Kyoko Yoshida Life in Brazil BLOG 

2022年7月1日(金)

香山文庫の書籍を書棚から下ろして、ホコリや汚れを取るという作業を手伝いに来てくれたエリアニにしてもらったことは以前書いた。その後、書籍の順番がぐちゃぐちゃになってしまった書籍の山と格闘しながら、印刷した書籍リストと照らし合わせて、少しずつ書籍を順番に書棚に戻し、早稲田大学に寄贈するものを選別する作業を毎日1~2時間くらいずつやっている。次の写真は、上の棚の左から順に書籍を戻していっているところ。先週土曜日の午後、作業を再開する前に撮ったもの。この時点で書棚の左上の三段目の途中まで本が戻っている。右側の下二段の一番下はポルトガル語の書籍で、下から二段目はブラジル以外の国の移民関連の書籍なので、このふたつの段は、一段ごと分けて作業してもらったため、本の順番はぐちゃぐちゃだけれど、グループ分けはできていたため、そのまま書棚に戻すことができたもの。そしてこれらは早大には送らない予定の書籍。その他棚のあちこちにある本は、探しやすいように目が届くようにあちこちに置いているもの。

次の写真は、書棚の写真を撮った後、セミナールームの床にまだ積み上がっている書籍を撮ったもの。まだまだたくさん積み上がっているけれど、これでもだいぶ減ってきている。

次の写真は、早大に送るために選別したものを、やはりセミナールームのテーブルの下の床に集めているところ。書籍をすべて書棚に戻し、本の選別が終わると、今度は箱詰めということになるのだけれど、それまでにはまだまだかかりそう。昨日現在で約3分の2の書籍を棚に戻すことができた程度なので、先はまだ長い。

2022年7月2日(土)

6月29日付けのブラジル日報の記事で、日本からの郵便が止まっていることに関する記事があったので、その「【記者コラム】そろそろ日本からの郵便復旧を=隣国には航空郵便が届くのに!?」という記事にリンクをはってみる。この記事のサイトはこちらへ。いつも卓上カレンダーや彼女の新刊本などを送ってくれる広島の友人が、コロナ禍になって以来ブラジルへの郵便が止まっているので、郵便局で何故ブラジルへの郵便が止まっているのかと聞いてみたら、ブラジルが止めているからという返答だったそうなのだけれど、それは真っ赤な嘘!郵便を止めているのは日本側の都合で、ブラジル側の都合ではない。ブラジルには北米やヨーロッパや中国からでさえ郵便が届いている。この記事の中の表を見ると、南米のほとんどの国への郵便が止まっている中、アルゼンチン向けには航空便が送れるのは何故だろう?それにブラジル向けには船便の小包だけは受け付けているのに、航空便のあるアルゼンチン向けには船便の小包の受付をしていないというのも何とも理解に苦しむ。日本郵政は嘘をつかずに、ちゃんと説明するべきなのではないだろうか?と言うか、在伯の総領事館からもまったく何も説明がないのは何故だろう?ブラジル日報には総領事館の見解をぜひとも問い質してほしいと思う。

2022年7月3日(日)

先週、エドソンはLABRE(ブラジルアマチュア無線協会)の依頼でブラジリアのANATEL本部での会議に出なくてはならなかったため、28日(火)早朝から30日(木)の午後6時半までの丸3日間家を留守にしていた。ANATELというのは、アメリカで言えばFCC、日本で言えば総務省と同じように無線や通信分野などを管轄する政府機関。エドソンはLABREの中でテクニカル・コンサルタントとして、いくつかのグループを担当していて、ANATELとはもう何年もアマチュア無線の規則の改正など様々な件でオンラインのミーティングをやっているのは聞いていたけれど、今回はどうしてもLABREの会長と副会長と一緒に、直接ANATELとの会議に出ることになったようだった。ここからブラジリアに行くためには、まず、2時間ほど車を運転してカンピーナスの空港近くの駐車場に行き車を預けて、そこから駐車場が運行しているバスで空港に行き、飛行機でブラジリアまで1時間45分くらいのフライトなので、結構大変。でも、LABRE内でエドソンは重要な役割を担っているし、 IARU(国際アマチュア無線連合)の衛星通信周波数調整グループにも関わっている専門家なので、どうしても彼の存在は欠かせないのだから仕方がない。コロナ禍以来、こんな風に出張をすることはなかったので、ブラジリア往復のための長時間の移動や、1日半に渡る長時間の会議、会議、会議で、ずいぶん疲れて帰宅したけれど、まずは無事に帰宅できて良かったと、私は胸を撫で下ろした。次の写真は、1枚目は29日の夕食で行ったレストランで撮ったものだそうで、左側の人が副会長のベトさん、真ん中の白髪の人が会長のマーコニさんだそう。2枚目の写真は30日のお昼、空港に向かう前にブラジリア在のアマチュア無線仲間のグスターボの誘いで参加した陸軍基地でのイベントで撮ったものだそう。

2022年7月4日(月)

今年は5月の中旬に例年になく早々と南極おろしが襲来したため、桜の体内時計が早まったのか、例年なら桜がチラホラ咲き始めるのは6月の下旬から7月の上旬なのに、今年は6月の上旬にはすでに花が咲き始めたため驚いた。そして、6月は比較的暖かな日々が多かったからなのかゆっくりゆっくり開花して、この土曜日に家の西側や家の前の庭の桜がほぼ満開になったので、写真を撮ってみた。1枚目の写真は、家の西側の庭の桜。桜の木々の手前にあるのはマナカ。背景が桜のピンク色なので、マナカの存在がよく見えなくなっている。2枚目は家の前の庭の桜。この日は土曜日だったので、庭のテーブルには手伝いのパラナたちの荷物が置かれている。桜が満開になるとその花の蜜を求めてたくさんの蜂たちが花に群がって飛ぶので、外に出ると、その蜂たちが飛んでいるブンブンという音がすごい。

2022年7月5日(火)

次の写真も、同じく土曜日に撮ったもの。1枚目は家の南側の三角地帯へ下りて行く西側の入り口にある桜。2枚目は家の北側の防風林の並木のさらに北側のエリアの桜。

ここ2週間ほど顔を見せていなかったジョゼ・ハファエウが、日曜日の午後、ガールフレンドのエリアンドラという女の子を連れてやってきた。しばらく居間のソファーに座っておしゃべりをしてから、カウンターテーブルに移動して、ジョゼ・ハファエウが持ってきてくれたワインをみんなでいただいた。おつまみはドリトースと、ナッツのアソート。ジョゼ・ハファエウはボトゥカトゥにあるUNESP(サンパウロ州立大学)農学部の博士課程で学んでいるのだけれど、エリアンドラは医学部の博士課程の学生さんで、生物医学を研究していると言っていた。とてもインテリなのだけれど、これまで私たちが出会ったブラジル人女性の中では一番と言っていいほど気立てのいい人だったので、おしゃべりをしていてとても楽しかった。ちなみに彼女は英語も話すことができるので、メインはポルトガル語だったけれど、英語でも少し話すことができた。

2022年7月6日(水)

次の1枚目の写真は、家の西側の道沿いのユーカリの並木の前の桜並木を撮ったもの。2枚目の写真は、防風林の並木の一番上の桜を撮ったもの。左から2本目と3本目の桜の間の足元にモビとはるのお墓があるのだけれど、ちょっと見えにくいかな?そして、画面の右側には、防風林の北側の桜が見える。今、うちの敷地内はたくさんの桜でピンクに染まっている。毎週土曜日に来てくれる手伝いのパラナは、平日はドナ・ベティのファゼンダで仕事をしているのだけれど、ドナ・ベティのところの桜はうちほど盛大には咲き誇っていないと言っていた。ブラジルでの桜の寿命は20年くらいと聞いているので、おそらくドナ・ベティのところの桜はうちの桜たちよりも古いので、以前のような元気はなくなってきているのかもしれない。

2022年7月7日(木)

次の1枚目の写真は、入り口ゲートの両脇で咲く桜。入り口ゲートの向こう側の桜は、こちら側の桜よりも大きくて元気。こちら側の桜の手前にある裸の大きな木は、パイネイラの木。この木は今年初めて少し花を咲かせてくれた。その後、葉を落として裸になっている。その手前の小さな緑の木々は、グァンドゥ豆の木。2枚目の写真は、家の東側の小さな庭の真ん中に1本だけある桜。

2022年7月8日(金)

広島の友人が「ひろしまの満月」という新刊本を出版し、その本のことが新聞で紹介されたので、その新聞記事の写真を送ってきてくれた。コロナ禍で自粛となってからそれまでのように外で活動ができなくなった分、オンラインで積極的にミーティングに参加したり、外に出られるようになった頃からはあちこちで子供の読書などに関する講演会を行ったり、それと同時に本も次々に書いて出版してと、大活躍ですごいエネルギーだなと思う。日々引きこもって何となくぼんやりと過ごしている私とは大違いだ。でも、こんな友人が身近にいてくれることはとても刺激的でありがたいとつくづく思う。

2022年7月9日(土)

木曜日の夜、夕飯がほぼ終わった頃、突然電気が消えて真っ暗になった。幸い30分あまりして電気が戻ったのでやれやれと思い、抜いていたコンセントを入れてコンピュータのスイッチを入れようとしたのだけれどノー・ブレークが作動しない。30分置きくらいに3度繰り返したのだけれど、やはりダメなので、翌朝エドソンに見てもらったところ電池切れしたのか、中を見てみないとわからないということで、取りあえずノー・ブレークを通さず、コンピュータを直接コンセントにつなげて使えるようにしてくれた。朝食後、エドソンが外出する前にコンピュータをチェックしておこうと、開いてみると、安倍元首相が亡くなったという衝撃的なニュースがあり、一瞬何のことだか理解できなかった。それで、記事を見ると、奈良市での参院選の応援演説中に銃撃され、救急搬送されたものの、亡くなられたということがわかった。そして、この大変な時代に日本にとってとても大事な人を失ってしまい、これから日本はどうなってしまうのだろうと思い、その損失の大きさにただただ呆然とした。政治家の訃報を聞いて涙した経験などこれまで一度もないけれど、今回はその喪失感の大きさに朝食後の皿洗いをしながら涙が溢れてきてしまった。その後、複数のYoutubeサイトを見てみたのだけれど、中にはSPは何をしていた。警備が甘すぎだろうという人もいた。それもあるかもしれないけれど、私はメディアの責任を問いたい。何故かと言うと、ただ安倍嫌いということで、「アベガー」「アベガー」と執拗に安倍氏を叩いて、印象操作をしてヘイト感情を煽っていたメディアにも責任があり、その結果が今回の事件につながったのではないかと思ったのだ。犯行動機はまだわかっていないけれど、安倍氏を狙ったこの犯人の意識にメディアの報道が影響した可能性は大いにあるのではないだろうか?ネット上での誹謗中傷を問題にするならメディアの事実に基づかない反安倍報道は誹謗中傷に当たらないのか?自らに問うてほしい。このニュースに関連した報道で何をここに貼り付けようかと思ったのだけれど、WiLL増刊号の短い画像を張り付けてみることにした。この[感謝]安倍総理、ありがとうございました[WiLL増刊号]の動画サイトはこちらへ

2022年7月10日(日)

次の写真は、台所の流しの前から見える景色。左側のガレージの側から右に向かってセドリーニョの並木があるのだけれど、そのセドリーニョの間で桜が1本芽を出して、ゆっくり育っていて、かなり大きくなっている。でも、まだ一度も花を咲かせたことがないなあと思っていた。すると先日、エドソンが外出する際、ガレージの扉の開け閉めを手伝った際、ふと見るといくつか花が咲いていることに気づいたので、2枚目の写真を撮ってみた。この桜の木はほとんど落葉しておらず、花は下の方の枝や木の中心部の枝にほんの少し咲いている。もう少しでこの花に気づかず見過ごすところだった。

いつも見ているYoutubeの「とっさんTV」が、この土曜日に「安倍元首相が完封 このレガシーを守る」という話をしていて、安倍さんの残してくれた功績を一部分ではあるけれど、よくぞこんなに分かり易く説明してくれたと思ったので、そのサイトにリンクをはってみる。この動画サイトはこちらへ。とっさんはいつもいい仕事をするなあ~。感謝!

2022年7月11日(月)

7月2日の土曜日から高校生のマテウスの英語のレッスンを再開した。でも、先々週は、火、水、木の3日間、エドソンがブラジリア出張で忙しく、ついうっかりいつから再開することで合意したかを私に伝えるのを忘れていて、土曜日の午後マテウスが玄関前にやってきて、「ああごめん、忘れてた」と言うので、びっくり。レッスンの準備をしていなかったので、2年数ヶ月ぶりの再会だったこともあり、いろいろ積もる話をフリートークでして、その後レッスンで使おうと思って出しておいたノーマン・ロックウェルの画集を使って、絵を見て話せることを自由に話してもらって、会話を広げるということをした。この2年数ヶ月の間英語を話す機会があまりなかったから話せなくなったと本人は言っていたけれど、とんでもない。前よりも話せるようになっていた。コロナ禍で学校に行けなくなり、自宅でオンライン授業を受ける傍ら、自分でネットでコンピュータ・プログラミングのコースを取ったりと、結構頑張っていたようで、英語も私が紹介したネットの動画などを見て勉強していたんだなということが感じられた。さすが優秀なマテウス君だけある。そして、高校卒業後は医学部に行って外科医になると言っていたけれど、コロナ禍で自粛中にプログラミングのコースを取ったりしたことで、コンピュータに関心を持つようになったので、コンピュータサイエンスかコンピュータエンジニアリングに専攻を変えることにしたのだけれど、その違いがいまいちわからないというので、それならコンピュータの専門家であるエドソンと話をしなさいと言って、この土曜日のレッスンの後、彼のお父さんも交えていろいろエドソンと話をしてもらった。その際、撮ったのが、次の3人の写真。マテウスは以前から背が高かったけれど、コロナ禍で会わなかった間にさらに身長が伸びて、今では180センチだそうで、3人の中で一番背が高い。

2022年7月12日(火)

以下の写真は、広島の友人が送ってきてくれた「ネジバナ」という草花。これまた私は初めて聞き、見る植物。この花は彼女が毎朝参加しているラジオ体操をする公園の下隣りの「うめのき公園」でボウボウに伸びた雑草の中で咲いていたのだそう。雑草の一種だそうだけれど、緑色の雑草に混じってピンク色が目立っていたという。螺旋状にねじれて咲くからネジバナなのか、おもしろいネーミング。この花の名前を教えてくれた彼女の朝友さんが、確か万葉集にも歌われていたというので、ググってみてみつけたのが、以下のよみびとしらずの歌だそう。

「芝付(しばつき)の 御宇良埼(みうらさき)なる 根都古(ねつこ)草 逢ひ見ずあらば 吾(あれ)恋ひめやも」

『意味は「芝付の御宇良埼に生えるねつこ草のように もし(あなたと)逢うことがなかったら 私はこんなに(あなたを)恋しく思っただろうか」とのことで、ねつこ草が捩花「ネジバナ」だとか。他にネジレバナ、ネジリバナ等とも呼ばれているとのこと。よみびとしらずということは、万葉集が編纂されたと言われているのが奈良から平安時代との事なので、この歌は既に飛鳥時代から歌い続けられていたのかもしれません。そんな遠い昔の人々もこの小さな花をいとおしいと思っていたのだなーと想像すると、意識の時間が一気に1300年位まで遡ったようでゆったりした気分になりました。さらに、英名ではLady’sTresses, Screw flower と呼ばれるらしく、英国の草原にもこの小さな花は咲き慈しまれていたのかと風景を想像すると、これまた意識の空間が一気にヨーロッパまで広がりました』ひとつの草花を見て、想像力豊かに1300年も時代を遡ってみたり、ヨーロッパに意識が飛んでみたり、愛おしいと思える感性を楽しめるのは、なかなかいいなあ。

2022年7月13日(水)

先日、「とっさんTV」のとっさんがシャングリラ対話での安倍氏の基調講演を引用しながら、安倍氏の外交における大きな貢献を紹介しているビデオにリンクをはったけれど、今日は、「高橋洋一チャンネル」で高橋洋一氏が「安倍元総理の功績 経済政策編」と題して、安倍氏がいかに金融政策を理解していて、歴代政権の中で一番雇用を増やすという経済政策を実現したことなどを話していたので、そのサイトにリンクをはってみる。この動画サイトはこちらへ

2022年7月14日(木)

昨日に続き、今日も「高橋洋一チャンネル」でやっていた「安倍元総理の外交の功績」というサイトにリンクをはってみる。この動画サイトはこちらへ

それともうひとつ。令和3年度近畿大学卒業式で、安倍さんが行った「大切なことは失敗から立ち上がること」というスピーチにもリンクをはってみる。この動画サイトはこちらへ

2022年7月15日(金)

庭の糸杉の側にある大きな白いポインセチアの木は虫がついたのか、何故だか理由はわからないのだけれど、5月に花を咲かせる前に次々に葉が茶色く変色して落ちてしまった。でも、その後わずかに花を咲かせたので、完全に枯れてしまったわけではないようだと思っていた。そうしたら最近、木の足元辺りの幹から直接花芽が出て、花を咲かせていることに気づき、びっくり。それが1枚目の写真。その横では、いつだったか鉢植えの赤いポインセチアの花が終わってから、ここに地植えした木が枯れそうで枯れず、何とか息をつないでいて、「私もここに居ますよ」というように、今小さな赤い葉をつけて咲いている。それが2枚目の写真。これらの木の周りの地面のピンク色は桜の花。月曜日と火曜日の2日間、とても強い風が吹き荒れたので、結構な量の花が落ちて、地面をピンクに染めている。そして、桜の木は芽吹いた緑の若葉とまだ枝に少し残っている桜のピンクが入り混じった状態になっている。幸い、あっと言う間にすべての花が散ってしまったわけではないので、まだ桜の余韻を楽しんでいる。

2022年7月16日(土)

桜の花がだいぶ散ってしまい、残っている花よりも新しく芽吹いた葉の方が優勢になってきている。次の写真は、家の西側の庭の桜とその手前にあるマナカを撮ったもの。マナカは桜が咲く前から咲いていて、桜がだいぶ散ってしまった今も元気に咲いている。とても息の長い花だ。

次の写真は、この西側の庭の手前の外階段沿いのサツキを撮ったもの。一番下のピンクのサツキが元気に咲いている。他の3種類のサツキはまだほんの少し花を咲かせている程度。一番下のピンクのサツキが一番大きく元気で、例年一番早く咲いて満開になる。2枚目の写真は、その満開のピンクのサツキをアップで撮ったもの。

2022年7月17日(日)

次の写真は、私たちが東京で暮らし始めて間もない頃、出張で東京に来たアメリカ人の友人がうちに遊びに来てくれた際、彼が撮った写真。でも、何故こんな写真を撮ったのかまったく記憶にない。この友人は冗談が好きな人なので、何かの冗談からこんな恰好で写真を撮ることになったのだろうと思う。そして、友人は何を思ったのか、最近彼のアルバムの中にあったこの写真を見て、さらにその写真に撮って、「nice photo」と言って送ってきてくれたもの。昔のアルバムを見ながら物思いにでもふけっていたのだろうか?もう20年以上も前に撮られた写真なので、ふたりともずいぶん若い!誰?この人たち?という感じだ。

2022年7月18日(月)

昨日のお昼は久しぶりに外食をした。はるが亡くなってから初めての外出となり、ひろには申し訳ないけれど、ひとりでシュハスコ小屋のお留守番スペースでお留守番をしてもらった。出かけて行ったのはボトゥカトゥの「キガ」という日本食レストラン。「キガ」とカタカナで書かれていても漢字の表記はないので、どういう意味なのかはわからない。でも、音的に「飢餓」を連想して、あまりいいネーミングではないなと思った。エドソンはお刺身やお寿司は食べられないけれど、このレストランでは天ぷらなど他の献立もあるからということで行ってみた。アラカルトのメニューには焼きそば、チキンカツ、生姜焼き、鉄板焼きやグリルした魚料理などいろいろあったのだけれど、ふたりともあまりお腹が空いていなかったり、何が食べたいとかあまり深く考えることなく、一皿をふたりで分けて食べようと思い、ご飯やお味噌汁は頼まず、天ぷらだけを頼んでみた。1枚目の写真は、このお店のメニューの一部。2枚目の写真は、私たちが頼んだ野菜とエビの天ぷらの盛り合わせ。でも、ついてきたタレが普通日本で馴染みのあるめんつゆにショウガが入ったようなさっぱり味ではなく、甘くとろっとしたものだったので、食べきれず3分の1以上残してしまった。それでも食後はやはりちょっと胃がもたれる感じで、このメニューを選んだのは失敗だったなと思った。せっかく久しぶりの外食だったのに、ハズレてしまいがっかり。また行く機会があったら、今度はお寿司を食べてみようかなと思った。

2022年7月19日(火)

10日ほど前だったか、お隣のウィリアムから、卸売市場に卸せない商品にならないアテモヤがあるんだけれど、いらないかと言われたからと言って、エドソンがアテモヤを20個あまりもらってきた。最初の数日は熟すのを待って、柔らかくなった物から食べていたのだけれど、しばらくするとすべてが一斉に柔らかくなってきてしまって、このままだと熟しすぎになるから、朝食で食べるための大きめのものだけを冷蔵庫に入れて、他の小粒だったり傷がついているものは、実を取って、レモンの絞り汁と水を混ぜて、アテモヤのジュースを作った。1枚目の写真は、冷蔵庫に入れたアテモヤ。2枚目は、出来上がったアテモヤのジュース。アテモヤは甘い果物なので、お砂糖を入れなくても十分甘いジュースができた。

2022年7月20日(水)

私はパンにクリームチーズを塗って食べるのが好き。先日の朝食で、クリームチーズを使い切ったので、流しで食器を洗い始める際、その容器を床に下ろして、ひろに舐めさせてあげた。ひろは大喜びで右前足を上手に使って容器が動かないようにして、容器の中をペロペロ。ひろが舐めた後はまるで洗ったみたいに容器がきれいになる。はるがいた頃は、ひろが独り占めにして舐めつづけ、はるが舐めることができないので、一度容器を取り上げてはるに少し舐めさせてあげていた。はるが舐めている間、ひろは文句を言わずに待つことができるのだけれど、自分が舐めている時は、はるも舐められるようになどという気遣いはなかったなあなどと、はるのことを思い出しながら、ひろが容器を舐めているのを眺めた。次の写真は、冷蔵庫の前でクリームチーズの容器を舐めているひろ。

2022年7月21日(木)

香山文庫の書籍の整理と選別は何とか終わった。エドソンに箱とテープを注文してと前々から何度も頼んでいるのだけれど、自分の仕事が忙しくてなかなか私のことまで手が回らない感じで、私の作業はしばらく止まってしまっている。箱とテープを注文しくれ、それらが届けば、作業も最終段階に入る。書籍の箱詰めをして、箱ごとの書籍リストを完成させれば、東京やサンパウロの関係者と連絡を取って、サンパウロにどうやって運ぶかの算段をすることになる。書棚の整理を始める前に、早稲田大学図書館のデータベースで検索して、香山文庫の書籍の中ですでに早稲田が所蔵しているものは省く作業をしたのだけれど、ざっと検索した結果、59冊同じ物が早稲田所蔵であった。そして、まだ箱詰めが終わっていないので確定数ではないけれど、早稲田に送るために選別した書籍は230冊ほどになった。次の1枚目の写真は、昨日撮った書棚の写真。12段ほぼ一杯だった書棚は、4段半くらいが空になった。そして2枚目の写真は、早稲田に送るために選別して、床に積み上げている書籍を撮ったもの。せっかく掃除をしたのにホコリをかぶると嫌なので、書籍を床に置くために使った古いバスタオルを上にかけている。

2022年7月22日(金)

朝日新聞が、参院選の街頭演説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の事件や国葬を揶揄するような「川柳」を複数掲載して、ネット上で大炎上し、大批判を浴びた結果、謝罪とはほど遠いコメントを出したけれど、その後、反論川柳がネット上に出ていたので、ここにその両方の川柳をコピーしてみる。反論川柳を作った人に座布団20枚!!

疑惑あった人が国葬そんな国
疑惑あり 続けた結果 事実なし

利用され迷惑してる「民主主義」
負け惜しみ 愚衆が持ち出す 民主主義

死してなお税金使う野辺送り
言うほどに 税金収めぬ 貴方では?

忖度はどこまで続く あの世まで
閻魔さま 貴方のあの世に 忖度なし

国葬って国がお仕舞(しま)いっていうことか
酷層の 書いた川柳 お粗末様

動機聞きゃテロじゃ無かったらしいです
動機知る 貴方のメディアが テロなのよ

ああ怖いこうして歴史は作られる
ああ怖い 歴史を知らぬ 川柳観

2022年7月23日(土)

昨日に引き続き今日もまた朝日川柳のことについて。私が毎日見ているYoutubeの「高橋洋一チャンネル」で、「朝日新聞の川柳が大炎上!折角なので川柳で返してみました」というのをやっていて、「WiLL増刊号」では「【大炎上】朝日新聞「廃刊」待ったなし」というのをやっていたので、それぞれのサイトにリンクをはってみる。まず高橋洋一チャンネルの動画サイトはこちらへ。WiLL増刊号 の動画サイトはこちらへ

ちなみに朝日新聞は不動産業でたっぷりお金を稼いでいるので、新聞の購読者がどんなに減少しても、どんなに赤字になっても新聞を出し続けることができるらしいという話もあり、とても残念。

2022年7月24日(日)

食堂の窓際に置いた小さなサボテンに花が咲いていたので、写真を撮ってみた。左側上部にふたつ。中央前にまだ開いていないつぼみがひとつ。窓際の棚の上に置いた植物の鉢に水をやっていると、時々このサボテンに花が咲いていることに気づく。このサボテンは一年に何度も花を咲かせる。花の色が白で小さくて目立たないけれど、花が咲いているのに気づくと、うれしくなる。

2022年7月25日(月)

待ちに待ったダンボール箱とテープが土曜日のお昼過ぎに配達され、やっほーっ!と喜んだ。でも、10箱にしては包装が薄すぎる。包装を開けてみると、やはり何だか薄いダンボールだったので、大丈夫か?と思った。日曜日の午前中早速本の箱詰め作業を始めたのだけれど、みかん箱よりも長さが長いので、どうも箱が大きすぎるような感じ。30冊から40冊くらい入れてもまだ余裕があるのだけれど、重くなりすぎて、持ち上げるのが大変そう。ダンボールが薄いので、重量が重くなると、何か問題が発生するかもしれないので、エドソンに相談すると、じゃあ、もう少し小さめのものを再度注文しようと言ってくれた。この10箱が無駄になってしまったのはとても残念。でも、やはり書籍用には小さめのダンボール箱でないとダメだよねと思った。次の写真は、配達されたダンボール箱とテープを撮ったもの。

2022年7月26日(火)

玄関先の外階段沿いのサツキのうち一番下の濃いピンクの花がたくさん咲いている写真を先日掲載したけれど、薄ピンクや白いサツキも花が増えてきたので写真を撮ってみた。1枚目は日曜日の夕方撮ったもの。2枚目は、1枚目の写真が光の具合で見えにくいかなと思い、月曜日の朝、異なる方向から撮ったもの。現在、玄関から出ると、このサツキと、その側のマナカと、ベランダ前のハイビスカスが咲いて彩りを添えている。家の東側の庭は鶏たちにエサをあげに行ったりと用事がないと目にすることがないのだけれど、今、ネムの木の赤い花がたくさん咲いている。

2022年7月27日(水)

いつも自宅の周辺で見つけた植物の写真などいろいろ送ってきてくれる広島の友人が、今回は彼女が暮らす団地に複数ある公園のひとつで見つけた栃の木とその実の写真を送ってきてくれた。こういう木が身近にあってもその実を採って食べる人は今の時代にはあまりいないかもしれないけれど、縄文の時代から日本人はこういう木の実を食べてきたんだろうなあと、思った。今でも地方によってはこの実で栃餅というのを作って食べるそうだから、身近な木の実ではあるのかもしれない。そして、その友人の話だと、今は夏の盛りでクマゼミ、アブラゼミ、ニイニイゼミなどが盛大に鳴いているので昼間は窓を閉めて仕事をしているのだけれど、それでもオンラインでミーティングをしている時に、セミの声がすごいねと言われてしまったと言っていた。どんな田舎に住んでいるのかと思われたに違いとも言っていたけれど、それだけ環境のいいところに住んでいるということだと思う。それから夕方になると昼間の賑やかなセミたちと入れ替わりにひぐらしがカナ カナ カナともの悲しい声で鳴き始めるのだそう。広島のいいところは、こんな自然豊かな場所で暮らしていても、都会の便利さもすぐそこに手の届くところにあること。そういう便利さのないここの田舎暮らしと比べれば、ちっとも田舎じゃないよと思う。

2022年7月28日(木)

エドソンがメルカド・リブレで頼んでくれていたダンボール箱が火曜日の夕方届いた。そうしたら、台所にいた私に「はい」と言って、小さめの箱を渡して来たので、「何だろう?」と思って見ると包丁の3本セットだった。エドソンが仕事で必要なケーブルを探している時にこれを見かけたので買ったと言っていた。写真の左から、FACA SANTOKU COM FUROとあるので、三徳包丁(万能包丁)のこと。次はFACA SUSHI YANAGUIで、柳葉包丁(刺身包丁)のこと。最後はFACAとだけあり、ペティナイフのことのようだ。FACA(ファカ)というのはポルトガル語でナイフのこと。この包丁のメーカーはハウスクラーフトというドイツのメーカーらしいのだけれど、ドイツのメーカーが和包丁を作ってブラジルで販売してるの?と、ちょっと不思議に思った。現在うちで使っている包丁は20数年前に、エドソンの学生時代の友人で香港人のアランが結婚祝いにくれたヘンケルスという、やはりドイツのメーカーの包丁セット。新しい包丁が欲しいなどと言ったことはないのに、だいぶ古くなって来たので、新しいものがあるといいと思ったのかな?感謝。

2022年7月29日(金)

水曜日にエドソンが町に買い物に行くついでに、私も一緒に行って4回目のワクチン接種をしようということになり、行ってきた。病院のワクチン接種は午後1時からなので、お昼を食べてお散歩をした後、ひろにお留守番をしてもらうためにシュハスコ小屋の中と外をざっと掃いて掃除をし、ひろを入れて、いざ出発。まず、町の病院に行ってワクチンを打ってもらい、その後薬局やスーパーで買い物をして帰宅した。今回は看護師さんの針の差し方が下手だったのか、ちょっと痛いなと感じたのと、家に到着直前に軽い頭痛が始まった。翌朝も腕がちょっと痛いという感じがあり、目覚めた際、前の日と同じようなわずかな頭痛があった。朝食の際、エドソンも今回はこれまでになく腕が痛いと言い、少し頭痛もあると言っていた。彼は水曜日の夜のオンラインミーティングが予定よりも1時間も長引いて、身体がしんどくなったから今日はこの辺で休みたいと言って、切り上げたんだけれど、ワクチン接種の副反応だったのかなあ、と言っていた。そして、木曜日の夜も何だかふたりとも倦怠感があり、とても眠いので、早々にベッドに入った。やはりこれは副反応だったのかな?と話している。

2022年7月30日(土)

次の写真は、家の下のエドソンのオフィスにある衛星通信の地上局を落雷から守るために、作ってもらった家の東側の小さな施設。また少し進捗があったようなので、昨日写真を撮ってみた。2枚目の写真は、6月に撮った同じ場所。屋根があるかないかの違いくらいの変化だけれど、どうやらさらに扉を取り付けるらしいので、まだ完成はしていないということだった。

2022年7月31日(日)

先日、みんなで昼食後のお散歩をしていて、入り口ゲートの近くにあるパイネイラの木に実のようなものがなっているとエドソンが言うので、写真を撮ってみた。パイネイラは花が終わってしばらくすると、木が綿毛で真っ白になると聞いているのだけれど、うちのパイネイラは花が終わると葉が落ちて裸になるだけで、綿毛ができたことはなかった。この実はひょっとして綿の実で、実が割れて中から綿毛が出てくるのかな?実はふたつしかないようだけれど、これがこれからどうなるのか、その変化を楽しみに待ちたいと思う。



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