Kyoko Yoshida | Life in Brazil | BLOG |
2021年8月1日(日) | ||||
木曜日の昼食後のワンコたちとのお散歩で、丘の中腹の松の木の側を通ると、松の木の下にたくさん落ちている松ぼっくりがみな寒さで硬く閉じていたので、お散歩の後でカメラを持って行って撮ったのが次の写真。普通は2枚目の写真のように開いているのだけれど、南極おろしの第三波襲来のせいで閉じてしまったことがわかる。この松ぼっくりは薪ストーブに焼べるととてもよく燃えるので、初めに火をおこす際とか、火が弱くなった時に火を復活させるために入れて使っている。めいとのお散歩の際、朝新しく火を入れる際に薪ストーブを掃除して出た灰を入れたバケツを持って行き、葉切りアリの巣穴に振りかけて歩いている。こうしたからと言って葉切りアリがいなくなるわけではないのだけれど、出入り口を灰で塞ぐことで活動の邪魔をすることができ、何もしないよりもいいかなと思ってやっている。バケツが空っぽになると、松の木のところでこの松ぼっくりを何個か拾ってきて、薪ストーブ用に使っているのだけれど、エドソンが時々拾ってきてくれるユーカリの木の細い枝同様、とても役に立ってくれている。
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2021年8月2日(月) | ||||
日曜日の朝、朝食とその後片付けが終わり、バタバタと他の家事をしていると、ダンちゃんたちが近くにいる声がしたので、食堂の窓から見てみると、外階段沿いのサツキのうしろを上がってきているところだったので、彼らの移動に伴い3枚の写真を撮ってみた。危ない。危ない。箱庭のコウヴィを狙っているのかな?いつもお昼前までにはエサをあげることにしているので、午前中、外に出た私を見かけると駆け寄ってきたり、私が外にいなくても外ベランダの側というか、もろにベランダに来ていることが多いのだけれど、たぶん「ご飯はまだですか?」と、私にプレッシャーをかけているのだろうと思う。めいはサラクーラのサラちゃんたちが庭にいるとワンワンと激しく吠えるのだけれど、ダンちゃんたちがほんの数十センチの近い距離に来ていても、吠えることはなく見つめている。この違いは何なんだろうか?と思う。はるやひろもオシッコに出て、ダンちゃんたちがいると固まってダンちゃんたちを見つめているけれど、めったに吠えたりはしない。ちなみに、土曜日の朝ベッドメイキングをしている時、寝室の前に来ていたのでダンちゃんたちの数を何気なく数えたら13羽いた。あれ?1羽多い。ということは鶏たちと暮らしていた1羽も外に出てきてしまったということかなと思い、後でエサを与えに行った際確認すると、やはり鶏のケージの中にダンちゃんはいなかった。これでダンちゃんたちは13羽全員、外で自由に暮すことになったわけだけれど、みんなで家出なんてことはしないでよと思う。
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2021年8月3日(火) | ||||
次の写真は、日曜日の午後撮ったベランダ前の芝生の上で寝ているめい。側にあるのは物干しのラックで、お昼前後から午後3時くらいまで、だいたいいつもはるたちの寝室のベッドをこんな風に天日干ししている。めいは芝生の上とかベランダで寝転がっている際、側に洗濯物が干してあると、どうしてだかだいだい洗濯物のすぐ足元で横になっている。でも、洗濯物にちょっかいを出したりは決してしないいい子。私たちの洗濯物やはるたちのベッドの側にいるのは私たちの匂いがするから落ち着くという理由でもあるのかな?と思ったりするのだけれど、よくわからない。最近は寒いので午後ベランダに陽が差し込むまでは芝生の上にいることが多い。ベランダのタイルの上や椅子の上よりも、たぶん暖かいからだろうと思う。このところ午後の気温は20度にも届かない日が続いているのだけれど、直接の日差しがあれば、家の中よりも外の方が暖かいと感じるくらいなので、芝生の上は気持ちがいいのかもしれない。そして、午後3時くらいになると、居間の日溜まりで寝ていたひろが、今度はキューブベッドに移動したいと言ってくるので、天日干しのベッドをはたいて寝室に持って行くと、ひろとはるは場所替えをして、干して乾燥して温かくなったキューブベッドの中に行くのを日課にしている。
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2021年8月4日(水) | ||||
次の写真は、月曜日の午前中外ベランダに集合しているダンちゃんたちを撮ったもの。ダンちゃんたちはこんな風に午前中繰り返しベランダにやって来るようになり、ちょっと困っている。ちょっと近寄り過ぎ。そのうち箱庭のコウヴィを見つけて食べてしまうのではないかとヒヤヒヤしている。彼らが外ベランダに来ると、「ベランダに来ちゃダメ」と言って、手をたたいて追い払うのだけれど、またしばらくするとやって来る。それで、しょうがないのでエサの時間を早めてエサをやりに行くと、午後からは外ベランダにはやって来なくなる。でも、翌日はまた同じで、午前中はこの写真のようにベランダにやって来る。やはりこれは「早くご飯にしてください」という彼らのアピールだろうと確信するようになった。この写真でもわかると思うけれど、ダンちゃんのヒナたちは大きくなり、ほとんど大人たちと区別がつかなくなっている。よくよく見ると、ヒナたちは頭の上のトサカのようなものがまだ少し小さいので、唯一それが区別する材料になっている。
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2021年8月5日(木) | ||||
うちには森に行く途中に2本のアボカドの木があるのだけれど、去年はたくさんアボカドの実が生ったのに、今年はまったくダメだった。ほんの2~3個実ができていたけれど、収穫する前に鳥に食べられてしまい、ひとつも私たちの口には入らなかった。まあこういう年もあるのかな?と思ったりしている。数年前に別の場所にアボカドの種を1つ直接地面に植えたものに芽が出て、育ちつつあるけれど、これはまだとても小さいので、大きな木になり実をつけるようになるまではまだ何年もかかるだろうと思う。そして、去年の暮れだったか今年になってからだったか、アボカドの種3つをテトラパックに植えてみたら、そのうちのひとつから芽が出て、成長し始めた。そろそろどこかに植え替えた方がいいかなと思いつつ、どこに植えるか決めかねていて、まだ実行していない。3つ植えた種のうち1つから芽が出たことは確率的に高いのか低いのかわからないけれど、私たちが買ってきて食べ終わったアボカドの種が芽吹いてくれたのだから、1つだけでも芽が出てきてくれたことはとてもうれしい。アボカドはあれば毎日のように食べるので、これらの芽が育って実をつけてくれるようになるといいのだけれどと夢想している。
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2021年8月6日(金) | ||||
水曜日の午前中一大事が発生した。薪ストーブに大きめの薪を入れて、台所に行くと、1分もしないうちにゴーゴーと大きな音がして、火力が驚くほど強くなってしまい、危うく火事になるところだった。この事態に瞬時に頭が機能せず、速攻で最善の消火作業ができずにもたついたため、鉄製の煙突が焼け、家中に煙と鉄が焼けた匂いが充満した。この重大な自分の過失にどっと落ち込んだ。もう少しで火事になるところだったことがショックで体がブルブル震え、心臓がバクバクした。さらにもう薪ストーブが使えなくなってしまったこともショックで、すっかり意気消沈。次の写真は、事件発生後、無惨に塗料が焼けて剥がれた煙突の手の届く下の方とストーブの回りを一通り掃除してから無惨な姿になった薪ストーブを撮ったもの。家が火事にならなかったこと、そして、寒さが少し緩み始めていることには感謝。どうか南極おろしの第4波が来ませんように。そして、翌日の午後、エドソンがネットでいろいろ調べたら、煙突に塗る塗料があったから、煙突を取り外して磨いてから、その塗料を塗ればまたストーブを使うことができると思うと言ってくれたので、とても救われた。
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2021年8月7日(土) | ||||
桜の花が終わり、若葉が茂り始めたのだけれど、同時に葉切りアリの活動も活発化して、離れの前の桜(1枚目写真)と、防風林の一番上の桜(2枚目写真)がたくさん葉を切り落とされてしまっている。離れの前の桜はまだ若く、繰り返し被害に遭っているので、幹がなかなか太くならず、相変わらずひょろひょろしている。
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2021年8月8日(日) | ||||
金曜日の朝、朝食が済むとすぐにエドソンはパーディーニョに買出しに行ってくれた。彼が買出しに行って戻ると、私は忙しくなる。買ってきてくれた商品をそれぞれ所定の場所に収納するだけでなく、お肉はキロ単位で買ってくるので、使う時に使いたい量だけを解凍できるように、挽き肉の場合はプラスチック容器に数百グラムずつ取り分けて冷凍。鶏もも肉や牛ステーキ肉の場合は2枚ずつラップに包んで、大きな容器に入れて冷凍。豚肉の塊はやはり一度に使う塊に切り分けてラップに包んで容器に入れて冷凍するようにしている。次の写真は、買ってきてくれたネギを刻んで容器に入れたものと、パセリの茎を切り落として葉だけにして容器に入れたもの。ネギは冷凍庫で、パセリは冷蔵庫で保存する。これらの処理をするのに結構時間がかかるのだけれど、こうしておくと使い勝手がとても良くなるので、この手間は欠かせない。日本のお店ではネギはネギだけ、パセリはパセリだけで販売されているけれど、ここではネギとパセリが一緒に販売されていて、ネギだけとかパセリだけを買うことができない。ネギとパセリはどちらもシェーロ・ヴェージ(香草)という扱いなので、ブラジルの人はお料理に一緒に使うことが多いからなのかなと思う。
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2021年8月9日(月) | ||||
前回エドソンがボトゥカトゥの日系食料品店のウエノに行ってくれた際、お買い物リストの中にあったコンブをコンニャクと勘違いして、コンニャクを買おうとして、売り切れだったと言って帰宅したことがあった。その後オイスターソースやウスターソースなども使い切ってしまい、これらはウエノでも手に入らないしちょっと困ったなと思っていた。すると先月のいつ頃だったか、ネット上で日本食の商品を販売しているカザ・ブエノというサンパウロのお店のサイトをエドソンが見つけてくれた。それで、先週の日曜日にエドソンと一緒にネット上で十数品目の商品、合計376.85レアルを注文した。これは今の為替レートで計算すると7,948円だけれど、いつもしつこく言っているように、ここの生活実感としては1レアル=100円なので、3万7000円余りという感じ。このお店はサンパウロのリベルダージにあるお店で、以前からネット販売をしていたのか、コロナ禍で始めたのかは知らないけれど、結構いろいろな商品を取り扱っていた。私たちにとっては入手が難しく、みな貴重なものばかりなので、本当に助かる。注文した商品のうちの日高昆布100グラムは在庫切れなので、別のものを注文してと月曜日に連絡があったので、日高昆布50グラムの商品と、別の銘柄で値段の安い昆布100グラムに変更して、発送してもらった。小包の追跡ができる速達で送ってもらったので、その小包が木曜日に郵便局に届いたという連絡までくれ、なかなか丁寧な商売をするお店だねとエドソンとふたりで感心した。そして、金曜日にエドソンがパーディーニョに買出しに行ってくれた際、郵便局で小包を受け取り持って帰ってくれたので、金曜日の昼食後にふたりで箱を開けて商品の確認をした。以下が届いた商品を並べて撮った写真。これらの商品の中でウエノでも買えるものは、昆布とカットわかめとこんにゃくと梅干しだけで、他の商品は手に入らないものばかり。左下のメモは荷物の中に入っていたもので、「お買い上げありがとうございます」といった内容のことが書かれている。ネットのお陰でこうやって必要なものが何とか入手できることに感謝感激!
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2021年8月10日(火) | ||||
この土曜日は、手伝いのゼーとマリアとパラナの3人が仕事に来てくれた。マリアにはいつものように草取りをしてもらい、ゼーとパラナには、ダンちゃんたちがずいぶん荒らしてくれた畑をキレイにする作業をしてもらった。まず各畝を囲んでいた竹と、畑の中の柱の上に平行に通していた竹が古くなってボロボロになっているのをすべて取り除いて、後で燃料として使えるように別の場所にまとめてもらった。そして、柱の上の竹が全部なくなるとダンちゃんたちの寝る場所がなくなるので、一番奥の柱に新しく竹を取ってきて設置してもらった。これでダンちゃんたちの寝床の確保完了。畑の畝にあるものはバジルとタイムとニラとフンショ以外は取り除いてもらい、ニラと、今は植え替えたのでないけれどネギがあったところにネットを被せるフレームを作って、ネットを被せてもらった。ダンちゃんたちはネギは食べても、ニラは食べないのだけれど、ニラの上が気持ちがいいのか寝そべったりして、ニラが倒れてしまって、ずいぶん元気がなくなっていて、最近は収穫できなくなっていたので、これでダンちゃんたちからの被害を受けずに元気を回復してくれるといいのだけれどと思っている。ネットの後ろの木は桑の木なのだけれど、すごく背が高くなりすぎたので、エドソンが切って、新たに枝が出てくることを期待しようと言っていた。そして畑の南側の孟宗竹がうっそうとしてきていたので、それも枝を払ったり数本切ってすっきりさせたようだった。畑がキレイになったので、春にはまたいろいろと種を蒔いて、ラディッシュなどを育てたいなと考えている。
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2021年8月11日(水) | ||||
月曜日に手伝いに来てくれたレアンドロが離れから入り口ゲートに向かう道の途中に、雨が降った際、丘の上から流れてくる水で道が崩れないようにするための、水はけのためのパイプを通してくれたので、出来上がったところを撮ったのが次の写真。2枚目はアップで撮ったもの。この道はゼーとパラナが何日かかけて作ってくれたもの。そして、この最後の仕上げはレアンドロがしてくれた。彼らの助けがあるからこそ、このような作業ができることに感謝。
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2021年8月12日(木) | ||||
同じくこの月曜日は、以前からエドソンとレアンドロが何回かにわたり作業をしていた森の中の井戸と貯水タンクをつなげて、湧水ではなく、井戸の水を使えるようにする作業を終えてくれた。この井戸は何年も前に掘ったものなのだけれど、掘った当初は水質が良くなく白く濁っていたので、使えずにいたもの。井戸というのは掘ったばかりの頃よりも、何年か経つと水質が良くなるのだそうで、うちの井戸もご多分に漏れず、そんな感じで使えるようになったらしい。これまで何回か井戸の水を抜いて掃除をしていたのを、今回は井戸に虫やゴミが入らないように白いビニールシートを被せて完成させ、使えるようになったらしい。さらに今回貯水タンクも掃除して、井戸と貯水タンクをつなげたのだそう。貯水タンクよりも高い位置にある井戸の水が自然に下の貯水タンクに溜まるようなシステムになっているらしい。新しく買った貯水タンクは井戸とこの写真の以前から使っている貯水タンクの間にとりあえず置いてあるのだけれど、今のところはその新しい貯水タンクをつなげる必要はなくて、もし必要になったら丘の上に持っていって3つ目のタンクとして設置した方がいいかもしれないと、エドソンは考えているらしい。生活用水の確保はここではとても重要なことなので、干ばつに備えてエドソンがどういうふうにするのが一番効率的かをいろいろ考えて、レアンドロと一緒に何日も作業をしてくれ、汗をかいてくれていることに心から感謝。ただ暮すだけの田舎暮らしはのどかだけれど、こういう生活基盤を整えることは並大抵のことではなく、目に見えない部分での苦労が多いなあと心底思う。
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2021年8月13日(金) | ||||
森の中の井戸と貯水タンクの写真を撮りに行った際、森への出入り口辺りにあるとても大きく太い竹の足元に巨大な竹の皮がたくさん落ちていたので撮ったのが次の写真。2枚目の写真は、そのすぐ側にある別の普通サイズの竹の足元の竹の皮を撮ったもの。皮の大きさの違いを比べてもらおうと思い撮ってみた。
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2021年8月14日(土) | ||||
リオデジャネイロ州ペトロポリス在住の安見さんご夫妻は、毎年8月にペトロポリス市と一緒にBUNKA-SAIと銘打って、日本祭りを開催してこられた。でも、昨年はコロナ禍で中止となり、今年もできないだろうと思っておられたそう。すると、リオの日本総領事館からYoutubeでイベントをしませんか?インターネットの技術援助をしますからという連絡があり、準備をしてこられたのだそう。それで、今年は8月21日(土)20時から2時間(日本時間では8月22日(日)朝8時から)開催することになったとご連絡いただいた。そのYoutubeのサイトは、https://www.youtube.com/c/PrefeituradePetropólisOficial 以下は、安見さんが送ってくださったそのプログラムに関する30秒のコマーシャル動画。
Youtube上の番組なので、この時刻にライブでの放送を見逃しても、ある期間は見ることができるということだった。以下はそのプログラム。 | ||||
2021年8月15日(日) | ||||
次の写真は、ランドマークの木の右後ろ辺りに設置されたジャタイの巣箱。先週の月曜日にレアンドロが手伝いに来てくれた際、森の中での井戸と貯水タンクの作業を終わった後、彼が仕事を終えて帰宅するまでの間に、巣箱を置くこの台を作ってもらったのだった。巣箱は前からあるもので今は空っぽだけれど、ランドマークの木の幹の四つ叉の部分に置いたジャタイの巣から新しいグループが分派する際、この巣箱に巣を作ってもらいたいと思って、ここに設置したということだった。そんなにうまく行くのかなあ?とも思うけれど、ジャタイが巣を作る場所としてはここは朝日が当たるし、西から強い風が吹いても後ろにリグストルンの木や竹林などがあって、風から守られているから、場所的にはとてもいいのだとエドソンは話していた。
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2021年8月16日(月) | ||||
昨日掲載したジャタイの巣箱の写真を撮って家に戻る途中、家の西側の庭にサラクーラのサラちゃんが2羽いたので撮ったのが次の写真。サラちゃんたちはダンちゃんたちがうちに来る以前から、鶏小屋の周辺をうろうろするようになってはいたのだけれど、ダンちゃんたちが来て以来、もうずっと鶏小屋や畑の中やガレージの前や家の南側の三角地帯に入り浸っているので、毎日すぐ側で見かけるようになった。ダンちゃんや鶏の食べ残しのエサを食べたりしているようだ。でも、彼らは私からエサをもらっている自覚がない野性の鳥なので、私を見ると側に駆け寄ってくるダンちゃんたちとは異なり、私の存在に気づくと足早に逃げていってしまう。この時も私に気づくまではそろりそろりと歩いていたのに、私に気づいた途端走り出したので、危うくカメラのフレームから外れるところだった。
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2021年8月17日(火) | ||||
台所と居間の間のカウンターテーブルに置いている観葉植物、たぶん、スパティフィラムというのだと思うのだけれど、花が咲かなくなってかなりの年月が経過している。おそらく鉢の中で株が増えすぎてギュウギュウ、パンパンになっていて株分けしないといけないのだろうと思いつつ、その作業を怠っていた。それで先日ようやく重い腰を上げて、使っていない大き目の鉢2つを使って、外で3つに株分けしてみた。取りあえず一番手前の鉢を家の中に戻したのだけれど、他の2つは家の中で置く場所がないので、しばらくはこの写真の糸杉とポインセチアの木の間に置いたままで様子を見ようと思っている。
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2021年8月18日(水) | ||||
先日、レアンドロが作って、ランドマークの木の側に設置してくれたジャタイの巣箱を置いた台の写真を掲載したけれど、この月曜日にまた手伝いに来てくれたレアンドロがもうふたつ追加で作ってくれ、設置してくれたので、撮ったのが次の写真。一番左側の台にはまだ巣箱が乗っていない。そして、前回掲載した写真では、巣箱の上は木の板で屋根が作られていたけれど、それをやり直して屋根瓦で屋根が作られている。2枚目の写真は、ランドマークの木の四つ叉に置かれたジャタイの巣を撮ったもの。うちに来たばかりの頃見たときは、ジャタイが活動していなかったので、どこに出入り口があるのかわからなかったのだけれど、今回見ると、左下に出入り口があるのがはっきりとわかった。出入り口や周辺にジャタイが飛び交っているのが見える。
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2021年8月19日(木) | ||||
月曜日の天気予報は、午後3時くらいに雨が降る予報だったのだけれど、昼食後のはるとひろとのお散歩から戻り、めいとのお散歩に出ようと玄関を出ると雷がなり始めた。見ると西の空から我が家の上にかけて黒い雲が垂れ込めている。それで急いでめいとのお散歩を済ませて、外に干していたはるたちのキューブベッドなどを取り込んで、コンピュータなどの電源を切ってコンセントを外したりしていると、雨が降り出した。「ああ、滑り込みセーフ。助かった」と思った。そして雨の音が激しくなり、雨に混じってひょうが降っているような音がするので見ると、やはり激しくひょうが降り始めていた。次の1枚目の写真は、食堂の西側の窓に叩きつけて窓の縁に乗ったひょうを撮ったもの。2枚目の写真は、玄関前の壁際のコーナーに溜まっているひょうを撮ったもの。ベランダのめいが犬小屋に避難せず、居間の窓の下の壁際で縮こまっていたので、ひょうが降る中びしょびしょになったベランダに出て、めいを犬小屋に入れた後撮ったもの。めいは犬小屋があまり好きではないのだけれど、雷雨が来るとだいたい自発的に犬小屋に入るのに、時々、入らずに縮こまっていたりするので、毎回避難したかどうかを確認する必要がある。ここでは様々な被害をもたらす雷やひょうはちょっと遠慮したいけれど、3週間ぶりの雨だったので、あちこちで干ばつが起こりつつある現在、いいお湿りになったと思う。地球の反対側の夏の日本など、大雨で洪水になったりしているのに、南半球で冬のブラジルでは雨不足という両極端の気候は何とかならないものだろうかと思ってしまう。
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2021年8月20日(金) | ||||
2021年8月18日付けニッケイ新聞に、『「日系社会は最も近い外国」大戦中のタブーを描いた映画『オキナワサントス』松林監督に一問一答』という記事があったので、以下にリンクをはってみた。「第2次世界大戦の真っ只中の1943年7月8日に、サンパウロ州サントス港湾部在住の日本移民6500人(大半が沖縄系移民)、ドイツ移民数百家族が24時間以内の強制立退きを命じられた。このことは、ブラジル一般社会はもとより、日系社会においても知らない人が多い。まして世界でも日本でも知られていない」と記事にあるように、あまり知られていない史実だ。この人たちは行く当てもないのに、ただ汽車に乗せられてサンパウロ以西の内陸部に連れて行かれ放り出されたのだからたまったものではなかっただろうと思う。ブラジルではアメリカのように日本人と日系人を強制収容所に入れるようなことはしなかったけれど、日系社会のリーダー的存在の人たちが逮捕されたり、このような強制移住はあったのだ。サンパウロ市内の毛利さんが暮らしておられるヴィラカロン地区の日系人は沖縄系の人が多いらしいので、この放り出された人たちが住み着いたのかな?などと想像した。戦争になると個人の自由や権利がいとも簡単に侵害される。アフガニスタンのタリバンが全土を掌握したことによる一般庶民のこれからや、世界への影響が心配される。この記事のサイトは、こちらへ。 | ||||
2021年8月21日(土) | ||||
今日は夜8時から(日本時間22日午前8時から)、リオデジャネイロ州ペトロポリスのBUNKA-SAI(ペトロポリス日本祭り)がオンラインで行われる。このYoutubeサイトは、こちらへ。 先日兄からのメールで、日本は猛暑から一転、集中豪雨が延々と続いていて、今後も1週間雨が続きそうですと言っていた。やれやれ、降るといったら豪雨で被害が出るのには困ったものだ。ただ、「テレビでは広島の状況も全国ネットで流れているけど、九州の佐賀県などの被害と比べると、問題にならないレベル」だそうでほっとした。そして、この夏、兄の家の庭でクマゼミが多数発生し朝からセミ時雨がすさまじいとも言っていた。そして、送ってきてくれたのがそのクマゼミの写真。1枚目は庭のオリーブの木に止まっているセミで、2枚目は家の前の道路の街路樹の光景だそう。庭のオリーブの木に20匹近くが群れていることがあったので、その写真を撮ろうとしたらへまをして一斉に逃げられて失敗したので、その代わりに表でも同じような光景が見られたので撮ったものだそう。さらに「そんなセミが我が家の光ケーブルに産卵のため針を刺し、そのため光ファイバーが不具合となり、電話とインターネットが使用不能というトラブルに見舞われました。セミがそんな悪さをするなんて初めて知りました」とあった。兄の家は町中にあるのに、環境がいいんだか悪いんだかと思った。まあ、庭に木が茂っていて、鳥や昆虫がやってくるというのは環境がいいんだろうけれど、セミのせいで光ファイバーの不具合だなんてと思った。
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2021年8月22日(日) | ||||
先週は気温がどんどん上がり、火曜日と木曜日の午後の最高気温は30度になった。真夏でもめったに30度以上になることはないのに、夏ではない季節でも時々こんな気温になることがある。それでこの気温の上昇のせいだろうと思うのだけれど、このところ夕日が真っ赤できれいなので、先日写真を撮ってみた。肉眼ではもっと真っ赤なのだけれど、写真に撮るとそうでもないのはちょっと残念。そして、季節は冬から春に移行しつつあるので、太陽が沈む方角がだんだん南に移動してきているのがわかる。朝も少しずつ明るくなる時間が早くなってきているので、ダンちゃんたちの活動開始時間も早まっており、彼らのにぎやかな声で、朝寝ができなくなってきている。でも、朝の気温も二桁になり、ベッドから出るのが寒くて億劫という状態ではなくなったのでいいのだけれど・・・。
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2021年8月23日(月) | ||||
去年の12月にエドソンが赤いポインセチアを一鉢買ってきてくれたので、花が終わるまでかなりの期間、食卓の上に置いて楽しんだ。その後、エドソンが庭に地植えにしてくれたのだけれど、しばらくはまったく元気がなかった。でも、何とか枯れずに根付いてくれたようで、最近ひょろひょろながらも赤い葉が出てきたので、写真に撮ってみた。これを植えている場所はすぐ後ろに、足元の幹しか見えないけれど背の高い白いポインセチアがあって、その向こうに株分けした観葉植物のスパティフィラムの鉢があり、さらに向こうに糸杉がある。ベランダの柱の前にはめいが横になっているのも写っている。2枚目の写真は、その赤いポインセチアを上から撮ったもの。
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2021年8月24日(火) | ||||
次の写真は、この土曜日に手伝いに来てくれたパラナがレンガを手前に移動させたり、薪ストーブ用の薪をランドマークの木の足元に移動させたりして、きれいにして、整理整頓してくれた状態の家の東側の物置スペースを撮ったもの。エドソンは今後、奥の物置スペースの古くなって痛んだ屋根をやり替えたり、鍬やスコップなどの農作業の道具を入れる扉つきの収納庫を作ったりしようと考えているらしい。手前に積み上がっているレンガは、家を建てた後もたくさん残ったので、離れの建設にも使ったのだけれど、まだ使いきれずに残っている。そして、その手前の木は、ノイヴィーニャで、花の時期は一旦終わったのに、不思議なことに、また咲いている。
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2021年8月25日(水) | ||||
広島の片岡勝子先生が久しぶりにメールをくださり、ホタルブクロと白菊の花をお気に入りだという花器にいけた写真を送ってきてくださった。ホタルブクロという花の名前を聞くのも、花を見るのも初めてだけれど、なかなかかわいい花だなと思った。先生は昨年、2011年に続き2度目の結腸癌の手術を広島大学病院の田中信治先生の執刀で受けられて、大変だったのだろうけれど、田中先生は内視鏡診断・内視鏡手術で日本でも5指に入る方だそうで、身体への負担が少なく、ほどなく仕事に復帰されお元気にされているようなので、良かったなと思っている。この田中先生は学生時代に片岡先生が組織学=顕微解剖学を教えた方だそうで、教え子が優秀な医師になり、その医師に執刀してもらって手術なんてこともあるんだなあ・・・。2枚目の写真は、広島市の平和公園で咲くHiroshima Childrenという名前のバラの花だそう。
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2021年8月26日(木) | ||||
次の写真は、この月曜日に手伝いに来てくれたレアンドロが離れの居間の窓に取り付けてくれたカーテンを撮ったもの。このカーテンは我が家が完成してすぐ買った2つの同じカーテンのうちの1つで、1つは家のプライベートスペースとパブリックスペースを仕切るためにと思い、取り付けたのだけれど、2つ目は納戸でずっと眠っていたもの。下のワークショップに使おうと思っていたのか、どこに使おうと思っていたのか、今となっては思い出せない。でも、離れの窓にちょうどいいサイズなので、これを取り付けてもらった。左側の寝室の窓には、食堂の2つの窓に取り付けようと思って買ったカーテンのうち、結局使わなかった1つを取り付ける予定。でも、カーテンポールは買わないとないので、取り付けはまだ先になりそう。この作業の後、床が汚れたので拭き掃除をしたのだけれど、普段は窓を開けていないのに、入り口ドアの下の隙間から風に吹かれて砂が入るようで、雑巾が茶色に変色する汚れようだった。結局、居間だけでなく、台所も寝室も洗面所もすべての床の拭き掃除をした。
次の写真は、家の西側の庭の桜の木々と竹林の間のスペースに設置されたミツバチのジャタイの巣箱とそれを置く台。ランドマークの木の後ろに設置された3つの巣箱とそれを置く台の写真を数日前に掲載したけれど、ここにもう1つ台が設置されたので、ランドマークの木の後ろには4つ、この写真の場所に2つ設置され、ジャタイのための巣箱を置く台は合計6つになった。
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2021年8月27日(金) | ||||
今月10日に前園さんから、楽書倶楽部8月号をすでに発送し、その後さらに、同人のおひとりの小野寺先生のボーナス号も送ってくださったというメールが届いた。ただ、20日にエドソンが郵便局に行ってくれた時点ではまだどちらも届いていなかった。小野寺先生のボーナス号というのは、これまでに楽書倶楽部に掲載された文章をまとめた一冊なのかなと思っていたら、24日付けのニッケイ新聞に、「随筆集『夕映えの章』発刊=小野寺郁子さんが90歳記念して」という記事があり、「楽書倶楽部で発表した随筆を中心に本紙、椰子樹、ブラジル日系文学誌などで発表した約10年分の作品が集められている」とあった。小野寺先生は短歌の先生で、今年91歳になられる。数年前、前園さんたち楽書倶楽部の皆さんと一緒にうちに遊びに来てくださったことがある。それで私にも一部送ってあげてと言ってくださったのだそう。この新聞記事にあった小野寺先生の写真はとても今年91歳になるとは思えない若々しい印象で、お元気そうで何よりと思った。この記事の中に、「90歳で本を出せて幸せ。長男は『この歳で母がいて幸せ』と言ってくれて、次男も本が出せて幸せ者だねと言ってくれました」とあったのが印象的だった。この記事のサイトは、こちらへ。 | ||||
2021年8月28日(土) | ||||
次の写真は、ランドマークの木の四つ叉のところで今年も咲いたランの花。私たちはこのランをここに置いて以来、特別なことは何もしておらず、放ったらかしなのだけれど、日差しや水分の状態など、場所的に環境がいいのか、毎年花を咲かせてくれる。
次の写真は、今、食卓の上で咲いているラン。1枚目は、見た感じ同じように見えるけれど2種類のランと、間にサツキがひとつ咲いているところを一緒に撮ったもの。2枚目の写真は、1枚目の写真の後ろ側のランをアップで撮ったもの。こちらは7つくらいの花が咲いている。
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2021年8月29日(日) | ||||
金曜日にエドソンはボトゥカトゥに買い物に行ってくれた。今回はスーパー・コンフィアンサだけでなく、ペットショップ兼クリニックのボリヴェットで、ひろとめいのためのドッグフードを買ってきてもらい、さらに、コンフィアンサの筋向かいにコロナ禍の直前に開店したHAVAN(アヴァン)というデパートで、ベッドシーツと靴下を買ってきてもらった。次の写真は、そのベッドシーツと靴下。エドソンはベッドシーツは肌触りのいい「MALHA(マリャ)」というタイプのものでないと嫌というこだわりがあって、そういうタイプのものはなかなかないことが多く、簡単に見つけられないので、今回このデパートにそのタイプのものがあって本当に良かった。今使っているものは何代目だったか憶えていないけれど、もう何年も使い続けて、古くなって傷んできているので、新しいものが欲しかったのだ。そして靴下もスーパーでは販売していないし、コロナ禍になって以来、スーパー以外のお店にはほぼ行っていなかったので、私の靴下はつま先とかカカトに穴が開いてしまい、無傷のものがなくなってきていたので、本当に助かった。このデパートはコロナ禍で自主隔離する直前に開店したため、一度も行ったことがなかったのだけれど、今回エドソンが初めて行ってくれ、衣料品だけでなく、ベッドシーツやタオル、台所用品、カーテンや電化製品などもあることがわかり、ちょっとうれしかった。と言うのも、ボトゥカトゥのショッピングモールには普通ありそうなこういう商品を取り扱うお店がないので、そういうものが欲しい場合はダウンタウンまで行って、歩き回っていくつもの店を見て回らなければならず、ひとつところで買い物ができない不便さがあり、台所用品専門のお店というものがないという問題もあったので、それらがひとつの場所で手に入るというのは本当にありがたいことだと思った。
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2021年8月30日(月) | ||||
先週、庭の東側にあるイペーの木に花が咲いていることに気づいた。いつもはるとひろをオシッコに連れ出した際、シュハスコ小屋の後ろ辺りにいるダンゴーラたちをみんなで眺めていることが多く、目を上に向けていなかったのでまったく気づかなかった。でも、この日はダンゴーラたちがシュハスコ小屋の周辺にいなかったので、ふと目を上げて景色を眺めるとこのイペーの黄色い花が目に入った。今年は例年よりも花の数が少し多いような気がする。イペーは8月から9月にかけて咲くので、ブラジルの日系人の間ではブラジルの桜とも呼ばれている。この辺りでは黄色い花を一番よく見かけるけれど、白やピンクのイペーもある。うちでもこの黄色のイペーの横に白のイペーと入り口ゲートの近くにピンクのイペーを植えているのだけれど、これまで花が咲いたことは一度もない。黄色が一番強いのかなと思う。
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2021年8月31日(火) | ||||
次の写真は、シュハスコ小屋の後ろの辺りにいるダンゴーラたちを撮ったもの。誰が号令をかけているのか、彼らはいつもみんなで一緒に歩き回っている。ヒナたちも大きくなって、大人との区別がつかなくなってきた。彼らにとっては私たちもめいも、もちろんはるもひろもまったく怖い存在ではないようで、早朝から玄関前の外ベランダにやって来ては「ゴハン、ゴハン」とうるさいので困っている。何度も「ベランダに来ちゃダメ」と追い払うのだけれど、すぐ戻ってきてしまう。それで、はるとひろとの朝一番のお散歩から戻ると、私たちの朝食の準備をする前に、彼らにエサ(とうもろこし)を与えるようになった。そうするとしばらく外ベランダにやって来なくなる。ダンちゃんたちの鳴き方には何種類かあって、以前は、「オヘッ、オヘッ」と言っているように聞こえていた声が、最近では「ゴハン、ゴハン」と聞こえるようになった。ブラジルの人たちにはこの声が「トウ フラッコ、トウ フラッコ(tou fraco=I’m weak.)」と言っているように聞こえるのだと言う。でもやはり「ゴハン、ゴハン」と聞こえてしまうとエドソンも言っている。今日で8月も終わり。8月は第二週目から暖かくなり、第三週、第四週には夏のように暑い日もあった。そして先週の金曜日から日差しがなくなり、日付けが変わった頃から雨が降り出し、土曜日の午前中もぐずつくお天気になった。でも、雨不足で水不足になりかけているので、恵みの雨だった。昨日の午前中までずっと日差しがなく気温が低かったので、また冬に逆戻りしたような感じになったけれど、それでも最低気温は二桁の12度前後で、南極おろしの再来とはならず、ほっとしている。
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