週1回の食料品の買出しはエドソンがしてくれるので、私はめったに買い物に行かず、家に引きこもっているので、スーパーの飾り付けで季節を感じるなんてことはめったにない。そもそもブラジルには日本ほど多くの季節を感じさせる行事などがない。せいぜいイースターとクリスマスくらいだろうか?まあそんなわけで今日から3月なのだけれど、だから何?というのが普通のところ、今年は何故かふと、「3月かあ~」「ひな祭りだね」「ああ、桜餅が食べたい」と連想してしまった。当然のことながら、ここでは桜餅なんて自分で作らない限り食べることはできないので、そんなことのできない私は、写真を見て、ああ、おいしそう!と思うばかり。
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2025年3月2日(日) | ||||
現在ブラジルはカーニバルの只中にあるのだけれど、27日にリオデジャネイロの日本総領事館から例によって、カーニバル期間中の注意喚起のメールが来たので、以下にコピーしてみる。これはリオのことなのだけれど、サンパウロもリオほどではなくても、時間と場所によってフラフラするのは危険なのだろうと思う。私の英語の生徒さんで、今年から高校一年生になったヴァレンチーナにカーニバル期間中の学校のお休みを聞くと、3日(月)、4日(火)、5日(水)がお休みと言っていた。そして、今年もパーディーニョではカーニバルのパレードは行われないとも言っていた。
******************** 1 カーニバル会場はセントロ地区にあり、その周辺には複数の麻薬密売組織が活動するファベーラ(スラム街)が点在しています。カーニバルは夜間から未明に開催され、更に危険度が増しています。人通りの少ない場所には決して立ち入らないように注意してください。 2 会場周辺及び会場内において、毎年、スリや置き引き等の盗難事件が多発しています。所持品から決して目を離さないようにしてください。一緒に踊るような素振りをしながら、体を密着してくるような人物には特に注意が必要です。共犯者がポケットからスマートフォンや財布を抜き取る手口の窃盗が多く発生しています。 3 昨年のカーニバル期間中は、セントロ地区を歩いている時に少年の集団から暴行を受け、所持品を全て強奪されるという邦人被害が多く発生しました。移動には、短い距離であってもタクシーを使うことを強くお勧めします。また、外出時の携行品は必要最小限とするよう心がけてください。 4 例年、カーニバル時期になると、ホテルが集中する海岸地区のコパカバーナ地区やイパネマ地区等において、アハスタオンと呼ばれる集団強盗事件が発生しています。この犯罪は、少年の集団が付近の通行人や観光客から金品等を強奪する犯罪です。人が多くいる場所であっても常に周囲の状況に注意してください。 5 ラパ地区やセントロ地区へ向かうバス車内での強盗事件も多く発生しています。乗車時にバス車内に不審者はいなくとも、途中から乗車してきた少年の集団から暴行を受け所持品を強奪される邦人被害も複数報告されています。移動には比較的安全なタクシーなどを利用することを強く勧めます。 6 強盗の被害に遭った場合、決して抵抗しないでください。当地犯罪者の凶器(拳銃、ナイフ等)所持率は非常に高く、少年であっても凶器を所持していることが多々あります。抵抗したために、発砲されたり、刺されたりする被害が発生しています。素直に相手の要求に従ってください。 7 犯罪の発生に備え、リオ州文民警察は、カーニバル会場周辺(Setor11付近)に臨時警察署を設置し、被害の届け出に対応しています。外国人被害に対応するレブロン地区のDEAT(観光警察署)も体制を強化しており、英語での届出も可能です。 | ||||
2025年3月3日(月) | ||||
ブラジル日報の2月28日付けの記事に、「米国下院=モラエス判事入国禁止法案=委員会で承認後、本会議へ=Ⅹのサービス停止への報復」というニュースがあった。ブラジル最高裁のモラエス判事は相変わらずイーロン・マスクと言うか、Xにバカげた嫌がらせをしていて、それに対抗する形で、とうとうアメリカの議会がモラエス判事のアメリカ入国を認めない法案を作る方向で動いていると言うものだった。その前日のニュースには、「ルーラ政権の支持率急落=北東部でも不支持が上回る=ペトロブラス=純利益が70・6%減=業績発表後に株価急落」と言うニュースもあった。何でもルーラ大統領の支持率が30%を切ったのだとか。彼の鉄板支持層は30%と言われていたけれど、その中からも不支持になった人たちがいると言うことらしい。彼はお金をばら撒いて支持を得ていたけれど、それだけでは生活が良くならないのだからもっともな話だと思う。さらにブラジルの超優良企業のペトロブラスの純利益が7割以上減ったのは、ルーラが企業の経営のことなどわかっていない自分の子分のような政治家を、ペトロブラスのマネージメントに何人も送り込んで、コントロールしようとした結果のようだ。 ここまで書いたブログを一旦アップしたのだけれど、朝食の時に、エドソンがかねてからオスカーを受賞するかもしれないと言われていたブラジル映画(アインダ・エストウ・アキ=I am still here)がオスカーをとったと言うので、そのことも今日のニュースとして追加することにした。日本語では2025年アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞したとあった。ブラジル映画がオスカーを受賞するのは史上初めてのことなので、喜ばしい。この映画の主演女優のお母さんもブラジルではとても有名な女優さんで、もう80代か90代だと思う。テレビドラマでもよく見る人なのだけれど、年齢は違うけれど、そのお母さんにそっくりな顔をしている。ずっと昔、アメリカ時代にエドソンと一緒にこのお母さん女優が主演していた「セントラル・ステーション」という映画を見たのが最初のブラジル映画との出会いだった。このオスカーを受賞したブラジル映画は、日本でも8月に公開予定だそう。 | ||||
2025年3月4日(火) | ||||
1日の土曜日の午前中、アーサー(Arther)がガールフレンドのカロリナと一緒にやって来た。彼はエドソンのアマチュア無線仲間の若者で、サンパウロ州西部の小さな町で暮らしている大学生。以前一度、うちに泊まり込みでやって来て、エドソンのアマチュア無線関係の技術的なことを手伝ってくれたことがあるので、彼に会うのは今回が2度目。彼らが到着した土曜日のお昼はみんなで外食をした。今回はずっと以前から知ってはいたけれど、これまで一度も行ったことのなかった小さなレストランへ行った。ここは以前、パイネイラ・ヴェーリャ(古いパイネイラ)という名前だったのだけれど、今回行ったら、テハ・ド・ジガンチ(Terra do Gigante=巨人の大地)という看板が出ていた。
このレストランはコミダ・ミネイラ(おいしいことで有名なミナス・ジェライス州の料理)と一応うたっているけれど、私には普通のブラジル料理とどこが違うのかよくわからなかった。エドソンに言わせると、本物のミナス料理とはちょっと違うらしかった。ここもバイキングなのだけれど、私の誕生日で行ったホドサーブのレストランのバイキングはお皿に取ったお料理の重量で料金が変わるシステムだったけれど、ここはどんなに食べても食べなくてもひとり一律50レアルだった。次の写真は、お店に入ったすぐのところにある支払いをする場所で、エドソンが支払いをしているところ。2枚目の写真は、同じ場所からお店の中を撮ったもの。一番奥の左側のテーブルにサラダやゆで野菜や果物がいろいろ並んでいた。写真に写っていない右側のレンガの場所には暖かいお料理が並んでいた。3枚目の写真は、支払いカウンターのすぐ前のベランダの部分を撮ったもの。私たちはこのベランダの2階のテーブルで食事をした。
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2025年3月5日(水) | ||||
次の写真は、土曜日のお昼に私たちが食べたもの。1枚目は私のお皿で、サラダ、ファロファ、ご飯、煮豆、マンジォカのフライ、そして牛肉をほんの少し。2枚目はエドソンのお皿。やはり野菜や煮豆がメインで、牛肉が少しと、パイナップルが一切れ乗っている。1階の4人掛けのテーブルが埋まっていたので、ベランダの2階のテーブルに陣取ったのだけれど、天井に日よけのスクリーンが張ってあって、強い直射日光に晒されるというほどではなく、心地良い風も吹いていたので、景色も良くまずまずの場所だった。飲み物はオレンジジュースを頼んだのだけれど、注文してからお店の人がオレンジを絞って作ったおいしいフレッシュジュースだった。ここは日曜日はいつもお客さんでごったがえしていたこともあり、来たことがなかったのだけれど、なかなかいいなと思った。ちなみに土曜日はいつもなら英語のレッスンが2つあるのだけれど、この日はアーサーたちが来るということでお休みさせてもらった。
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2025年3月6日(木) | ||||
土曜日の昼食後、パーディーニョのスーパーに寄って朝食用のパオンジーニョ(小さなフランスパン)を買って帰宅した。アーサーたちはこの日の朝は5時起きでドライブしてやって来たので、カロリナは疲れてお昼寝。アーサーはエドソンの手伝い。私は夕食の準備やブログ書きをしていたら、アーサーが持参したドローンで遊び始めたので、私も参加させてもらった。次の3枚の写真は、私たちの頭上と目の前に戻ってきたドローン。何だかとても小さくて可愛いドローンだった。4枚目の写真は、このドローンから見た私たち。アーサーの手元のコントローラーに置いた携帯電話の画面を私のカメラで撮ったもの。
ベランダのめいがドローンにどんな反応をするか見たいとエドソンが言って、アーサーにドローンを外ベランダのところに移動してもらうと、最初はドローンのエンジン音がしても、何なのかよくわからなかったようだけれど、少しして音の出所にめいが気づきドローンに向かって吠え始めた。でも、何だか怖くなったのか、結局椅子の下に潜り込んでしまった姿がとても可愛かった。3枚目の写真は、ドローンから撮っためいの写真。
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2025年3月7日(金) | ||||
次の写真は、日曜日の朝、朝食を食べている時に撮ったもの。1枚目は、アーサーとカロリナ。2枚目は、エドソンと私。3枚目はエドソン、アーサー、カロリナ。朝食のメニューは、パオンジーニョにチーズとハムをはさんだもの、コーヒー、パパイア。前回バナナブレッドを作って出したらアーサーがとても喜んで食べていたので、今回もバナナブレッドを作って出したら、「あっ、バナナブレッドだ」と言って、アーサーだけでなく、カロリナもおいしいと言って食べてくれた。土曜日の夕飯は、カレーにゆで卵とらっきょうを添えたものと、きゅうりとわかめとカニカマの酢のものも作ったのだけれど、どれも初めてと言っていたけれど、喜んで食べてくれた。特に、らっきょうがおいしいと言って2人してポリポリ食べるものだから、買い置きしてあった新しいものを出したのだけれど、半分なくなってしまっていた。
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2025年3月8日(土) | ||||
日曜日の朝食後、エドソンとアーサーがガレージの屋根に上がったり、アーサーが庭のアンテナタワー兼避雷針に上がって、何やら作業をしていた。庭のアンテナタワーの中程にエドソン手作りの無線アンテナを取り付けてもらったようだ。次の写真は、ガレージの屋根の上にいるふたりを撮ったもの。
この日の昼食は、チャーハンと玉子のお味噌汁。そして、カロリナが好きだと言っていたラディッシュで、ラディッシュの酢の物を作って出した。ラディッシュの存在も名前も食べ方も知らないようなブラジル人がいる一方で、好きと言う人もいるんだと、ちょっとびっくり。好きと言うだけあって、とてもおいしいと言ってパクパク食べてくれた。アーサーも同じく、たくさん食べてくれた。そして、夕方、またアーサーがドローンを飛ばすとエドソンが言うので、一緒に丘に上がって、ドローンから見える景色を見て楽しんだ。この日の夕飯のメニューは、ソーセージとキャベツのペペロンチーノ風スパゲティー。アーサーもカロリナも普通のブラジル人よりも食にオープンで、食べたことのないものでも嫌がらずに食べて、おいしいと言って食べてくれるのでとても助かる。出したものは何でも食べるし、ふたりは若いので結構な量を食べる。それでスパゲティだけでは物足りないかもしれないので、ほうれん草のおひたしを作ってしょうゆとかつお節をまぶして出したのだけれど、前回初めて食べてアーサーはとても気に入っていたそうで、このほうれん草の話はアーサーから何度もおいしかったと聞いたとカロリナが言っていた。そして、私たちも食べたけれど、主に、アーサーとカロリナがパクパク食べて、完食してしまった。お昼のラディッシュも半分くらい残っていたのだけれど、夕飯でそちらも完食。ふたりともみごとな食べっぷり! | ||||
2025年3月9日(日) | ||||
次の写真は、アーサーが飛ばしたドローンから撮った写真。1枚目は、我が家を東側から撮ったもの。2枚目は、我が家を南西から撮ったもの。うちは植えた木々が大きく育ち、木に囲まれていることはわかっていたけれど、こうやって空から我が家を撮ってみると、何だか森の中にある家のようだと思った。木のない草の大地はうちではなく、お隣の敷地。
次の写真の1枚目は、うちから南西方向を撮ったもの。手前の木がうっそうとしているのはうちの敷地内で、西隣のコーヒー農園のコーヒーの木が整然と並んでいるのが見える。写真の右下に、このコーヒー農園の家と倉庫が見える。さらに向こう側にも台地が広がり、さらに向こう側には台地の下のエリアが見える。2枚目の写真は、同じくうちの西隣のコーヒー農園で北側を撮ったもの。入り口ゲートから家に向かう道沿いに花を咲かせたクアレズマの並木が見える。このコーヒー農園のさらに西側にはとうもろこし畑が広がっている。
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2025年3月10日(月) | ||||
アーサーたちはここに2泊するのかと思っていたら、まだ手伝ってもらう作業が終わっていないから、もう1泊するとエドソンが言うので、月曜日のお昼は外食することにした。カーニバル休暇の真っ只中と言っても、パーディーニョにあるハンバーガーのお店やピザのお店は夜しか営業しないだろうから、土曜日に行った小さなレストランのすぐ側の、ヴィヴァンと言うお店でコシニャを食べることにした。景色の良いこの同じエリアに現在4軒食事ができる場所があるのだけれど、このヴィヴァンのお店が一番古く、私たちがここに越して来た当初からあり、他の3軒はここ数年のうちに次々にできたお店。しばらくこのヴィヴァンに来ていなかったので、お店の注文の取り方や、屋外のテーブルや椅子の感じが以前とは少し変わっていた。このエリアに複数軒のお店ができたことの相乗効果で、以前よりも人が多く来るようになったからだと思う。このエリアはすっかり観光地のようになり、月曜日は土曜日よりも人が多かったのでびっくり。次の写真は、食べかけのコシニャ。小さく裂いた鶏肉をトマトとコウヴィか何かで調理してお団子を作り、それをマッシュしたジャガイモで包んで、パン粉をつけてフライにしたもの。中がどんな感じがわかるように食べかけの写真を撮ってみた。ここのコシニャはおいしいことで有名なのだけれど、以前よりもサイズが大きくなっていて、ひとつ食べたらもうお腹一杯になった。
ヴィヴァンでの昼食からの帰り道、舗装されていない田舎道を西に向かって車を走らせ家に向かっていると、進行方向の遠くに我が家の屋根と、家の向こう側のユーカリの並木が見えたので撮ったのが次の写真。
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2025年3月11日(火) | ||||
先週の月曜日の夕飯のメニューは、一口とんかつに、キャベツときゅうりのマヨサラダ、手伝いのパラナからもらったとても大きくきれいな黄色と赤のパプリカをひとつずつ適当な大きさに切って、エアーフライアーで焼いてポン酢を少しかけたもの、そして、ブロッコリを茹でたもの。ご飯は田中食品の「若菜とごま」を混ぜたもの。一口とんかつは結構な量を揚げたので、6つくらい残ったけれど、野菜はほぼすべて完食だった。この子たちは本当に何でも食べてくれ、気持ちいいくらいだった。次の写真は、使わず残っている赤いパプリカ2つ。エドソンは食べないことはないけれど、ピーマンやパプリカの味がちょっと苦手。でも、こんな風に焼いてポン酢をかけてあると、とてもおいしいと言っていた。以前何回かピーマンやオクラ、なすなどで夏野菜の焼き浸しを作ったことがあるので、それに少し似ているのだけれど、どうやら野菜の焼き浸しを食べた記憶はないようだった。
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2025年3月12日(水) | ||||
広島の友人が、朝友さんからその人のお姉さんが作っている立派な里芋とさつまいもをもらったと言って、写真を送ってきてくれた。ひとつ里芋の親分のような大きなお芋があってびっくり。さつまいもも大きく、きっと育てている土がいいのだろうなと思った。私も時々里芋やさつまいもをスーパーで買ってお料理したりするけれど、さすがにこんな大きな里芋は見たことがない。
次の写真は、同じ友人が2月下旬に撮ったという真っ白な朝のラジオ体操が行われる公園。一面の銀世界で何と美しいこと。2枚目の写真は、ウメの木広場の梅の花。雪が降るような寒い中にも、ほんの少し春の兆しが見られるよう。ここも冬は寒いけれど、氷点下になることはなく、雪も降らないので、こんな景色を目にすることはないけれど、こういう季節のメリハリがあると、感性が豊かになりそう。
友人は、朝のラジオ体操の後、数人の仲良しのお仲間と、しばし一緒に季節季節の歌を歌うということだけれど、よくいろんな歌の歌詞を知っているなと思っていたら、何と、手作り歌集を作っていたと聞き、謎が解けた。次の写真は、この春用にまとめた手作り歌集だそう。写真に写っているページは目次。16の歌が並んでいて、この中からその日に歌う曲を何曲か選んで歌っているらしい。
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2025年3月13日(木) | ||||
先週の土曜日に、手伝いのパラナが鶏が卵を生みつけている場所を発見したというので、エドソンとふたりで見に行ってみると、シュハスコ小屋と鶏小屋の間のキダチアロエの茂みの中に6つも卵が生みつけられていた。うちには4羽のメスの鶏がいるのだけれど、みなだいぶ年をとってきて、1羽を除き卵を生まなくなっているのだけれど、1羽だけ、ガーニゼの卵を抱かせるとひなをかえして育てたりしてくれる鶏だけは、今でも時々卵を生んでくれている。鶏小屋の中で生みつけている時もあれば、玄関先の外階段横の箱庭に生みつけていることもある。そうしたら今度はキダチアロエの茂みの中と、時々場所を変えるので、エドソンがその鶏をガーニゼのメスやひなたちが暮らしているネットケージの中に移動させてくれた。こうすればネットケージの中の箱の中などで卵を生むことになり、生んだらすぐにわかるので、卵をすぐに回収できる。
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2025年3月14日(金) | ||||
この夏は、12月、1月は、平年並の気温だったのに、2月、3月と、ここらしくないとても暑い日々が続いている。日陰に入ると涼しいのだけれど、直射日光の下は焼けるように暑く、戸外はとても日差しが強いので、家の前の低いレンガの壁の上に置いたネギやニラなどがだいぶ弱って来ていた。それでエドソンがそれらの鉢を桜の木の側の日陰に移動してくれた。ニラは5鉢あるのだけれど、その内のひとつの鉢にニラの芽がひとつ伸びて、花が咲いているので写真を撮ってみた。ニラの花なんて初めて見た。花が咲いているのはこのひと鉢だけで、他の鉢には花は咲いていない。
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2025年3月15日(土) | ||||
家の西側のランドマークの木の側のフランボヤンジーニョの花が満開になり、このところ毎日たくさんの蝶々が花の回りを飛び回るようになったので、写真を撮ってみた。黒に青や茶色や白の模様の入ったアゲハ蝶や、アゲハ蝶よりも少し小さ目のオレンジ色の蝶々などが飛び回っている。1枚目の写真は、黒に白の模様の入ったアゲハ蝶。2枚目の写真は、中央に見える花の少し右上にオレンジ色の蝶々が見える。
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2025年3月16日(日) | ||||
うちでは「医者いらずの木」と呼ばれるモリンガの木を数本植えて、育てていたのだけれど、土が良くなかったからなのか、冬は寒いからなのか、元気がなく、葉切りアリに葉を落とされたりもして、ほぼ枯れたようになっていたので、何年か前に細い幹を下の方で切って放ったらかしにしていた。ここではモリンガは育たないんだなと思っていたのだけれど、枯れてはいないようなので、エドソンがパラナに頼んで肥料をまいてもらったら、少しずつ元気を取り戻し、芽を伸ばし始め、今ではかなり背が高くなり、たくさん葉を付けているので、写真を撮ってみた。背景が同じような緑なので、見えにくいかもしれないけれど、左右に2本のモリンガが同じような大きさで育っている。
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2025年3月17日(月) | ||||
先日夕飯の後、台所の流し台の前で食器を洗っていたら、視野の左側の隅に何か赤い物が見えたので、何だろう?と思って見ると、南東の空から赤い月が出始めているところだった。それで、次の写真を撮った。手前に写っているのはガレージの屋根とその上のアンテナで、その間から赤い月が上り始めていた。カメラを通すと赤い色は薄くなるかなと思ったのだけれど、肉眼で見た月の赤さが結構再現されている。なぜ月が赤く見えるのかネットで調べてみると、「月が赤っぽく見えるのは、大気の影響による現象で、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ理由です。月の出、もしくは月の入りのときのように、月が地平線(水平線)に近いときに、赤っぽく見えやすくなります」とあった。なるほど、地平線から顔を出し始めたばかりだから赤くみえるんだね。ちなみに、この日は満月だった。
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2025年3月18日(火) | ||||
広島の友人が、広島銀行本店裏の生垣に咲いているヤマブキの花の写真と、彼女が暮らすマンションのノリ面に咲くムスカリの花の写真を送ってきてくれた。ヤマブキというと、中学の時の社会科の先生が話してくれた山之内一豊の逸話をなぜかいつも思い出すと言って、ざっと説明してくれたのだけれど、私は山之内一豊に関してはその名前を知っているだけで、出世前の逸話など知りもせず、へえ~、そうなの。そんな昔に聞いた話をよく憶えているねえと感心してしまった。そして、ムスカリという花は初めて見聞きする花だと思った。青紫色がとてもきれい。
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2025年3月19日(水) | ||||
次の写真は、大きなネットケージの中で、エサを食べているガーニゼのひなたち12羽。画面左側の1羽と、画面上側の2羽と足だけ写っているガーニゼは大人のガーニゼ。2羽はめすで、黒い足だけ写っているのはケージの中にいる唯一のおす。ひなたちは一緒に生まれたのだけれど、成長するに従い、体の大小の大きさの違いがはっきりとわかるようになってきている。2枚目の写真は、ひながだいぶ大きくなったので、小さなガーニゼ小屋から、この大きなネットケージに移したガーニゼの親子。この子たちは、ネットケージの中の他のガーニゼたちとはすぐに馴染めないようで、いつも他のガーニゼたちとは距離を置いている。だから他のガーニゼたちはエサを食べているのに、この子たちはケージの隅っこでうろうろしていた。
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2025年3月20日(木) | ||||
次の写真は、箱の中で卵を抱いているガーニゼのめす2羽。先週の土曜日に、手伝いのパラナがお隣の敷地内でダンゴーラが卵を生みつけている場所を見つけたので、エドソンはパラナに言って、全部で12個あった卵をこの箱の中に移動させて、この母ガーニゼたちにひなをかえしてもらうことにした。元々左側の首に羽のない母ガーニゼが自分で生んだ数個の卵をここで抱いていて、それまでここに座り込んではいなかったもう1羽のめすも、土曜日にここに座り始めたので、12個と卵の数が多いので、2羽に分担して抱いてもらえればちょうど良いということになった。ダンゴーラはうちからずいぶん遠く離れた場所で卵をかえすことが多く、卵を抱いている間に、何かに襲われて命を落としたりすることもあるし、ひなが無事にかえっても、すぐにネットケージの中に保護してあげないと、去年生まれたひなたちのように、畑まで戻って来ても何かに襲われて姿を消してしまうことがあるので、今回は生みつけられた卵を早い段階で見つけたので、ちゃんとかえって、育つ可能性が高まった。ただ、首に羽のないガーニゼが生んで抱いていた卵は、申し訳ないけれど、廃棄させてもらった。そうしないと、ダンゴーラの卵が見つかる前から卵を抱えていたガーニゼのひなが先に生まれてしまい、まだかえっていないダンゴーラの卵をかえすことはなくなるから。
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2025年3月21日(金) | ||||
エドソンは1月にサンパウロからさらに東に行ったサン・ジョゼ・ドス・カンポスにあるITAに出張したばかりなのだけれど、一緒にプロジェクトに取り組んでいるアメリカのユタ州立大学とNASAとアメリカ空軍から人がやって来て、プロジェクトに関する会合があるからということで、今週また月、火、水と出張になった。でも、トランプ大統領が例の経費削減政策で、NASAとアメリカ空軍の人たちに渡航許可を出さなかったらしく、来伯したのはユタ州立大学の教授2人だけで、その他の人たちはオンラインでの参加となったらしい。それならエドソンもオンラインでの参加でも良かったようなものなのだけれど、オンライン参加で良いと上司が判断したのが直前すぎて、すでにホテルの予約などしていたし、プロジェクトのスタッフからも来てほしいという要望があったため、出向いて行った。往復の長距離ドライブ(片道5時間)がしんどいのだけれど、まあしかたがないのかな?そして、19日は、午後3時半には帰宅したので、ほっと一安心。例によって、高速を降りたところにあるホドサーブ・ストップまで戻ったところで、痺れた脚を伸ばすついでにコーンブレッドを買ってきてくれた。次の写真は、18日に送ってきてくれたミーティング会場の様子。写真の左端でプレゼンをしているのはひょっとしてエドソンかな?と思い、確認すると、やはりそうだった。
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2025年3月22日(土) | ||||
入り口ゲートに向かう道沿いに、ジョゼ・ハファエウからもらった小さな苗木をノイヴィーニャの木々の間に植えたのだけれど、その苗木が人の背丈くらいに大きく育ち、黄色い花が咲き始めたので写真を撮った。この木の名前は知らないけれど、この木はとても大きくなり、黄色い花をたくさん咲かせるのでとてもきれいな木。この写真の木はまだ小さいのだけれど、すでにたくさんつぼみをつけて、花を咲かせ始めた。2枚目の写真は、その花をアップで撮ったもの。
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2025年3月23日(日) | ||||
金曜日の夜ちょっとした事件が起きた。夕飯とその片付けが終わり、ひろとのラブラブタイムも終わり、コンピュータの前に座りYoutubeの動画を見ていたら、ベランダのめいがいつになく大きな声でワンワンと激しく吠え、寝室でまったりしていたひろも玄関まで来て、一緒になって激しく吠えるので、めいは何に吠えているのだろうと外の電気をつけて玄関から出てみると、外階段の方を見て吠えているので階段を見ても何もいない。「何もいないよ」と言いながら、 めいに近づいたら、進行方向左側の屋根下のベランダと外ベランダとの間にへびがいて、頭を持ち上げてこちらを見ながら尻尾を振ってシャカシャカ音を立てていたので、これはやばいと思い、すぐ家の中に戻り、下の事務所にいるエドソンに「ベランダにへびがいる、どうしよう」と携帯からメッセージを送った。すぐに長くて太い棒を手にしたエドソンが上に上がってきて、へびを叩いてノックアウトしてくれ何とか事なきを得た。結構大きなへびでこの辺ではよく見かけるカスカベルという毒へびだとエドソンは言っていた。その前の金曜日の夜はベランダのめいが椅子の後ろをしきりに気にして、顔を向けてクンクンしていたので、またカエルが来ているのかな?と思い、翌朝確かめてみたら、カラフルな色をした15センチくらいの細くて小さな子どものへびがいたので、ショベルを使って撃退したということがあったばかりだった。エドソンがこのへびは子どものへびだから近くに親へびがいるかもしれなと言って、その日手伝いに来てくれたパラナに言ってベランダに置いている薪ストーブ用の薪を入れて置いている複数の箱をすべてベランダから外に出して確認してもらったのだけれど、蜘蛛が1匹いただけで、他には何もいなかったということで、箱をベランダに戻してもらったということがあったばかり。そうしたら今度は大きなへびがベランダにやって来るなんてと思った。パラナの説明によれば、今の時期気温が下がり始めるので、午後7時頃になると暖かい場所を求めて人家にやって来るというのはよくあることなんだそう。ここにはいろいろなへびがいるみたいだけれど、ベランダにまでやって来たのは今回が初めて。しかも2週続けて違う種類のへびが出没するなんて・・・。ダンゴーラやガーニゼや鶏を放し飼いにしているので、へびなどは家の近くには来ないはずなのに、夕方以降はみんな畑に戻って寝てしまうので、へびにとってはちょうど良い安全な時間ということなんだろうか?めいがベランダで暮らしてくれていなかったら、夜寝る前とか夜中にひろのおしっこで外に出る際、ボーッとベランダに出て、へびがいることに気づかず、近づいてしまい噛まれるなんてことになっていたかもしれないと思うとぞっとする。と同時に、めいがいてくれて良かったと思った。立派なゲートキーパーをしてくれているめいには感謝。次の写真は、玄関前の階段のところでエドソンが撃退して息絶えているへび。頭を含む全体の姿を写すのは、さすがにちょっとグロテスクかなと思ったので、階段で隠れていない身体の一部だけを撮った。
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2025年3月24日(月) | ||||
2週間くらい前にエドソンが食料品の買出しに行ってくれた際、白菜を買ってきてくれた。それで、ああ、白菜の季節になったんだとうれしく思った。「これでサラダを作ってほしい。朝食で食べたい」と、エドソンは言う。白菜でサラダ?何のこと?と思ったけれど、ひょっとして白菜といろいろ野菜で作る浅漬けのことかな?と思い、エドソンが出張から戻って来てから、ちょうど大根もあったので、少し浅漬けを作ると、「ああ、作ってくれたんだ」と言って喜ぶので、やっぱり浅漬けのことだったんだとわかった。まあ、エドソンにしてみればサラダのようなものかもね。私が作るきゅうりの酢の物なども、来客には日本風のきゅうりのサラダよとか言って出しているのだから同じようなものか。
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2025年3月25日(火) | ||||
次の写真は、1枚目は、我が家で収穫されたさつまいも。紫色のものと、じゃがいものような色のものの2種類。これらを茹でて、ひろたちにも手伝ってもらいながらせっせと食べなければ!2枚目は、アボカド。手伝いのパラナがビニール袋に8つ収穫して持ってきてくれたので、そのうちの3つは土曜日の英語の生徒さんのエジミウソンにお裾分けした。アボカドは出来の良い年と、ほとんど収穫できない年と波があるけれど、どうやら今年はたくさん収穫できそうな感じ。アボカドはアボカドスムージーを作って毎日飲んでいて、週に4つは消費するので、毎週スーパーで買ってきてもらうのだけれど、我が家で収穫できるようになると、しばらくスーパーで買わなくてもよくなるね。
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2025年3月26日(水) | ||||
ブラジルのルーラ大統領夫妻が今週日本を公式訪問している。昨日行われた歓迎式典をネットで見た。令和になってからはアメリカのトランプ大統領夫妻に続き、2回目の国賓訪問だそうで、宮中での晩餐会も行われ、敬宮愛子さまも出席された。何でもルーラ大統領には天皇陛下から海外の賓客に対して贈られる最高位の勲章が授与される予定らしい。日本のネットニュースでは出ていないけれど、こちらの邦字紙であるブラジル日報には、『「国民の税金でこっそり日本観光」?=大統領夫人の渡航費調査を要請』なんて記事があった。何でも、ルーラ大統領一行が日本に到着する1週間前から彼女は日本に行って観光を楽しんでいるという批判だった。この夫人は2番目の夫人だと思っていたけれど、何と3番目ということを今回初めて知った。この人は目立ちたがりやの活動家で特権を利用して表にしゃしゃり出てくるのでブラジル国内でのこの夫人に対する評判は良くない。 | ||||
2025年3月27日(木) | ||||
次の写真は、玄関扉のコンクリートの枠にいた昆虫を撮ったもの。こんな虫初めて見るけれど、何なんだろう?トンボのようでもあるけれど、トンボって何かに止まっている時も羽が開いているよね。でも、この昆虫の羽は閉じているので、羽の感じがトンボとは異なる。ハテ?君は何者?
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2025年3月28日(金) | ||||
次の写真は、エドソンが居間の中から撮ったベランダのめい。私たちの夕飯が終わり、ひろとめいの夕飯を用意しようと私がドッグフードの袋からフードを取り出そうとすると、ひろは「ご飯だ!ご飯だ!」と言うようにワンワン吠えてはしゃぐのだけれど、そのひろの声を聞いて、めいも「ああ、もうすぐご飯だ」とわかるらしく、ベランダのほぼ中央辺りに座り、玄関の方向を見つめて、私がエサの入った容器を持って出てくるのをじっと待つ姿というのが日常風景になっている。その姿が健気だと言って、エドソンが撮ったのが次の写真。
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2025年3月29日(土) | ||||
次の写真も先日エドソンが撮ったもの。「晩ご飯ですよ」と下の事務所にいるエドソンにメッセージを送ると、下から一旦上がってきたのに、またすぐ出て行ってしばらくして戻って来たので、「何してたの?」と聞くと、夕日がきれいだったから写真を撮ってきたと言う。後で私のカメラを調べたら、次の2枚の写真があった。1枚目は、防風林の並木に差し込む夕日。2枚目は、カメラを左(西)に向けて、夕日の方向を撮ったもの。今月半ば近くまで暑かったけれど、その後は少しずつ気温が下がり始め、このところ暑くもなく寒くもない良い感じの気温になって来ている。着実に秋に向かっているなと感じる。
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2025年3月30日(日) | ||||
庭の桜の木の1本に吊り下げた植物に花が咲いたので次の写真を撮った。枝と言うかつるを伸ばした先のほとんど地面すれすれの辺りで2つ咲いている。2枚目の写真は、花のひとつをアップで撮ったもの。せっかく花が咲いているのに、地面すれすれではせっかくの花が見えないので、このつるを上の鉢の回りに上げて見たら1本のつるの先に咲いている花のさらに先に、もうひとつ花のつぼみがあるのがわかった。3枚目の写真の中央下側のピンク色のものが花開く前のそのつぼみ。
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2025年3月31日(月) | ||||
昼食後のひろたちとのお散歩をしていて、道沿いのセドリーニョの並木の東側に丸い黄色いものが複数見えたので、ここに植えたレモンの木に実がなっているのかな?と思い、エドソンに聞くと、「そう、そう。でも葉切りアリに襲われて木は裸になっているんだ」と言っていた。それで後ほどカメラを持って行ってみると、本当に木は裸で、実だけが5つなっている。この木の左隣のレモンの木を見ると、葉は青々としていて、ひとつだけ実がなっていた。そして、右隣の木も葉は青々としていたけれど、実はなっていなかった。この木が一番早く元気に実をつけたのに、葉切りアリに襲われたなんて可愛そうに。ちなみに、この実は正確にはレモンではなく、ライム。以前も書いたことがあるけれど、ここの人たちはライムのことをレモンと呼び、日本やアメリカで普通に見かける黄色い大きなレモンのことはリマオン(または、リモン)・シシリアーノという名前で呼んでいて、スーパーで見かけるレモンはもっぱらこのライムで、リマオン・シシリアーノの方はあまり見かけない。
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