Kyoko Yoshida Life in Brazil BLOG 

2022年11月1日(火)

一昨日の30日に行われたブラジル大統領の決戦投票で、現職のボウソナロが負けて、元大統領だった共産主義者のルーラが選出された。日本のニュースではボウソナロのことを右派と書いていたけれど、彼は共産主義者ではないのでルーラに比べれば右寄りと言えるかもしれないけれど、決して保守でも右派でもなく、あえて言えば、何でも自分の思い通りにやりたい利己主義者、ないしは、独裁主義者。まあどちらが大統領になっても地獄という状況だったのだけれど、ルーラかと思った。ルーラが最初に大統領になった時は、その前のカルドーゾ大統領がとてもいい大統領で多少の痛みを伴ったかもしれないけれど、数々の改革を行い良い政策を実行したため経済が上向いていて、ルーラはカルドーゾ大統領によって蒔かれた種の実りを享受することができたけれど、今回はそうは行かないのではないかと思う。それにルーラは77歳と高齢で咽頭ガンの手術をしていて声がガラガラで長くはしゃべれない。それが寛解したのかどうかも定かではない。そして、大統領選と同時にあった議会選挙では、右派政党が伸長したようなので、さてどうなるかというところ。これからの4年間でブラジル経済が低迷したり、社会が混迷したり、さらに左傾化しないことを切に願うばかり。次の地図はエドソンが見ていた選挙結果のサイトからコピーして送ってくれたもの。赤は大多数がルーラに投票した地域。青は大多数がボウソナロに投票した地域。グレーやピンクは両者が拮抗している地域。ふたりの得票差はわずか2%程度だったらしいので、ブラジルが二極化したことがよくわかる。

2022年11月2日(水)

安倍元総理が亡くなった後、北村晴男弁護士が安倍さんの国葬儀に反対する人たちに対する自分の意見を述べているものだったか、何かの動画を見たのをきっかけに、たまに彼の動画を見るようになった。この人の名前と顔は知っていたけれど、彼が出ていたテレビを見ていなかったので、どんな人かはまったく知らなかった。でも、彼の動画をいくつか見て、彼がとても真っ当で、真っ直ぐで、心のある、人間味のある弁護士さんだということがわかり、話していることの内容もとても分かり易いので、以来、時々彼の動画を見るようになった。そうしたら先日彼の動画に「アントニオ猪木さんご冥福をお祈りしています」という表題があるのを見て、この人プロレス好きでアントニオ猪木さんのファンだったのかな?と思い、何気なくその動画を見たのだけれど、その内容に驚いた。

アントニオ猪木さんが1990年のイラクのクウェート侵攻でイラクの人質になった日本人の人たちを外務省の反対を押し切って単身イラクに乗り込んで助けて日本に連れ帰ったというエピソードに触れていて、えっ?そんなことがあったの?と思った。イラクのクウェート侵攻に端を発した湾岸戦争当時、私のアメリカ大学時代の友人の弟がアメリカ海軍の横須賀基地勤務だったのだけれど湾岸に送られてしまったため、彼のことを心配したことと、イラクが外国人を「人間の盾」にしたことなどは記憶にあるのだけれど、日本人の人質を救い出す際トルコが1985年にイランから日本人を救い出すために飛行機を出してくれた時と同じように、この時も猪木さんたちのために飛行機を出してくれたことや、この猪木さんの活躍についてもまったく憶えていないと言うか知らなかった。その当時大きなニュースにならなかったのだろうか?例によって外務省とマスコミがそのことを隠して、あえて報道させなかったということなのだろうか?それとも単に私が記憶していないだけなのだろうか?まあとにかく、私は猪木さんのことは人気のあったプロレスラーで、後に国会議員になった人くらいの認識しかなかったけれど、そういう人間性の人だったのかと改めて思った。お亡くなりになってしまい今では遅きに失してはいるけれど、こういう人だったのかと知ることができて良かったと思った。この動画のサイトはこちらへ

2022年11月3日(木)

弁護士の北村春男氏が猪木さん追悼動画の中で触れていたイラクの人質になった日本人救出劇について、別動画でシリーズで話しておられるので、それらのサイトにリンクをはってみる。この救出劇の内容はノンフィクション作家の門田隆将氏の「日本、遥かなり(エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の歴史)」という本をもとに話しておられる。この著者の門田隆将氏のことはブラジルに来るまでは知らなかったけれど、福島原発事故のことを書いた「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」が、後に「Fukushima 50」という映画になる少し前くらいから、保守系のネットでよく見かけている人だった。とてもまともなことを言う人だなと思っていたのだけれど、こんなにすごいノンフィクションを次々に書いている人だったんだと、改めて彼のすごさを感じた。

[人間の盾1/6]イラクで日本人が人質に、人質たちの激動の128日間 第1話 「失われた平穏」は、こちらへ
[人間の盾2/6]第2話 「妻たちの決断」は、こちらへ
[人間の盾3/6]第3話 「ヒーロー参上」は、こちらへ
[人間の盾4/6]第4話 「無謀な脱出計画」は、こちらへ
[人間の盾5/6]第5話 「平和の祭典」は、こちらへ
[人間の盾6/6]最終話 「1つになる日本人」は、こちらへ

2022年11月4日(金)

広島の友人が、「近くの道端に渋柿が沢山なっているので、試しに採って干し柿作ってみました」とメールをくれた。以下の写真がその渋柿と干し柿。川岸や道端に植わっている木の実なのだけれど、弟嫁さんから「それらの実など勝手にとってもいいんですか?」とメールが来たのだそう。以前もよくないようなことを聞いたことがあったので、区役所に改めて聞いてみたところ、「聞かれると、市や県の所有物となるので、よくないと言わざるを得ない」と言われたのだそう。でも、それで何か商売をするわけではないのだから、そんなに固いことを言わなくてもと私は思ってしまう。

そして、次の写真は、彼女がお店で買った干し柿用の渋柿。「さすが農業プロで、吊るせるように枝が十字に残してあります。さっそく物干し竿に吊るしました」とメールにあった。私は子どもの頃苦手だった食べ物で、大人になってから食べられるようになったものがいくつかあるけれど、干し柿もそのひとつで、兄はおいしいと言って食べていたけれど、私はちょっと苦手だった。でも、昔あまり食べなかった納豆同様、今ならおいしいと感じて食べることができるのではと思う。

2022年11月5日(土)

干し柿の写真を送ってきてくれた友人が、宮島に散歩に行ったようで、長期に渡る補修工事のカバーが取れて美しい姿が現れた大鳥居の写真も送ってきてくれた。左の方にまだ手直しのために橋のようなものがあるので、まだ作業が完了していないのかもしれないけれど、鮮やかな朱色が美しく、惚れ惚れしますね。

さらに、次の写真は、宮島交流館の入口に展示してある世界一大きなしゃもじ。私もいつだったかは憶えていないけれど、大昔に宮島で買ったしゃもじを今も使っている。しゃもじの柄にあった宮島という字はとうの昔に消えてしまい、しゃもじの色も茶色っぽくなってしまっているけれど、しゃもじ自体は何の問題もなく使えている。

次の写真は、宮島の子鹿。「この子鹿、お母さんの御乳を飲みたくてなんども飲もうとしますが断られて、仕方なく落ち葉や草を食べ始めました。野生のままでいさせるために餌やりは禁止となってますが、いつもお腹すかせているようで、観光客の持ち物を噛じろうとします。紙が落ちてたら勿論たべてます。印刷物やビニール袋を食べてる時は、私必死で取り上げます。奈良の鹿は餌okなのに、深い訳はわかりませんが、宮島の鹿、なんか可愛そうです」とメールにあった。野性のままでいさせるために餌やりを禁止しても、紙やビニール袋を食べてしまっていては野性のままでいさせているわけでもないような・・・。こういう状態では島の人たちは畑を作ることもできないのでは?と、思ってしまう。

2022年11月6日(日)

広島の別の友人は、最近電気、ガス、水道の使用量を減らす省エネをしようと、いろいろな努力を始めたらしい。そして、ガスコンロの火を無駄なく使うにはどうしたらいいかと考え、週に1度小豆を煮てあんこを作る際、煮上がり完成する迄に50分前後ガスはつけっぱなしなので、以前朝友さんから聞いた鍋帽子を使ってみようと思ったのだそう。鍋帽子というのは広島友の会というところが考案したものだそうで、これを利用すると余熱で料理を仕上げて燃料を節約できるらしく、全国に広がり話題になったと聞いて、やってみることにしたらしい。アマゾンで購入するか自作するか考えていたら、広島友の会のバザーがあり鍋帽子を販売しているので行かないかと朝友さんから誘われて出かけて行って、買ったのが次の写真の鍋帽子。これを使うとあんこ作りにかかるガスの利用時間が50分から30分位に減るかもしれないと言っていた。この写真の鍋帽子、座布団のようにも見えるし、クッションのようにも見え、何だかかわいい。

2022年11月7日(月)

省エネがマイブームになっている友人は、以前は連休があると家にじっとしておられず、どこかに旅行に行きたいという衝動にかられていたけれど、今では仕事の休みの日には家でゆっくり休みたいと思うようになったそう。落ち着いたのか?年を取ってしまったのか?はたまた今の自分の置かれている環境のせいか?これは成長なのか?後退なのか?疲れているだけなのか?とにかく家でゆっくりしていたいという気持ちなのだとか。でも土曜日に朝友さんに誘われて広島友の会のバザーに行ったかと思うと、日曜日にはやはり朝友さんらに誘われて、午後からご近所の小学校の体育館で行われた神楽を見に行ったりと、結構活動的。いつも自宅にこもりっきりで、数ヶ月に1度くらい隣町に買い物に行くか行かないかの私と比べたら、雲泥の差。私も日本で暮らしていたら、あちこちいろいろ出かけて行くかもしれないけれど、ここでは出かけて行くところがまずない。日本のようにいろいろなおいしいものを食べさせてくれるお店もない。そして、ワンコや鶏などを飼っているから家を留守にすることがなかなか難しいので旅行なんて夢のまた夢。でもまあ、幸か不幸か年をとったからかそういう引きこもり生活で時々溜まるストレスも爆発しない程度にコントロールできていて、まあ何とかなっている。ただ、また日本に一時帰国したいなとか、小旅行がしたいなと思うことはある。次の写真は、その友人が見に行った安芸高田市の八千代神楽団のお神楽。演目は八岐大蛇(ヤマタノオロチ)と紅葉狩(モミジガリ)だったそう。団員の中には若い人たちもいて、大切な文化財がちゃんと継承されているのはすばらしい。そう言えば、私はお神楽を生で見たことあったかなあ~?

2022年11月8日(火)

9月の下旬から10月の上旬にかけて少し花をつけた陽光桜は、その後葉が出てきたので、今年はこれで終わりだねと思っていたら、また先日いくつか花をつけていたので、写真を撮ってみた。まだ成長段階だから一度に花を咲かせず、パラパラと花をつけるのだろうか?今年は例年になく気温が低いけれど、来月からは季節は夏に突入するという時期なのに花を咲かせるのかと驚いている。

この土曜日の朝7時頃、目は覚めていたのだけれど、暖かく気持ちのいい布団から出たくないなあと思いながらグズグズしていたら、家の東側の物置スペースで、ガタンゴトンと音がしたので、ひょっとしてパラナが来たのかな?と思った。起きて居間のカーテンを開けると、庭にパラナがいるのが見えた。入院手術から1ヶ月半は静養しなければいけないと聞いていたのに、1ヶ月ちょっとでもう手伝い仕事に戻って来て大丈夫なの?と思った。その日仕事だった彼の息子に車で送ってもらってやって来たのだそう。もうだいぶ良くなったから、今週からドナ・ベティのファゼンダでの仕事に戻ってもいいと医師から許可が下りたのだそう。その前にうちの仕事に戻って来るなんてパラナらしい。エドソンはくれぐれも無理をせず、ゆっくり休み休み仕事をするようにとパラナに伝えていた。でも、元気に戻って来てくれてとてもうれしい。

2022年11月9日(水)

我が家から離れに向かう道沿いに植えた小さな木がだいぶ育ってきているのだけれど、先日エドソンが3本植えた中の真ん中の木に青い花が咲き始めたと教えてくれたので写真を撮ってみた。1枚目は、その植えた3本の木を撮ったもの。2枚目は、青い花を咲かせている真ん中の木を撮ったもの。3枚目は、花がとても小さくて見えにくいので、もう少しアップでその花を撮ったもの。以前うちの手伝いに来てくれていたゼーは、自分は庭園作りの仕事をやってきたからとても詳しいんだと自慢していたけれど、その実、この木には青い花が咲くとエドソンが言うと、そんな花は咲かない。自分は見たこともないと言い張ったり、ジャカランダの木のメインの大きな枝を何故か切り落としてしまい、それから数年花が咲かなくなってしまったり、エドソンが苗木屋さんから買ってきて植えた木が結構大きくなった頃、何故かすっぱり切り倒してしまったりと、よくわけの分からないことをしてくれていたなと、この花を見ながらエドソンは思い出していた。

2022年11月10日(木)

コロナ禍で長い間英語のレッスンをお休みしていたので、以前からあったコピー用紙をレッスンを再開した後も使っていたのだけれど、それが先日とうとう底をついてしまった。それでメルカド・リブレで注文することができれば注文してほしいとエドソンに頼んだところ、すぐに注文してくれ、その翌日には配達されて届いた500枚入りのコピー用紙2パックが次の写真。SUZANOとあるのは、このコピー用紙を作っている製紙会社の名前で、ご近所のファゼンダのオーナーのドナ・ベティのご主人が始めて、現在は息子さんが経営している会社。コピー用紙はレッスンで使うテキストをコピーしたり、私が作った練習問題を印刷したりするのに必要なものなので、これがないとレッスンが成り立たない。パーディーニョの町にも文房具を扱っているようなお店があるのだけれど、これだけのために町まで行ってもらうのは面倒なので、ネットで買うことができればと思ったのだけれど、このネットでの買い物は、小売店での販売価格よりも少し値段が安いうえに、自宅まで配達してくれるので本当に助かる。

2022年11月11日(金)

家の西側の庭の外階段沿いに植えているサツキの向こう側に、ぼんぼりちょうちんのような花が咲く木が1本あり、毎年花を咲かせるのだけれど、いつも2つ3つ花を咲かせて、その花が終わってしばらくするとまた新しい花が2つ3つ咲くというのを繰り返すもののあまり元気がない状態が続いていた。今年も8月にやはり2つ3つ咲いたので写真を撮ってここに掲載した。その後も花が終わったかと思うと、またちらほら花をつけていたのだけれど、ここ最近、何だかたくさん葉が茂ってきて、元気を取り戻したようで、8つか9つの花を一度に咲かせているのでまた写真を撮ってみた。一度にこんなにたくさんの花が咲くのは珍しい、と言うか、初めてではないかな?

2022年11月12日(土)

次の写真は、ランドマークの木の横の坂道の上のサボテンを撮ったもの。ひとつ黄色い花が咲いている。他にも複数花芽が出ているので、しばらくするとこれらも花を咲かせるのだろうと思う。このサボテンのすぐ後ろにあるのは、ずいぶん前に、パラナに植えてもらったコロア・デ・クリスト(キリストの冠)という名前の、やはりサボテンの一種。そして、さらにその向こうには種類の異なるサボテンが赤い花を咲かせている。どちらのサボテンも植えた時はもっとずっと小さかったのだけれど、どんどん成長して、とても大きくなってきている。

2022年11月13日(日)

次の写真は、手伝いのパラナが持ってきてくれたみかん。緑色ですごく大きいので、「これ何?」とエドソンに聞くと「みかんらしい」という返事だった。食堂の棚の上の果物を入れるカゴに入れて写真を撮ってみた。マンゴーとふじりんごが一緒に写っているので、その大きさがわかるだろうか?パラナは入院、手術、療養の期間を経て、うちの手伝いに戻ってきてくれただけでもとてもありがたいのに、手土産なんて持ってこなくてもいいのにと思う。でも、彼はこんなふうによく私たちの知らない果物をお土産に持ってきてくれる。厚い皮を剥いて食べてみると、酸っぱくない夏みかんのような味だった。

2022年11月14日(月)

次の写真は、入り口ゲート(画面右側)に向かう道の両側が写るように撮ったもの。左側にとうもろこしと豆が育って大きくなっているのが見える。右側にはゴールデンマーガレットが花を咲かせているのが見える。2枚目の写真は、少し歩を進めて撮ったもの。3枚目の写真は、左側のとうもろこしと豆が育っているところをアップで撮ったもの。

2022年11月15日(火)

次の写真は、入り口ゲートの東側を撮ったもの。ずいぶん前にパラナが植えてくれたマンジォカ芋が芽を出し育ってきている。画面の一番右側の列はマンジォカの芽ではなく、豆の芽なのだけれど、近くで見るとまだ小さな芽なのに、もうすでに白い花が咲いていたのでびっくり。

2022年11月16日(水)

次の写真は、広島の友人が送ってきてくれた椎の実。「椎の実とその殻を紅葉した桜の葉の上に載せてみました」とあった。朝友さんの一人から椎の実が落ち始めたと聞いて、教えてもらった場所に拾いに行ったのだそう。椎の実は黒いひし形をしていると思っていたのだけれど、小型のドングリがたくさん落ちていたので、これが椎の実かと拾い集め、後で朝友さんに椎の実で間違いないことを確認してもらい、早速炒って食べたということだった。「沢山拾いましたが撮影をする前に炒って食べてしまい、写真にはかろうじて殻の中に一粒だけ写っています」とあった。味は先だって食べたドングリよりはかなり美味しく少しギンナンの味がしたそう。椎の実は縄文の時代から栗に次いで重要な食料だったようだけれど、近年はお祭りなどで出る屋台で炒った椎の実が販売されていることがあるかもしれないという程度で、あまり見かけないのではないだろうか?私自身、食べた記憶はない。

2022年11月17日(木)

次の写真は、離れから入り口ゲートに向かう小道沿いに植えた手前からサツキ、白いポインセチア、そして、スパティフィラム。サツキはずっと食堂の食卓の上に置いて、毎年花を咲かせてはいるものの、小さな鉢の中ではあまり元気がないので、エドソンが地植えにしたら元気を取り戻すかもしれないというので、ここに植えてみることにした。白いポインセチアは、庭の桜や糸杉の側の木が今年は病気になったようで葉がすべて落ちて枯れたようになり、きれいに花を咲かせなかった。その後パラナが枝を数本切って、鉢に差してくれていたものが根ついて葉を出し始めたので、ここに植えてみた。そして、スパティフィラムは家の中にあったものを3分割したうちの2つは家の中に持って入ったのだけれど、1つは家の中で置く場所がないので、ポインセチアの木の側に置いていたもの。地植えにして、ちゃんと育つかどうか少し不安ではあるけれど、鉢の中でも何とか枯れずに生きながらえていたので、思いきって地植えにしてみることにした。側の畝に見える緑の草はここに移植して育っている芝生。

次の写真は、離れの北側に植えた桜の苗木。ここには何回か桜の苗を植えているのだけれど、植えてしばらくすると、葉切りアリに葉を落とされて枯れてしまうというのを繰り返していた。それで前回の苗が枯れて以来ここに桜の苗を植えることを諦めていた。でも、庭の桜の木の側の何も植えていない長方形の鉢の中で自然に芽を出して、結構大きく育っていた桜をここに植え替えてみることにした。新しく元気な枝が出てくることを願って、長く垂れ下がっていた枝を切って短くしたので、小さな苗木に見える。2枚目の写真は、この桜の苗木を植えた場所と離れとの距離感を示すために撮ってみた。この桜が大きく育つと、夏の暑い時期、西日がこの離れの壁を直接焼かず、桜の木の影になることを願って、この位置に植えてみた。

2022年11月18日(金)

先日、外でゴソゴソと作業をしてから、家に戻ろうとしたら、玄関の前辺りでブ~ン、ブ~ンという大きな音がしたので、何となくセミかなと思い、音の方向を見てみると、玄関前の階段の上の軒下にセミが止まっていた。それで家にカメラを取りに戻って、次の写真を撮ってみた。セミの声は複数の種類の声があちこちから聞こえる環境ではあるけれど、目の前で見ることはとても珍しい。この写真を撮るまでここにいてくれたセミだったけれど、写真を撮った後は、またどこかへ飛んで行ってしまった。

2022年11月19日(土)

玄関先の外ベランダ横の小さな花壇に、以前は数本バラを植えていたのだけれど、それらがみんな枯れてしまって、今では数年前にエドソンが買ってきたバラが1本だけある。このバラの木は年に一度1つ2つ赤い花を咲かせるものの、鉢のままで地植えにはしていないので、木自体はあまり大きくならない。そして、10月頃から新しく芽が出てきていると思ったら、それがどんどん伸びて背が高くなり、1つ花のつぼみをつけていたのが、花開いたので写真を撮ってみた。この花壇は芝生に侵食されてしまっているので、このバラの木1本と、自然に咲き始めたゴールデンマーガレットがあるだけで、あまり花壇とは言えない状態だけれど、それらが咲いてくれるだけでも、まあいいかと思っている。

2022年11月20日(日)

次の写真は、庭の桜の木に置かれた植物。以前森の手前に作っていたミツバチのジャタイの巣棚のところに置いていたものを、手伝いのパラナが庭の桜の木のところに移動させてくれたもの。この桜の木の足元には枯木に植えたランも複数あって、なかなか賑やかになってきていい感じになっている。2枚目の写真は、木の反対側から撮ったもの。この植物はワックスでできたような不思議な感じの花を咲かせるのだけれど、下を向いて咲くので、よく見ないと咲いているのかどうか判然としない。つまり、あまり派手な花ではない。でも、きれい。3枚目の写真は、この時ひとつだけ咲いていた花を下から覗くようにして撮ったもの。

2022年11月21日(月)

次の写真は、家の南側のガレージを撮ったもの。 ガレージの前にあるのはエドソン手作りの衛星通信用のアンテナ。ここ数日このアンテナが出ていて、毎日衛星の通過する方向に向きが変わるものの、お天気がいいからなのか、ずっとここに出しっぱなしで、エドソンが何度も出たり入ったりしているのが見える。ガレージにはしごが立てかけられているのは、ガレージの上にある異なるタイプの複数の衛星通信用のアンテナをあれこれするために、エドソンがガレージの屋根に上がるので立てかけられている。エドソンは去年一杯でパーディーニョのパウロの会社との関係を完全に切って、今年からサンパウロの東にあるサン・ジョゼ・ドス・カンポスという町にあるITA(航空宇宙技術研究所)の衛星通信プロジェクトの仕事を在宅でしているのだけれど、最近、ITASAT(ITAが作った衛星)を乗せたロケットがNASAから打ち上げられたので、そのロケットとITASATをモニターするために、このポータブルの可動式のアンテナを出しているらしい。

2022年11月22日(火)

次の写真は、つい先日エドソンがネットで購入したサンダル。何年も前にエドソンのお母さんがお土産で持ってきてくれた同じようなサンダルを家の中でスリッパとして履いていたのだけれど、何年も使っていたら、サンダルの底が割れてしまい、いつ履けなくなるかという状態になっていた。それで接着剤を使って騙し騙し使っていたのだけれど、履けなくなってしまう前に新しいものを見つけたので買ったようだった。そして、古いものはまだ何とか使えるので、下の事務所で使っていたスリッパもだいぶ古くなってきていたので、下で使うことになった。このサンダル、今まで使っていたものよりも丈夫そうで、履き心地もいいようなので、良かったと思った。

2022年11月23日(水)

月曜日の昼食後のお散歩からランドマークの木のところまで戻ってくると、エドソンがあそこに鳥の巣があるよと言うので、指差す方向を見ると、ランドマークの木の左側のクリスマスツリーの上の方に何やら巣のような物が見えた。それで、ひろを家の中に入れた後カメラを持って出て撮ったのが次の写真。1枚目の写真は、この木のある位置関係を示すために撮ったもの。画面右側にランドマークの木があり、画面左側に桜の木がある。そして、画面中央に手前から桜の木、クリスマスツリー、ヒメシマダケと重なり合って写っている。クリスマスツリーの真ん中の幹の上の方に少し茶色っぽいものが見えるだろうか?この茶色っぽいものをアップで撮ったのが2枚目の写真。高い場所にあるので、巣の中は見えないけれど、何だか色々な材料を運んできて作っていることがわかる。エドソンは、黄色い小鳥がこの巣を出入りしているのを見かけたと言っていたので、ここで時々見かけるカナリアの巣なのかな?と思った。

2022年11月24日(木)

月曜日の午後3時を回った頃、遠くで雷の音が聞こえたので、雨雲が近づいているのかな?と、いつも見ている気象レーダーサイトで確認してみると、西から雷を伴って激しい雨を降らせている雨雲が近づいていた。この雨雲がそのまま東に移動すれば、ここにも激しい雨が降ること間違いなしという状況だった。そして徐々に西の空が暗くなって来たのものの、雷の音は聞こえなくなった。同じ頃、エドソンが丘の上に登って激しい雨が降っている西の空を写真に撮ってきてきてくれた。画面中央奥で激しい雨が降っているのが見える。その後、この雨雲は東に移動してこず、南東に移動して行きながら、徐々に消えて行ったので、結局ここに雨が降ることはなかった。

2022年11月25日(金)

昨日は月曜日に撮った雨雲の写真を掲載したけれど、水曜日の午後は、激しいひょうが降った。雨だけでなくひょうが降り出すと屋根瓦を打つすごい音がするので、すぐにそれをわかる。雷が鳴り出すと、ここに落ちないでほしいととても不安になるけれど、ひょうが屋根瓦を打つ激しい音でも何だか不安になる。それで、ひょうと雨の様子を見ながら、家の中をうろうろして、あちこちの窓から外の様子を観察しながら写真を撮ってみた。ひろもひょうが屋根瓦に打ち付ける異様な音が不安だったようで、私がうろうろしている間、ずっと私のあとをついて回っていた。次の写真は、居間の北側の窓から家の前の芝生と車寄せのコンクリートの上に積もりつつあるひょうを撮ったもの。

次の写真は、食堂の西側の窓から外階段沿いのサツキの向こう側の地面がひょうで白くなっているのを撮ったもの。

次の写真は、家の東側の窓から外を撮ったもの。草に積もったひょうと、ひょうが降っているのが何となくわかる写真になった。

ひょうを伴う雨は30分余りで止んだのだけれど、ひょうの雨が収まる前に、最後にピカッと稲光がして2~3秒後にうちの南側でドカンと大きな雷が落ちて、ようやく収まってくれた。その後少し日差しが出たので、外に出て、家の北側の芝生の上に積もったひょうを撮ったのが次の写真。ここは一年に何回かこんな風にひょうが降る。最後の〆の雷がうちに落ちなくて良かった。やれやれ。

2022年11月26日(土)

23日に行われたサッカーワールドカップの日本対ドイツ戦で日本が勝ったため、ブラジルでも驚きと共に盛り上がっていて、ブラジルの邦字紙のブラジル日報も24日からそのことに関するさまざまな記事を掲載している。例えば、25日付けの記事のひとつに、「W杯ドイツ戦=日本代表はアニメヒーロー軍団?!=ネットでブラジル人が大盛り上がり」というブラジル人の反応を示すちょっとおもしろい記事があったので、以下にリンクをはってみた。この記事のサイトは、こちらへ

次の写真は、朝食後に食堂の西側の窓の下で日向ぼっこをしているひろを撮ったもの。今の時期、太陽がぐんと南に傾くので、南側の窓から朝日が食堂の奥まで差し込むため、ここでちょうど日向ぼっこができるようになる。以前は、はるとふたりでくっついて、ここで仲良く日向ぼっこをしていたひろだけれど、今はひとりぼっちで寂しいね。はるがいないと寂しいなあ~なんて思っているのかなあ?

2022年11月27日(日)

数年前に母の様子を見にひとりで日本に一時帰国した際に、実家のご近所にある洋品店のようなところで、エドソン用に足先が隠れていて靴のように見えるけれど、かがとの部分がないのでスリップオンで楽に履けるつっかけのようなものを買って帰った。エドソンもそれを気に入りずっと使っていたのだけれど、最近だいぶ傷んできて、穴が開き始めたりしているので、新しいものを買ったらと勧めていた。そうしたら、やはりネットで探して良さそうなものがあったから買うことにしたと言い、私にも同じものを買ってくれた。その商品が届いたので、次の写真を撮ってみた。コーヒー色と茶色の色違い。普通の靴のように見えるけれど、かかとの部分はなく、スリップオンで履けるので、つっかけのように履けるタイプ。こんな風に足先が隠れていると、土の上を歩き回っても足先が汚れないので、こういうタイプはとても助かる。エドソンと私の靴のサイズは同じなのだけれど、男物のサイズと女物のサイズでは基本の靴型が異なるようで、履いてみると私にはちょっと大きかった。でも、大は小を兼ねるので、まあいいか。

2022年11月28日(月)

以前9月頃だったか、ブラジルではもうほとんどマスクをつけている人を見かけなくなったと書いたけれど、またぞろ感染者数の増加に伴い、入院患者数が増えたとかで、国家衛生監督庁が25日以降の空港や航空機内でのマスク着用を義務化したというニュースがあった。と思ったら、さらに、サンパウロ州が26日以降の公共交通機関でのマスク着用を再義務化したというニュースもあった。この件に関して、11月26日付けブラジル日報の「サンパウロ州交通機関でマスク着用再義務化=入院者数の急増で」という記事にリンクをはってみた。この記事のサイトは、こちらへ

何週間か前に、エドソンがお隣のウィリアムのところからもらってきたお料理用のバナナがだいぶ熟れてきたから、焼きバナナを作ってほしいと言うので、先週は3度も焼きバナナを作った。もらって来た時は緑色だった大きな一房のバナナがほぼ一斉に熟れてきたので、無駄にしないためにはせっせと焼きバナナを作るしかなく、何度も作ることになってしまった。次の写真は、作っている過程の焼きバナナ。右側はフライパンで焼き始めたバナナで、左側は焼いて、容器に移してお砂糖とシナモンをふりかけたバナナ。毎日夕飯のデザートとして少しずつ食べている。そして、バナナはまだまだあるので、残りはすべて皮つきのまま冷蔵庫に入れて保存し、今週もまた数回焼きバナナを作る予定。

2022年11月29日(火)

最近、何を思ってか時々昔の写真をメールに添付して送ってきてくれるアメリカの友人(ワシントンDC在住)が、先日また以下の写真を送って来てくれた。これはボストンとケンブリッジ以西を結ぶ地下鉄レッドラインのKendall Square駅の何ということはない写真。サテライフがケンブリッジとボストンを隔てるチャールズ河のボストン側に引越しをするまでの数年間、私は毎日この駅で地下鉄を乗り下りしていたなあと思いながら、この写真を見た。この駅はMITがある駅で、IPPNWとサテライフのオフィスはこの駅から北へ徒歩10分くらいのところにあった。この写真を送ってきてくれた友人は、当時ハーバード大学すぐ側のワンルームのアパートで暮らしていた。私が暮らしていたアパートは、ハーバード大学本部のあるハーバード・スクエア駅からバスで10分くらいのところにあったので、バスと地下鉄を乗り継いで通勤していた。彼とはハーバード・スクエア駅まで一緒なので、夕方連れ立って帰宅したこともよくあったなあ。

2022年11月30日(水)

うちの西側の桜の木がある庭に、くちなしの花の木が3本ある。毎年11月になると少し花を咲かせるのに、今年はもうすぐ12月になるというのに、花が咲かないなあと思っていたら、この日曜日にひとつだけ花が咲いたので写真を撮った。この花を咲かせた木は、いつも一番先に花を咲かせる3本のうちの真ん中の木。側に行ってみると、他にもいくつかつぼみがついていたので、これからぼちぼち咲き出すようだ。この写真を撮った翌日にはもうひとつ花が開花していた。もうそろそろ夏なのだけれど、比較的気温が低めだから今年は例年よりも花が遅れたのかな?と思いながら、花が増えるのを楽しみにしている。



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