Kyoko Yoshida | Life in Brazil | BLOG |
2023年8月1日(火) | ||||
つい先日エドソンが撮った満月お月様の写真を掲載したけれど、この日曜日の夕食後、またエドソンが「月がとてもきれい」と言って、私のカメラを持って出て次の写真を撮ってきたので、またまたその写真を掲載してみることにした。今回の写真は、なかなかきれいにくっきり、はっきり撮れている。
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2023年8月2日(水) | ||||
昨日、日曜日にエドソンが撮ったお月様の写真を掲載したばかりだけれど、月曜日の夕食後、一旦下の事務所に下りて行ったエドソンが戻ってきて、「今日はスーパームーンだった」と言い、またカメラを持って出て行き、次の写真を撮ってきた。連日のお月様の写真だけれど、1枚目は、ガレージの向こう側、つまり南東に出ているお月様。2枚目は、少しアップで、木の間から見えるお月様。3枚目は、そのお月様のさらなるアップ写真。スーパームーンとは言っても、以前見たスーパームーンほど大きくないなと思った。
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2023年8月3日(木) | ||||
今週初め、飯山陽のいかりちゃんねるで「中学生、英語スピーキングテストで6割以上全問不正解」というタイトルの動画があった。Yahooニュースでも英語スピーキングテスト正答率12.4%とかいうタイトルの記事があったけれど、読む前に消えてしまっていたので、どういうことなのかは、このいかりちゃんの解説で知った。彼女は読売新聞の記事を引用しながら、4年前に行われたスピーキングテストの正答率は30.8%だったのが今回は12.4%に落ちている、ということは、3年前くらいから小学校5年から英語が教科に加えられて、コミュニケーション能力を高めるとしてやってきた新しい英語教育が失敗だったということだと結論づけていた。 一体どんなテストだったのだろうかと思ったら、やはり読売新聞の記事からその一例を大雑把に解説してくれていた。Do you buy plastic bags at the stores or do you use eco-bags?というようなことを聞かれ、それってどうなのという意見に対して、1分間で自分の考えをまとめて、30秒間その考えを述べるというようなことらしかった。これが中学生向けのスピーキングテスト?まるで英検1級のスピーキングテストみたいでかなり難しいと思った。「日本ではレジ袋を店で売ってるのはダメでしょうという意見に対してあなたはどう思いますか?」なんてことを例え日本語で聞かれても、日本語ですら答えられないのでは?だって、様々なことに関して自分の意見をはっきり述べるような訓練は日本の学校ではしないのだから。日本語でもできないことを英語でしろって、無理。無理。そもそもそんなスピーキングを学校で教えていないでしょう。教えていないことをテストするってどういうこと?それにこういう質問に対する答えをどのように評価するんだろう?何を正解として、何を不正解とするのだろう?以前、東京で暮らしていた時、英語教育をする会社で、企業に派遣されて英語を教えたり、スピーキングテストの音声を聞いて評価する仕事をしていたことがあるけれど、そこがしていたようなスピーキングテストや英検3級くらいのスピーキングテストを想像していたら、すごく難しいテストだったので、心底驚いた。でも、とにもかくにも、スピーキングテストではその人が単語だけで答えているのか、フレーズで答えているのか、簡単な文章で答えているか、複雑な構文を使って答えているかなど、様々な点を聞いて評価して、その人のスピーキングレベルを測ることはできるけれど、そのテストに正解、不正解があるということに、何だかとても違和感があった。こんな問題を作った大人たち自身も英語で答えられるとは思わないのだけれどなあ~。問題を作った人たちは学校でどんな授業が行われているかわかっていてこんな問題を作ったのだろうか? | ||||
2023年8月4日(金) | ||||
玄関前の階段下のコンクリートの間から草が生えてきていたのだけれど、そのまま放っておいたら背が高く伸びて、小さな黄色い花がたくさん咲き始めたので、写真を撮ってみた。
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2023年8月5日(土) | ||||
先週の土曜日はお休みだった手伝いのパラナが、火曜日の朝、手伝いに来たのでびっくり。前もって何も聞いていなかったので、朝食の後、寝室にベッドメイキングをしに行った際、窓から彼が庭のテーブルに向かって歩いて来るのを見て、一瞬、誰?と思った。でも、ベランダのめいが芝生の上で彼の方を向いて尻尾を振りながらワンワン吠えていたので、よく見えないけれどたぶんパラナだなと思った。その後、エドソンも下の事務所の前を人影が通ったので、びっくりして外に出てみたらパラナだったと言って笑っていた。どうやらドナ・ベティのところの仕事が今週はお休みで、うちに数日来てくれることにしたようだった。昼食後のワンコたちとのお散歩から戻ると、パラナがアテモヤを収穫したと言ってくれたのが以下の写真の2つのアテモヤ。うちでもアテモヤの木が1本育っているのは知っていたけれど、今回初めて実がなり収穫できたことにびっくり。お店で販売されているもののようにきれいではないけれど、上等じゃないと思った。
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2023年8月6日(日) | ||||
以前、広島の渡辺先生が出しておられる同人誌に俳句を投稿しないかと言われ、いくつか作ってお送りして、先生に添削していただいて、その同人誌に掲載されたことがあるけれど、数年前、コロナ禍になる直前だったか、なってからだったか忘れたけれど、今度は短歌を投稿してくださいと言われ、また盲蛇に怖じずで10数個作って、注釈をつけてお送りしたことがある。今日は8月6日なので、それらの短歌の中で8月6日に関わる3つだけをここにコピーしてみる。
妹を 探し歩いて 手にしたる 兄の形見の 水筒ひとつ
地獄絵の 中を彷徨い 呆然と 感覚のない 母ぞ悲し
毎朝の 水杯を 交わす娘は 短き命 捧げ逝くなり | ||||
2023年8月7日(月) | ||||
マナウス在住の陣内さんから大きな郵便物がSEDEX(日本で言ったら書留速達のようなもの)で届いた。先月のメールで、「随分昔の雑誌なのですが『サライ 池波正太郎』をお送りします」と言って、住所の確認をしてこられたのだけれど、あれから2週間足らずで、何だか立派なサライと言う雑誌と、「あご入りたっぷり海苔めし」という高級そうな削り節も同封されていた。1~2ヶ月前に日本への一時帰国から戻られたばかりなので、削り節は日本から持って帰ってこられた貴重品なのだろうと思う。サライという雑誌の名前は何となく聞き覚えがあるけれど、手に取ってみたことはないし、池波正太郎氏も昔テレビで見ていた「鬼平犯科帳」の作者ということくらいしか知らず、彼の小説を読んだこともないけれど、陣内さんは彼の小説がお好きなようだ。この雑誌をパラパラめくりながら、これまで知らなかった池波ワールドを探訪するのも悪くないなと思った。時々メールをくださり、アマゾンの楽しいお話をいろいろしてくださる陣内さんには感謝。感謝。80代半ばの方だけれど、彼女からは穏やかで明るいオーラが伝わってくるので、メールのやり取りが楽しく、私は大好きなメル友さん。
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2023年8月8日(火) | ||||
広島の友人が管弦祭を見たことがなかったので、8月3日(旧暦6月17日)に見に行ってきたと言って、写真をたくさん送ってきてくれた。ちなみに、管弦祭というのは広島の宮島(厳島神社)のお祭り。「4時から厳島神社で神主さんが祝詞をあげられ、5時ごろ肩車に乗った稚児を先頭にして、ご神体がでてこられ」「大鳥居をくぐりまっすぐ進み、少し海水のあるところに待機していた御座船に移りました」彼女は靴を履いていてもなんとかぎりぎり大丈夫のところまでついて行って眺めていたけれど、5時半ごろ疲れたのでそこまでにしたそう。6時ごろ潮が満ちてくるのを待って御座船は沖に出て行ったということだった。まずは厳島神社から鳥居までの間に撮られた写真を掲載してみることにした。
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2023年8月9日(水) | ||||
宮島の厳島神社では一年を通じていろいろな行事が行われているようだけれど、私は夏の花火大会を一度船に乗って見に行ったことがあるくらいで、管弦祭も神社で奉納される雅楽もお能も見に行ったことがない。今回友人が送ってきてくれた写真で、管弦祭を少し見ることができ、感謝。今日は昨日に続き、神社の鳥居をくぐり抜けてから、神輿が御座船に乗るまでの写真を掲載してみた。こういう昔からの行事が、地元の人々の協力によって長く続けられているということに計りしれない尊さを感じる。
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2023年8月10日(木) | ||||
次の写真は、防風林の並木道を下から撮ってみたもの。乾季の冬は地面に落ちた枯葉が乾燥しているので、その上を歩くとカサカサと乾いたいい音がする。ただ乾季とは言っても、朝霧が出ている日がよくあって、そんな日の朝は、木にまとわりついた霧がしずくになって落ちる音がまるで雨が降っているように聞こえることもある。この朝霧のお陰で乾季の時期でも木や草花は適度な潤いを得ているので枯れたりはしない。
先日うちで採れたアテモヤの写真を掲載したけれど、数日置いておいたらいい具合に熟してきたので朝食で1つを半分に切って、2日続いてエドソンとふたりでいただいてみた。外側の見た目は傷んでいる部分もありあまりきれいではなかったけれど、食べてみると甘くてみずみずしくて、お店で買うものよりもおいしかったので、大感激。 | ||||
2023年8月11日(金) | ||||
次の写真は、パイネイラの木の足元に落ちている綿毛を撮ったもの。上を見上げると、2枚目の写真のように、木の上の実が割れて綿毛が出てきているのが見える。3枚目の写真は、その実のひとつが落ちて地面の上で割れているもの。この綿毛の中にはおそらく種があって、それが綿毛と一緒に風に飛ばされて、どこかで芽を出したりするのかもしれない。
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2023年8月12日(土) | ||||
次の写真は、玄関先の階段沿いのサツキを、いつもとは異なる反対側から撮ったもの。こちら側から見ると、薄ピンクのサツキの中に濃いピンクの花が一緒に咲いているのが見える。数年前から薄ピンクの中に濃いピンクの花が一緒に咲くようになった。うちのハイビスカスは薄ピンクの花を咲かせるハイビスカスが枯れてしまった後、だいぶ経って濃いピンクの花が咲く木に薄ピンクの花も咲くようになったのだけれど、サツキまで同様に2色の花を咲かせるなんて不思議。
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2023年8月13日(日) | ||||
8月10日付けのブラジル日報の記事に、「日本ブラジル両国で観光ビザが免除に=ブラジルからも9月30日から不要に」という記事があったので、以下にその記事をコピーしてみる。ボウソナロ政権はブラジルに来る日本人の短期滞在ビザを免除していたけれど、日本政府は相互主義をとらず、ブラジル人の日本への短期滞在ビザを免除していなかった。そして、日本が相互主義を発動しないのでルーラ政権になってからブラジル側のその措置が取り消されていたのだけれど、今回日本政府がブラジル人のビザを免除したので、ルーラ政権もあらためて日本人のビザを免除することになった。今度はいつ日本に一時帰国できるかまったくわからないけれど、これがずっと続いてくれれば日本に行く度にサンパウロまで2回も出かけて行ってエドソンのビザを取得するしんどい手間が省けるので、とてもいいニュース。
ブラジル外務省は9日午後5時、日本とブラジルの両国政府が90日以内の一般旅券所持者の訪問ビザを相互に免除することで合意したと発表した。この免除措置は当初3年間有効で、2023年9月30日から実施される。この措置により、ブラジルと日本の観光客はビザを取得することなく相互に訪問できるようになる。 今回の合意は、5月のG7広島サミットにおけるルーラ大統領の訪日に際して、岸田文雄首相がブラジル人に対する訪問ビザ免除の延長を発表したことに起因するもの。 今まではブラジル政府が一方的に日本からの観光客に対して免除してきた。だが岸田首相の申し出により、ブラジル政府は国家間の互恵主義と平等待遇の原則に基づく外交方針に沿って、日本国民に対しても同様の措置を継続することが可能となった。 同広報は《今回発表された免除措置は、日本からブラジルへの移民115周年を迎える今年、両国間の人的交流と関係の深化に貢献するものである》と締めくくられている。 | ||||
2023年8月14日(月) | ||||
広島の友人が、毎朝ラジオ体操に参加する公園で夏祭りがあったと写真を送ってきてくれた。会場でたまたま出会った朝友と一緒にかき氷を食べたそうで、彼女がメロンミルクかけ、あとの2人がコーラミルクかけとソーダミルクかけを食べたのだそう。かき氷なんて、もう何年も食べてないなあ~。そもそもブラジルではないように思う。私は見たことがない。アメリカでもハワイにはあったけれど、本土にはなかったなあ。それにしてもコーラのミルクかけなんて初めて聞いた。
![]() 彼女の暮らす団地内や近隣で暮らす人たちが参加したのだろうけれど、とても人が多くてびっくりしたと言っていた。この夏祭りはコロナで中止になっていたのが復活したのだそう。盆踊りはみんなめちゃくちゃに踊っていてがっかりしたらしいのだけれど、おやじバンドの演奏やらキッズダンス、和太鼓等もあったのだそう。私たちが暮らすこの田舎町で開催されるお祭りと言えば、2月か3月にあるカーニバルと、6月の寒い時期にあるフェスタジュニーナくらい。それとお祭りではないけれど、大晦日に花火が少し上がるくらいかな?
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2023年8月15日(火) | ||||
夏祭りの写真を送ってきてくれた同じ友人が、彼女が長年暮らすマンションの和室の襖が黄ばんで傷んできたのでリニューアルしたと言って、その写真を送ってきてくれた。「当初は もっと奇抜な色やデザインにしようとカタログをあれやこれや見ていましたが、結局 ごくごく普通の無難なものに落ち着きました 」とメールに書いていたけれど、なかなかきれいで落ち着いたデザインではないですか?「新しいと気分も変わり気持ちがいいですね」とあったので、それが何よりと思った。この和室で彼女は毎朝「柔軟となんちゃって筋トレ」をしているのだそう。床が畳だとヨガマットを敷かなくても痛くなくていいよね。
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2023年8月16日(水) | ||||
食卓に置いている2つのランの鉢植えのうち、右側の背の低い方の鉢の花がひとつ開いた際、写真を掲載したけれど、あれからひとつ、またひとつと花の数が増え、現在5つ花開いて、まだもうひとつこれから開花するつぼみもある。そして、左側の背の高いランのつぼみも膨らみ始め、日曜日にひとつ花開いた。これから少しずつ開花して行くので、食卓の上が華やかになる。
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2023年8月17日(木) | ||||
火曜日の午後、ひろのオシッコから戻る際、玄関前のベランダの柱の上の方に大きな蛾が止まっていたので、ひろを家の中に入れた後、カメラを持って出て写真を撮ってみた。この同じ種類の茶色っぽい蛾はシュハスコ小屋のガラス窓のところにいたりすることが良くあるけれど、玄関先のベランダで見たのは初めてのこと。柱のレンガの大きさと比べて推測すると、羽の右から左までが10数センチという結構大きなもの。こういう大きな蛾が飛び回っているのは見た憶えがないけれど、こうやってじっとしているところは良く見かける。
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2023年8月18日(金) | ||||
今月は27日(日)に楽書倶楽部の親睦会が予定されていてその準備で忙しいので、頑張って今月初旬に第69号を発送しましたと、前園さんからメールをもらっていたけれど、エドソンが忙しくて郵便局に寄れなかったり、寄っても開いていなければいけない時間帯なのに、閉まっていたりで、16日(水)にようやく郵便局に寄って、届いていた楽書倶楽部の第69号を持って帰ってもらうことができた。この号に掲載された私の文章を以下にコピーしてみる。経済がほぼ破綻してしまっていて、若年層の失業率が高すぎて統計数値を発表することすらしなくなった中国は、日本に助けてほしくて、どうやら公明党に働きかけをしたようで、習近平の国賓来日をまたぞろ実現すべきだなとと言い始めている。天安門事件の後に、世界から見放された中国に救いの手を差し伸べた当時の日本政府は間違っていたことを反省し、今回習近平を来日させることなどあってはならないと強く思う。当時中国は民主化すると日本政府に約束したらしいけれど、今現在どうなっているかをよく見るべきだ。中国は約束など守らないのが国是なのだから、彼らを信じてはいけない。
皆さんはSHEIN(シーイン)という服飾メーカーの名前を聞かれたことがあるだろうか?日本のユニクロやスウェーデンのH&Mなどと同じような若者向けの服飾メーカーで、服飾産業界に新規参入してきてまだ何年も経っていないのに、ユニクロやH&Mなどを追い抜く勢いで売上を伸ばしているという。 この会社は店舗展開をせず、ネット上で個人向けに販売を行っていて、価格が安く、デザインが豊富なので、十代、二十代の若者の間でかなり人気なのだと言う。けれどこの会社が実は中国の会社で、ウイグル人の強制労働で作られている新疆ウイグル綿を使って製品を作っているということはあまり知られていない。Youtube上で、こんな素敵なデザインの服をとても安くSHEINで購入したと言って、うれしそうにそれらの服を見せている動画をあげている人を見かけたことがある。価格が安いのはウイグル人の強制労働で作られた新疆ウイグル綿を使っているからだということは理解していないようだった。さらに、BBCがSHEINの工場に潜入取材した動画を見ると、工場の労働環境はまるで奴隷労働で、生産ノルマをこなすため何十日も家に帰れず、工場の床で寝起きしている作業員の姿が映し出されていた。原材料費だけでなく製品作りにもあまりお金がかかっていないのだから販売価格は安いはずだ。そのような環境で作られた製品を、ただ安いからと言って買うのは、強制労働や奴隷労働の片棒を担いでいるのと同じということを自覚しなければならないのではないだろうか。 アメリカ政府は新疆ウイグル綿が使われている製品の輸入差し止めをして禁輸制裁を実施している。それなのに何故SHEINの売上が上がっているのかと不思議に思っていた。SHEINは店舗展開をせず、ネット上での販売にほぼ特化していて、少額の個人取引で販売されているため、これまで制裁の網をくぐり抜け影響を受けていなかったということを最近知った。しかし、それも今年五月に新たな対中国制裁法案が米国議会に提出されたため、今後は新疆ウイグル自治区で生産された物品は少額品を含めて輸入禁止が厳格に実施される見通しになっていると言う。日本やブラジルはどのような状況になっているのだろう?アメリカの制裁に追随するのか、距離を置くのか、その辺の情報があまりないので、よくわからない。 このような強制労働や奴隷労働により物を作って販売している中国ビジネスはとても恐ろしいけれど、さらに恐ろしいのは中国が国家ぐるみで行っている臓器ビジネスだろう。強制収容所に有無をいわせず収容したウイグル自治区のウイグル人や、中国共産党により邪教とされている法輪功の学習者などの命を奪い、彼らの臓器を臓器移植に使っている現実がある。そのことを日本のテレビや新聞はあまり報じないし、日本の政治家の中には確たる証拠がないと言う人たちもいるようだけれど、イギリスやカナダではそのことを徹底的に調べ上げて、移植手術を担当したことのある医師の証言などと共に、それが事実であると報告していることはよく知られている。 中国には日本にあるような臓器を必要としている患者と臓器提供者の橋渡しをする臓器移植ネットワークなどというものがなく、臓器提供の意思表示をするシステムもないにも関わらず、臓器を必要とする患者が現れると数時間後ないしは数日後には移植可能な臓器が見つかるというとても不思議な現実があることからも、国家ぐるみの臓器移植ビジネスが存在していることは明らだかと言われている。臓器収奪の対象となるのはウイグル人や法輪功の人たちだけではなく、一般の中国人もその対象になっているらしいことは、突然行方不明になる学生らの存在が物語っている。ただ、中国には報道の自由もなければ、SNSで自由に情報を発信できない現実があるため、それらの情報が広く一般に知られることはなく、中国国内で実際に何が起こっているのかを把握することは難しいのだろう。 日本の親中政治家の中には、親族が中国で臓器移植を受けたため、中国の嫌がることは一切何も言えないという人もいるらしいと聞く。中国がイスラム教徒であるウイグル人を弾圧していることに、イスラム諸国が特に非難の声をあげないのも、イスラム教徒はイスラム教徒の臓器しか移植できない制約がある一方で、中国でなら簡単にウイグル人の臓器を移植してもらえるため、国の中枢にいる人たちは何も言えないのではないかという話まである。 今年になり、中国の臓器移植ビジネスを積極的に推進するセミナーのようなものが韓国で開催されて、日本からもどこかの医療機関が参加したという話を耳にした。中国の臓器移植ビジネスがウイグル人や法輪功の人たちの臓器を収奪することで成り立っているという事実を知りながら、移植の恩恵に預かりたいと思っている医療関係者がいるという事実に背筋が凍る。 中国はお金にものを言わせてあちこちで好き放題しているため、そのお金に目が眩んでしまっている人々がいることは想像できる。これからは中国が世界の覇権を握ると言い募る人たちもいるけれど、中国共産党が支配する自由がなく、まともな法律すらない国では、海外投資家が自由に中国の土地や企業を買うことができる経済環境などないため、中国の人民元が米ドルに取って代わって世界の基軸通貨になることなどはあり得ない。人口が減少し始め、超高齢化社会へと突入した中国は、これから徐々に衰退して行くのではないかと思われる。少なくとも強制労働や奴隷労働や他者の命を収奪して成り立つビジネスなど長く続けることはできないし、続けさせるべきではないと思う。そのような中国と仲良くしようと擦り寄る政治家や経済人の存在が心配だ。 | ||||
2023年8月19日(土) | ||||
今月、手伝いのパラナが平日働いているドナ・ベティーのファゼンダの仕事が有給休暇中らしく、うちにいつも来てくれる土曜日はお休みして、平日に4~5日来て、木の枝をはらったり、色々作業をしてくれている。次の写真は、入り口ゲート(家の北側)に向かう道で、右側の低い土の壁をきれいに削ぎ取って、その土を左側に移動させてすっきりしてくれたので、撮ってみた。
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2023年8月20日(日) | ||||
次の写真は、昨日掲載した写真を撮った同じ場所から左に向きを変えて、北西側を撮ったもの。木々の下の方の枝がはらわれたので、ずっと奥に、森を拡張するために植えたカエデの木々が画面中央奥に少し見える。セドリーニョの木々の足元には切り払った枝が積まれているのが見える。
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2023年8月21日(月) | ||||
次の写真は、昨日の写真を撮った場所から少し南に移動して、うちの敷地内の西側にある森の方を向いて撮ったもの。中央と手前に枝が切られて裸になっている木が見えるけれど、奥の木は青紫の花を咲かせるジャカランダという木で、手前は赤い花が垂れ下がって咲くタイプのハイビスカス。ジャカランダは数年前初めて少し花を咲かせたけれど、以前手伝いに来ていたゼーが何故だか知らないけれど、枝を何本か切ってしまったためなのか、以来元気がなく、一度も花を咲かせることなく年月が過ぎて行く状態だったので、エドソンは今回こんな風にばっさり切ってしまうことにしたらしい。こうすることで蘇るのか?それともこのままの状態で枯れてしまうのか?あまり希望は持てないかな?一方、ハイビスカスも元気がなくなっていたのだけれど、これは強い木なので、枝を切ってもまた芽が出てきて花を咲かせるのではないかと思っている。
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2023年8月22日(火) | ||||
大学生になっても、私との英語のレッスンに通い続けているマテウスは、最近学校でTOEICを受ける機会があったそうで、数週間後にその結果がわかり、990点が満点らしいのだけれど、彼は840点だったと報告してくれた。これは多分英検1級レベル。すごい!すごい!私はTOEICを受けたことがないので、どんな感じのテストか良く知らないけれど、マテウスの説明だとリスニングと読解だけで、スピーキングはないということだった。そして、7月の冬休み期間中は毎日何をしていたか彼に聞いてみたところ、11月にある大学の入学試験のために勉強をしていたと言っていた。昨年、バウルのサンパウロ州立大学に受かっていたのに、一緒にアパートを借りようと考えていた友人たちが様々な理由でサンパウロ州立大学へ行くのを止めたため、ひとりでアパートを借りる経済的余裕がなく、もうひとつ受かっていた隣町ボトゥカトゥのFATECという大学に通い始めたのだけれど、今年再度試験を受けて、来年からはサンパウロ州立大学に行き、コンピュータサイエンスを専攻したいと考えていると話してくれた。どうか彼の希望が叶いますように。 | ||||
2023年8月23日(水) | ||||
広島の友人が、朝のラジオ体操に参加した後の散歩中に、ラジオ体操をする公園の下の別の公園でカイヅカイブキの中で咲くヒルガオを見かけて写真を撮ったと、その写真を送ってきてくれた。この写真と同じような花がうちでも野菜畑などで咲いているのを見かけることがある。と言うことは、それらもヒルガオなのかなと、この写真を見て思った。
今年、彼女は10日間お盆休みがあって、休みになる前はあれをしよう、これもしようと思っていたけれど、結局やろうと思っていたことの5分の1くらいしかできなかったらしい。でも、十分夏休みを楽しんだようだった。夏休みという言葉で思い出すのが吉田拓郎の『夏休み』の歌で「♪麦わら帽子、絵日記つけてた、花火買ってた、指折り待ってた、畑のトンボ、スイカ食べてた、水まきしたっけ、ヒマワリ、夕立ち、せみの声・・」とメールにあり、まあよく憶えていることと思った。「今ではトンボは少なくなり、水まきをしている風景も見なくなり、夕方サーと降りだし、地上を冷やし、一機に止む夕立ちは皆無です。風情は多少変わりましたが、夏のお休み、盆休み、長期休暇には変わりはありません」ともあった。拓郎さんも私たちと同世代なので、同じような経験をしているんだね。そして、さらにその友人はお休み中に一度、若い友人と本通りのアンデルセンの裏の方にあるレストランで食事をしたと言って、その写真も送ってきてくれた。「味付けがどれも目新しく美味でした。後ろの方にあるのはアボカドにスパイスの効いたキーマカレーを詰め込みチーズを載せてグリルしたものでした。それとナッツと生モッツァレラチーズのトッピングにハチミツ・オリーブオイル・酢・黒こしょうのドレッシングがかかったサラダが美味でした。バターをたっぷりしみ込ませたクルミパンと甘めのコンソメスープとこれまた甘めのソースがかかった牛ステーキです」と説明してくれていたけれど、見ていてとてもおいしそうでよだれが出そうだった。こういうものはここにはないのよねえ。牛ステーキを頼めば、お皿にドーンと牛ステーキとフレンチフライが乗って出てくるだけで、サラダが欲しければ、せいぜいレタスとルッコラをちぎって混ぜただけのサラダを別に注文しなければならない。こんな風に複数の野菜の上にナッツやモッツァレラチーズがトッピングされているサラダなんてまず見ない。ここの人たちの食事は質よりも量なので、仕方のないことなんだけれど、日本のこういう食事を知っていると、何だか物足りない。
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2023年8月24日(木) | ||||
食堂の食卓の上に置いたランの背の高い方もいくつか花開いたので、写真を撮ってみた。花が9つ咲いているけれど、まだ開いていないつぼみが10個超あるので、まだまだこれから華やかになって行くだろうと思う。
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2023年8月25日(金) | ||||
昨日食卓の上のランの花の写真を撮ってから居間に戻る際、ふと庭を見ると、何やらピンク色のものが見えるので、カメラを持って行ってみると、ピンク色のランがいくつも咲いていたので次の写真を撮ってみた。ここは、庭の桜の木の下に枯木を置いてパラナが作ってくれたランの花壇。ここのランはお店で買ったものが古くなり元気がなくなったものや、パラナが森の近くから野性で生えていたものを採ってきて、ここに移植してくれたものなどが植えられている。1枚目の写真には花をつけた2株のランが写っていて、2枚目の写真には1株のランが写っている。3枚目の写真は、これら3株のランの位置関係を見るために、枯木の花壇の全体を撮ってみたもの。
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2023年8月26日(土) | ||||
昨日、一昨日と、食卓の上と庭で咲くランの花の写真を掲載したけれど、同じく庭の白いポインセチアの横にあったフランボヤンを切った後の幹のところに、ピンク色のランの花が咲いていたので、次の写真を撮った。これも手伝いのパラナが野性のランを移植してくれたもの。花が下に垂れ下がって咲いているので、カメラを下から低く構えて撮ってみた。今、我が家はランの季節のようだ。
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2023年8月27日(日) | ||||
家の前からでは他の木の影になっていて見えないのだけれど、この金曜日に昼食後のワンコたちとのお散歩で北側から防風林の並木に近づくと、庭の東側にあるイペーの木の黄色い花が目に飛び込んできて、花が咲いていることに気づいたので、写真を撮った。花の数は相変わらず少ないのだけれど、それでも毎年花を咲かせ、今年も花を咲かせてくれた。この花が咲くと、ここもそろそろ春が近づいてきているんだなと思う。でも、先週半ばに3日くらい続いた30度超の気温は、金曜日には少し下がり始め、昨日からお天気が崩れて最高気温が15度に届かないちょっと寒い日々になった。土曜日のブラジル日報には「熱波の後に寒冷前線=サンパウロ市は週末11度」という記事を掲載していた。予報だとこの低い気温は1週間くらい続くらしい。
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2023年8月28日(月) | ||||
次の写真は、日曜日にエドソンが作ってくれた夕飯。ちょっとトーストしたパオンジーニョに、挽き肉とニンニクとトマトとオリーブを混ぜて炒めたものをサンドウィッチにしていただいた。何だか朝食か昼食のような簡単な食事だったけれど、お昼に前の晩の残りのポークリブ(これもエドソンが作ってくれたもの)を食べたので、そんなにお腹がすいておらず、ちょうどいい感じの夕食になった。パオンジーニョは大きくて分厚いので、うちのオーブントースターでは何とかかつかつ2つトーストできるものの、大きさによってはパンの端が直接火に当たったりして、この写真のようにちょっと焦げてしまったりもする。
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2023年8月29日(火) | ||||
日曜日の夕飯を食べ始めると、ひろがエドソンの足元に座ってエドソンに注目しているので、写真を撮ろうとしたのだけれど、エドソンの方ばかりを注目して、私が呼びかけても振り向いてくれないので、エドソンとふたりで立ち上がると、彼も台所に移動して、しゃがんだエドソンの横にお座りしてくれたので、この写真を撮った。私たちの側にはいつもこうしてひろがいるのがここの日常。
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2023年8月30日(水) | ||||
今年生まれたガーニゼ(チャボ)のひなは大人と変わらないくらいにだいぶ大きくなってきた。当初、エドソンはメスじゃないかと言っていたけれど、体がだいぶ大きくなって、尻尾が伸びてきたので、どうやらオスではないかということになった。次の1枚目の写真に写っている4羽の、右側からお父さん、ひな、お母さん、そして、左端は別のメス。1枚目の写真では尻尾がうまく写らなかったので、もう1枚横向きのところを撮ってみた。メスなら左側の2羽のメスのように尻尾は短く丸い感じのはずなのに、ひなの尻尾は長く伸びているので、メスではないということがわかる。この小さな小屋の中でオスが2羽になると、喧嘩になるかもしれないからどうしようと、現在思案中。ちなみに、どちらの写真にも4羽しか写っていないのは、残りの1羽は左奥の箱に入って座っているから。この子はこのところ毎日ではないけれど、卵を生んではその卵を抱いている。また新しいひなが生まれると、それでなくても小さな小屋なので、混雑して困るので、卵が生みつけられていると、その卵は私たちがありがたくいただいている。
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2023年8月31日(木) | ||||
今月はお月様の写真で始まり、お月様の写真で終わるけれど、またまた火曜日の夕食後にエドソンがお月様の写真を撮ったので、今月の締めとしてその写真を掲載することにした。
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