Kyoko Yoshida Life in Brazil BLOG 

2020年12月1日(火)

次の写真は、入り口ゲートに近い辺りで花を咲かせているフランボヤンジーニョ。この道とセドリーニョの間のエリアに12本のフランボヤンジーニョを植えているのだけれど、この1本だけが元気良く葉を茂らせ、花を咲かせている。他はこのフランボヤンジーニョの左後ろに見える木のようにまだ葉も茂っておらず、花も咲いていない。フランボヤンジーニョの足元の緑はアメンドイン・フォファジェイロで、黄色い花をたくさん咲かせている。

カナダトロント在住で日本人女性のシンディーさんという人が発信しているサイトをたまに見ているのだけれど、昨日、大統領選挙期間中トランプ陣営が流していたコマーシャルというのを説明しながら見せていた。「アメリカを取り戻す」というトランプさんの力強いメッセージと、不正を暴き、民主主義を守るために現在法廷闘争をしているトランプさんの苦労を思い、アメリカ国民でもないのに、涙がこぼれそうになった。このサイトは、こちらへ

2020年12月2日(水)

タケノコを乾燥させて保存することを教えてくれた友人が、広島では見かけないけれど、九州のスーパーではタケノコ1本を半分に切って乾燥させた乾燥タケノコが販売されているのを見かける。そして、彼女のお母さんも長いまま乾燥させて、水にもどしてから調理する前に切っていたと教えてくれた。細長い状態で乾燥させるほうが場所を取らないし、手軽だということでやってみると、かごに1本半乗せることができたので、これはいいかもと思った。でも、やはり薄切りしたものと違って肉厚があるので、2日干してもまだ完全に乾燥せず、3日目にようやくコチコチに乾燥してくれた。最初は洗濯物を干すためのラックの上にザルを置いて、ラックの折りたたみの部分をザルの上に折りたたんでザルが風で飛ばされないようにしていたのだけれど、タケノコが曲がってきて、ひっくり返そうにもうまくひっくり返らないので、ラックの折りたたみの上に置いてみたら、ちょうどうまい具合に並べることができた。

2020年12月3日(木)

次の写真は、先日作ったオートミールクッキー。エドソンは最近ずっと甘いものを控えているのだけれど、夕食後にやはり何か甘いものが食べたいようなので、甘さ控えめのオートミールクッキーを作ってみた。オートミール、くるみ、ココナツシュガー、シナモン、塩、オリーブオイル、水を混ぜてオーブンで焼いた。砂糖を小さじ3杯入れるところを小さじ2杯にしたので、ちょっと甘さ控えすぎの物足りない味になってしまったため、次回は小さじ3杯にして、シナモンをもう少し入れてみようというのが食べてみての感想。

2020年12月4日(金)

先週の金曜日に手伝いのゼーがダンゴーラという鳥を4羽持ってきてくれたのだけれど、鶏たちは突然変なのが現れたという感じで、しばらくの間鶏小屋に引きこもって出てこようとはせず、ダンゴーラたちも鶏小屋とは反対側の運動場の隅で固まっている感じだった。翌朝、エドソンが彼らの様子を見に行くと、ダンゴーラの1羽がどうやって出たのか、運動場の外に出てしまっていた。でも、仲間の3羽がネットの中の運動場にいるので、1羽だけで逃げることもなく、常にネットを挟んで仲間の3羽の近くに寄り添っているので、そのまま外で自由にさせることにしたという。次の写真は、鶏とダンゴーラの同居生活が始まって4~5日が経過し、お互いだいぶ馴染んできた様子を撮ったもの。鶏が3羽しか写っていないのは、部長と平ちゃんは鶏小屋の中で想像妊娠中だから。この写真で、ダンゴーラが1羽だけネットの向こう側にいるのがわかるだろうか?どうもこの子はオスのようで、この子が鳴き声を上げると、他の3羽も一斉にけたたましく鳴いたりして、結構賑やか。この外で自由にしている子は、朝、私たちの寝室の前のオクラの畑までやって来て鳴いたりして、行動範囲を広げている。

次の2枚の写真は、ネットの向こう側で自由にしているダンゴーラを少しアップで撮ったもの。運動場の中よりも外の方が草や虫など食べるものがたくさんあるのだけれど、水場があるわけではないので、運動場の近くのウルクンの木の足元に容器に入れた水を置いてあげ、とうもろこしも時々少しまいてあげている。この子は、夜は木の上で寝ているはずと、エドソンは言っていたけれど、夕方薄暗くなってからエドソンが見に行くと、やはり鶏小屋に近いフランボヤンの木の上にいたと言っていた。

2020年12月5日(土)

11月15日の地方選挙前のパーディーニョのコロナ感染者はゼロだったのだけれど、選挙が終わってしばらくすると感染者が増えだし、一昨日現在感染者数は62人で、その内重篤で入院している人が2人いるということだった。これはパーディーニョに限らず全国的なことで、はっきりと数値に現れていることなのだけれど、先日保健相の会見で、増加はしていないなどととぼけたことを言っていたと、エドソンは怒っていた。この保健相は3人目の人で軍関係の人なのだけれど、大統領の言いなりにならず、その有能さで人気が急上昇したためボウソナロ大統領が嫉妬し首にした最初の保健相と違い、ボウソナロの言いなりで何もしないのだから困ったものだ。軍人は賄賂を取ったりしないことで高い評価を得ているはずなのに、ボウソナロ政権にいる軍関係者は皆ボウソナロにお金で買われているから言いなりなんだと、エドソンは言っていた。どういうことかと言うと、政府に任命されて政府の仕事をすると政府から給与が出るのは当然のことだけれど、その間は軍の仕事はしないのだから軍から給与をもらうのはおかしいはずなのに、彼らは何も仕事をしていない軍からも給与をもらっていて、給与の二重取りという結構な待遇を受けているのだとか。だからボウソナロの言いなりなのだということだった。大統領としての給与を辞退して受け取っていないトランプ大統領とはえらい違いだ。安倍さんも任期中ずっと給与の3割を国庫に返却していたということを最近知ったのだけれど、相変わらずメディアはこういう私たちに知らせたくないことは報道しない。

2020年12月6日(日)

日本でも感染者がかなりの勢いで増えていて(と言っても、欧米の比ではないけれど)、エビデンスがないのに、Go to トラベルとか、Go to イートがやり玉に上げられ、それらを一時止めるような話にもなっているらしい。でも、これらのキャンペーンは最近始まったわけではなく、かなり前からやっていてさして影響していなかったのが、どうして今頃増加しているのか?それは11月に中国人などの入国制限が緩和されたことが関係していることを何故ちゃんと報道しないのだろうか?実際、病院に入院している人たちの多くは中国人で、彼らは無料で治療を受けているというのに。コロナに感染した人は日本に行けば無料で治療が受けられるという認識が中国人の間に広まっていて、そういう人たちが日本に来ている事実がわかっていながら、どうして何もしないの?政府の何かの委員会だか部会でそれらの問題が話し合われたと参議院議員の青山繁晴氏が彼の番組で話していたけれど、彼らのお陰で感染者が増え、病院の病床数が逼迫し、日本人の税金が彼らが踏み倒す医療費に使われるなんて、何か間違っている。蛇口のダダ漏れを直さずそのままにして、皆さん水の利用を自粛してくださいと国民に言って不自由を強いて生活を破壊するのはおかしくないか?

2020年12月7日(月)

前回エドソンがボトゥカトゥに買い物に行ってくれてから2ヶ月余りが経過。パーディーニョでは買えない食材が底をついて久しかったので、先月の27日(金)にまた行ってくれることになっていたのだけれど、この日はブラック・フライデーで、多くのお店が大規模なセールをする日だったことに気づき、なるべく人ゴミは避けたいからということで、予定を一週間ずらして先週の土曜日に行ってくれた。お陰で日本米、豆腐、醤油、料理酒、ごま油、ほんだし、わかめ、しいたけ、しめじ、大根、アスパラガス、ラディッシュ、ルッコラ、そうめん、すもも、オレンジジュース、カニカマ、サーモン、エビなどなどを買ってきてくれたので、ルンルンな気分でそれらを冷蔵庫などに片付けた。これらの食材がないと、それでなくてもお料理が得意というわけではない私の作ることのできる夕飯のレパートリーが限られてしまいとても困るのだけれど、これでしばらくワンパターンではない色々なお料理をいただくことができると思うととてもうれしい。次の写真は、買ってきてくれた2パックのラディッシュの内の1パックで、早速作った酢漬け。作ったばかりなのでまだ漬かっておらず、ピンクに染まっていない。

2020年12月8日(火)

土曜日のボトゥカトゥへの買い物で、エドソンは、私が書いたお買い物リストのメモにはなかったものもいろいろ買ってきてくれた。今月はクリスマスということで、スーパー・コンフィアンサでは赤いポインセチアの鉢植えをたくさん販売していたらしく、一鉢買ってきてくれた。これをどこに置くかを決める前にとりあえず玄関の椅子の上に置いている所を撮ったのが以下の写真。それと、クリスマス・ディナーのローストチキン用のチェスター(胸肉が肉厚ジューシーで柔らかいタイプの鶏肉)も買ってきてくれた。今買っておかないと、もうクリスマス前にボトゥカトゥに買い物に行くことはないからということだった。

それで、ああそうだもう12月なんだと思い至り、クリスマスツリーの飾り付けをしなくてはと、日曜日にエドソンに手伝ってもらって飾り付けをした。毎年同じ、いつもの質素なツリーだけれど、このコロナ禍でも、無事に年末を迎えることができたのだから、いつものツリーを飾ることができたことに感謝。

2020年12月9日(水)

次の写真は、エドソンが買ってきてくれた2袋のすももの内の1袋を洗って、容器に入れ、いつでも食べたい時にさっと食べられるようにしたもの。ひとつの大きな容器に入りきらず、もうひとつ小さな容器も使って冷蔵庫へ。土曜日の午後、エドソンは早速2つ食べて、甘くておいしいと言っていた。この1袋は1.4キロで、17レアル(日本円換算で340円くらい)だった。このすももは日系食料品店のウエノさんのところで栽培しているものなので安いのだと思う。

2020年12月10日(木)

広島の友人で広島市の中心部で働いている人がいる。通勤時に朝夕全日空ホテルの前を通るらしく、ホテル前の庭の写真を送ってきてくれた。次の2枚は、名前は知らないけれど、小さくて丸っこい花がとても愛らしいので撮影したのだそう。

次の2枚の写真は、夕方帰宅時に同じく全日空ホテルのエントランスの小道を撮ったもの。この小道は足元に星々が輝き、その先にトナカイに引かれる赤いソリと雪だるま達がレストランのお客さんの方を向いて立っているとメールにあった。ちょっとピンボケだけれど、クリスマスらしい雰囲気は伝わってくる。ここで暮らしていると、コロナ禍になる前からほとんど外出しない生活だったし、田舎に住んでいるので、日本の都会で見るような華やかなクリスマスのデコレーションやイルミネーションを見ることはめったにない。だから12月と言っても、うちで毎年同じささやかなクリスマスツリーを飾る程度で、テンションは上がらないけれど、こういうイルミネーションの写真を見ると、きれいだなと思い、テンションが上がる気持ちもよくわかる。

2020年12月11日(金)

今、うちの西側の庭でおもしろい現象が見られる。くちなしの白い花が咲き始めたと先月書いたけれど、その頃外階段沿いの4種類のサツキのうちの1種類も花を咲かせていた。そして、その後、どういう具合かマナカまで花を咲かせ始めたのでびっくり。サツキやマナカは今花を咲かせる時期ではないのだけれど、どうしたことか少し花をつけている。それでこの3種類の花が一緒に咲いている写真を外ベランダの側から撮ってみた。まず、一番手前にサツキが咲き、そのむこうの背の高い木の右側にマナカの花がちらほら咲き、さらに一番奥にくちなしの白い花がいくつか咲いているのが見える。咲く時期の異なる花が一緒に咲いている。サツキは最盛期を過ぎても、時々思い出したように花をつけたりするので、あまり驚かないけれど、マナカまで咲くなんて、おもしろい。

2020年12月12日(土)

2020年12月11日付けのニッケイ新聞に、「《ブラジル》別の最新型コロナに再感染を確認=死者数は連日800人超え=医療崩壊スレスレ、現場ひっ迫」と言う記事があったので、以下にコピーしてみる。コロナに感染した人が再感染したという話は以前にもあったけれど、今回は最新型のコロナに再感染ということらしい。ウィルスは変異するからということなんだろうか?だったらワクチンがあってもコロナからは決して逃げられないということ?

『保健省が10日、異なる型の遺伝子を持つ新型コロナウイルスに感染した国内初の再感染患者確認を発表した。感染者や死者増加は続いており、リオ州やサンパウロ州などでも病床ひっ迫が深刻化。感染拡大抑制が急務となっていると10日付現地サイトなどが報じた。

再感染が確認されたのは、リオ・グランデ・ド・ノルテ州州都ナタル市在住でパライバ州で働く37歳の女医だ。彼女は6月に新型コロナに感染後、回復したが、最初の感染確認から116日後の10月に再び感染が確認された。保健省は9日にオズワルド・クルス財団(Fiocruz)からの報告を受け、「異なる遺伝子配列のウイルスによる再感染が確認された」と発表した。

州単位では再感染の報告が出ていたが、保健省が認めたのは初めてだ。

ブラジルでの現状は第2波到来と言え、9日現在のメディア集計によると、連邦直轄区と21州は死者増加傾向にある。同日の死者はメディア集計で848人(保健省は836人)で、11月12日の926人に次ぐ、大きな数だ。保健省集計の新規死者数は8日が842人だから、2日連続の800人超えだ。

9日現在の死者数は累計17万8995人(メディア集計では17万9032人)となった。同日の感染者数は5万3453人増の累計672万8452人で、こちらも前日の5万1088人に次ぐ5万人超の増加となった。5万人超えは9月4日以降途絶えていたが、11月28日以降、既に5回目だ。

欧州では外出規制強化が続き、米国では新たな死者が1日3千人を超える事態になっているが、医療現場の逼迫ぶりはブラジルも同様だ。

リオ州では、10日現在の病床待ちの人が集中治療室200人、一般病室200人となった。Fiocruzは同日、同州ではパンデミックの期間中、5千人が入院さえ出来ずに死亡したとの調査結果を発表した。サンパウロ市でも、サンタカーザ病院でコロナ患者用の集中治療室が満杯となり、エミリオ・リバス病院の占有率も90%に達した。』

2020年12月13日(日)

1週間前の土曜日に、エドソンにはボトゥカトゥに買い物に行ってもらったばかりなのだけれど、この金曜日にまたパーディーニョに買い物に行ってもらった。と言うのも、プロパンガスや鶏の餌などはパーディーニョのお店で買っているから。それで、ついでにスーパーにも行ってもらいお肉などを買ってきてもらった。帰ってきたエドソンが車から下ろした荷物の中に小さなセントポーリアの鉢植え(以下写真)があった。パーディーニョのスーパーでこういうお花を販売しているなんて珍しいし、可愛いと思ったので買ってきたらしい。それでカウンターテーブルの上にセントポーリアを置いて写真を撮ったら、向こう側にひろが写り込んでいた。

2020年12月14日(月)

うちにやって来たダンゴーラという鳥のうち、1羽が鶏小屋のスペースから外に出てしまったものの、遠くへ行かず、常に側で過ごしているので、まあいいかと、自由にさせていることは以前書いた。すると、この金曜日の朝、朝食後にエドソンが鳥たちの様子を見に行くと、さらに2羽が外に出てしまっていた。あらたに外に出てしまった2羽は野菜畑の中でウロウロしていて、そのうちの1羽は鶏小屋の運動場スペースのネット沿いを行ったり来たりして、運動場内に戻りたいような様子なので、昼食後にエドソンとふたりで協力して、その1羽をネットの中に誘導することに成功。でももう1羽は戻ろうとする素振りがないため、誘導しようとはしたものの、しばらくして諦めた。そして、その日の夕食後、エドソンがまた鳥たちの様子を見に行くと、外にいる2羽のダンゴーラが畑の上を通っている竹竿の上にいたので、カメラを取りに戻って、撮ったのが次の写真。ちょっと暗くて見えにくいけれど、フランボヤンの木には行かず、この竹竿の上で寝ることにしたらしい。

2020年12月15日(火)

パーディーニョの市長がコロナで亡くなったと、昨日の午後エドソンが言っていた。これでパーディーニョの死者は3名になった。彼の正確な年齢は知らないけれど、70代後半ということだった。彼の市長としての任期は今月一杯で、来月からは先日あった選挙で選ばれた新しい人が市長になるのだけれど、隣町のボトゥカトゥのコロナ対応に比べて、パーディーニョはこれまで結構緩かったのが少しは変わるだろうか?と、エドソンと話した。

庭の西側の糸杉の前辺りにある小さなバラの木に花がひとつ咲いたと、9月下旬に書いて写真を掲載した。毎年ひとつしか花を咲かせないので、今年はあれで終わったと思っていたのだけれど、数日前にふたつつぼみをつけていることに気づいた。ひとつがきれいに開いたので、次の写真を撮ってみた。このバラは真っ白ではなく、花びらの先にちょっとピンク色が混ざっている。木も花も小さく弱々しいバラだけれど、毎年ちゃんと花を咲かせてくれることに感心してしまう。

2020年12月16日(水)

日曜日の夕飯に、また鶏肉と一緒にタケノコをローストしたのだけれど、数本ローストしたのでちょっと量が多く、食べきれなかったので、ひろとめいの夕飯にその残ったタケノコを2センチ角くらいにして2個ずつ加えて食べさせた。ひろは小さいものは飲み込んでしまうので、2センチ角くらいのものなら噛み砕いて食べるだろうと思ったのだけれど、どうもひとつはそのまま飲み込んでしまったようで、翌朝、彼は目を覚ましてからゲボゲボと嘔吐して出した黄色い液体の中にそのタケノコが噛み砕かれないまま吐き出されていた。個体が大きすぎて胃が受け付けなかったのかな?はるは変わったものを食べると体調を崩すので、変わったものはあげないようにしているので、タケノコをあげたのはひろとめいだけだったのだけれど、はるほどではないけれど、ひろもやはり敏感なんだなと再認識。でも、めいはまったくなんともなく、嘔吐した形跡もなく元気にしていて、野良犬生活をした時期があるだけあって、めいは本当に元気だなと思う。次の写真は、はる(1枚目写真)とひろ(2枚目写真)。

2020年12月17日(木)

広島の友人が「最近野菜が安くなってきたので、大根を試しに干してみました」と言って、その写真を送ってきてくれた。干した野菜は味が甘くなり、旨味や栄養価が上がると聞いたことがあるけれど、干すためのこういう網の入れ物があるとやり易いだろうなと思った。彼女によると、干した時は隙間なく並んでたのに、3日たったら、写真のようにスカスカになっているというのは、うちでやった干しタケノコと同じだと思った。こういう乾燥用の網があると、風で飛ばされたり、虫の心配をせずに済むからいいな。広島の実家近くにある家庭菜園関連の商品をたくさん扱っているホームセンターに行けばおそらく手に入るだろうけれど、ここではこういう優れものは見たこともなく、どこに行けばあるのかすら見当もつかない。

2020年12月18日(金)

今週、ペトロポリスの安見さんから年末年始のご挨拶というメールが届いた。「パンデミックで家に閉じ込められた2020年が終わり2021年へ。まだ先の見えない2021年に恐る恐る入っていこうとしています。皆同じ心配ですね。(添付のマンガの心境です)」とあり、人々が2021年の扉を離れた場所から恐る恐る長い棒で開けている以下のマンガが添付されていた。う~ん。まったくその通りかもと思った。今後コロナ禍がどうなるのかだけでなく、アメリカ大統領選の結果が最終的にどうなるのか?アメリカ大統領選後にどんなゴタゴタが起きるのか、そして、それがどのように収束するのか?米中戦争の今後の行方はどうなるのか?2021年は未知数満載で、不安ばかりだ。コロナ禍に関して言えば、アメリカではまず第一段階として医療従事者を対象にワクチン摂取が始まり、日本でも3月に始まるというニュースを見たように思う。そして、ブラジルでも予定通りに行くかどうかはブラジルのことだからわからないけれど、2月の何日だったかに始まるというニュースがあった。ただサンパウロ州政府は連邦政府の承認が得られ次第、今月から独自に始める意向を示している。でも、ワクチンの効果は未知数で、これで問題がすべて解決してコロナ禍とおさらばということになるとはどうも思えない。心配のし過ぎだろうか?そして、ブラジルで暮らして50年という安見さん夫妻は、これまで日本に戻るということは考えてみたこともなかったそうだけれど、どうも今回のパンデミックによる引きこもりを経験して、老人福祉の整った日本に帰ってきてはという奥さんのお姉さんの言葉に、そういう可能性もあったなと思い至り、2021年末か2022年には日本に戻る方向で考えているとメールにあったので、何だかとても驚いた。これからコロナ禍がどうなって行くのかわからないけれど、日本の方が断然被害が少なく安全だし、日本の老人福祉もブラジルの比ではないのだから、そういう考え方もありだなと思った。でも、何だかちょっと寂しいな・・・。

2020年12月19日(土)

12月17日15:11配信のヨミドクターというサイトの記事に、「なぜ病床が足りなくなるのか?…「医療崩壊」を知る医師・森田洋之さんが語る新型コロナ危機の真実」というのがあったので、以下にリンクをはってみる。欧米に比べてコロナ感染者や入院患者や重篤患者、そしてもちろん死者数の少ない日本で、何故最近医療崩壊の危機が叫ばれているのかとても不思議に思っていた。世界で三番目に被害が大きく、いろいろな対応が日本など先進国に比べて十分でない発展途上国と考えられているブラジルでさえ、医療崩壊は起こっていない。ただ、11月の選挙後の感染拡大の波がきて空き病床がなくなりつつあるとは言われているけれど・・・。繰り返すけれど、ブラジルでの感染者数、患者数、重篤患者数、死者数は日本の比ではなく多い。だからこそ、何故?と、どうしても思ってしまうのだ。そしてこの記事を読んで、そういうことなのかと、少し納得した。この記事のサイトは、こちらへ

2020年12月20日(日)

木曜日の朝、めいにご飯をあげた後、いつものようにベランダをほうきで掃いて掃除をしようと、めいの犬小屋の側の壁に立てかけたほうきを取ると、そこにカエルがいてびっくり。雨が降る時期になると毎晩のようにベランダやベランダ前の芝生や外階段に出没するあの大きなカエル。めいはこのカエルがベランダや階段に出没すると、ワンワン吠えることもよくあるのだけれど、特別反応しないこともある。その違いは何なのかはわからない。この時もめいは何の反応もしていなかったので、ここにカエルがいることに気づいていないのかなと思った。でも、ベランダの掃除が終わって、ほうきを同じ場所に戻した後、めいがほうきの側で注目していたので、カエルの存在はわかっていたのだろうと思った。その後、お昼ご飯の時も、夕ご飯の時も、このカエルは動かずこの場所でじっとしていた。そして、次の朝見てみると、さすがにいなくなっていた。ここでは今の時期この大きなカエルを本当によく見かけ、たまに極小サイズのカエルを植物の上で見かけることもあるけれど、日本で普通に見かけるような中型サイズのカエルは、見たことがない。

2020年12月21日(月)

先日小さな白いバラの写真を掲載したけれど、あれから数日して花びらの縁のピンク色が濃くなっていたので、また写真を撮ってみた。先日写真を撮った際、まだ開きかけのつぼみだった右下の花も、今では目一杯開いている。でも、こちらの花の方が開いてからの日数が左上の花よりもまだ少ないので、花びらのピンク色が薄い。日数が経過するのに伴ってピンクの色が濃くなるというのは不思議だなと思う。マナカの花も咲き始めは白なのに、だんだんピンク色が濃くなっていく。そのことを知らないと、白と薄ピンクと濃いピンクの3種類の花がひとつの木に一緒に咲いていると思ってしまう。

12月20日6:01配信のJBpressの記事に「ブラジル日系人が子孫に伝えたい日本の8つの価値観」というのがあったので、以下にリンクをはってみる。この記事のサイトは、こちらへ。全文を読むのが面倒くさい方には、その8つの価値観だけを以下に列挙しておく。
【Responsibilidade】直接的な訳では“責任”であるが、彼らの意味するところは“義理を重んじる”ことのようだ
【Aprendizado】子弟の“教育”の熱心であること、また本人も向学心があること
【Integridade】“誠実”あるいは“正直”
【Coletividade(Colaboracao)】集団主義的な“協働”を意味し、“みんなで”にあたる
【Perseveranca】“忍耐”あるいは“根性”
【Gentileza】“思いやり”“親切”
【Gratidao】“恩”ないし“感謝”など、他人との関係性において
【Respeito】祖先や周りの人たちへの“敬意”
「勤勉」「親孝行」「もったいないと思う気持ち」「仕方がない」など、ほかにも多数候補があったが、日系人がブラジル社会で確固たる地盤を築くのに貢献した価値観という点から上掲の8つに対する支持が多かったらしい。

2020年12月22日(火)

ベランダ横の花壇の外で朝顔が芽を出したのだけれど、先日エドソンがその側に竹の棒を添えてくれて、つるがその竹を伝って伸びて行けるようにしてくれていた。そして、その翌日ひとつ花が咲いたので写真に撮ってみた。この朝顔は本当に元気で強い花なので、あちこちから芽が出て花を咲かせているのを発見しては驚かされている。

先日、広島の友人が送ってくれた全日空ホテル前の庭に咲く可愛い花は、ホリゴナム(ヒメツルソバ)という花で、広島の実家、つまり兄の家の庭にもあるし、いたるところで見かけると、兄がメールで知らせてくれた。次の写真は、その実家の門を入ってすぐ左に生えているのを撮ったものだそうで、「非常にたくましい花で、舗装した地面のわずかの隙間でも生えてきます」と言うことだった。

2020年12月23日(水)

うちに連れてこられてからすぐに鶏小屋から出てしまったため、その後は小屋の外で自由にさせている2羽のダンゴーラ。基本、鶏小屋の囲いの中にいるもう2羽の側を離れたくないのか、囲いの側でウロウロしているのだけれど、時には気の向くまま庭をそぞろ歩いて虫などをついばんでいることもある。先日の夕方も鶏小屋から少し離れて、家の前辺りの庭に出てきていたので、エドソンがその様子を撮ったのが以下の写真。せっせと虫を食べてくださいね。できれば葉切りアリを中心に食べてくれると、とてもありがたい。

2020年12月24日(木)

ブラジルでコロナの感染が広がり始めた頃、政府による自粛規制が始まる直前の3月中旬に、私たち自身の判断で自主隔離を開始して以来、早いものでもう9ヶ月が経過。エドソンは時々町に買い物に出かけても、私はここから一歩も外に出ないという隠遁生活を乗り越えて何とか無事にクリスマスイブを迎えることができた。今日は今月初めにエドソンがボトゥカトゥのスーパー・コンフィアンサで買ってきてくれたチェスターでローストチキンを作っていただく予定。私たちにとってクリスマスはキリスト教の祝日ではなく、二十四節気の季節のお祝いのようなものなので、これでいいのだ。

12月20日(日)7:01配信の東洋経済ONLINEの記事にコロナ関連で、『フランス人が日本に戻って心底感じた「自由」』というおもしろい記事があったので、以下にリンクをはってみる。この記事のサイトは、こちらへ。ブラジルも欧米同様ひどい状態ではあるものの、規制はかなり緩く、ロックダウンが行われる予定はないようだけれど、クリスマス前の22日から年始6日にかけての2週間ほどは規制が厳しくなるようで、特に25、26、27日の週末と1、2、3日の週末は、生活必需品以外のお店は開けてはならず、外出は控えるようにというお達しが出ている。

2020年12月25日(金)

うちの食料品などの買出しは、エドソンが2週間に一度パーディーニョの町のスーパーに行き、2~3ヶ月に一度ボトゥカトゥのスーパーや日系食料品店に行ってくれるのだけれど、パーディーニョのスーパーは扱っている野菜や果物の種類が少なく、サンパウロの卸売市場で売れ残りの野菜を安く仕入れて来て、仕入れ値よりも高い値段で販売しているらしく、とにかくお店に並んでいる時点からすでに野菜の鮮度が悪いものしかないと、帰宅すると毎回のようにエドソンは嘆いていた。それでクリスマスから年末年始にかけての野菜と果物は、パーディーニョではなく、ボトゥカトゥのスーパー・コンフィアンサに行くと言って、火曜日の朝一番で行ってくれた。買ってきたときに新鮮な野菜は結構長く保存できるのでとてもありがたい。車から下ろした買い物の荷物の中に、台所用マットの3枚セット(以下写真)があったので、「これは?」と聞くと、私へのクリスマスプレゼントと言うことだった。「あら、まあ!それで自分へのクリスマスプレゼントは?」と聞くと、「ああ、そうだね。何もない・・・」と言う返事。私が外に買い物に出ることができないのだから、自分で何か買えばいいのにと言うと、ちょっと考えてから、先日の突然の雷で壊れた無線関係の小さな機器をネットで買うと言っていた。

2020年12月26日(土)

24日の午後、パウロがクリスマスプレゼントを持ってやって来た。去年と同じような大きなカゴに色々な物が詰め合わさった物(写真左)と、クッションのような物の中にポップコーンを入れるバケツとコーラを入れるストローとふたつきのコップが入った物(写真右)だった。クッションのような物にもバケツやコップにもPR Telecomという会社の青いロゴが入っている。でも、こんなバケツにポップコーンを一杯入れて、こんな大きなコップにコーラを入れて飲んだらアメリカ人のように太るだろうなあ~。うちでは使う機会はないような気がする。エドソンはパウロから連絡が入った後、めいを連れて入り口ゲートの鍵を開け、森の貯水タンクの水を汲み上げるために森に行って戻って来たところなので、虫に刺されないように長ズボンをはいて、帽子を被ってタオルで首を隠す重装備をしている。

そして、パウロが帰った1時間後くらいにジョゼ・ハファエウがクリスマスプレゼントのワインを一本持って来てくれた。私たちからは誰にも何もあげていないのに、何だかうれしいような申し訳ないような・・・。コロナ禍なので、彼らには家の中には入ってもらわず、外でしばらく立ち話をするだけだったのだけれど、手伝いのゼーたち以外は、ほぼずっと人の出入りがなかった我が家に、この日はふたりも来客があり、おしゃべりをすることができた珍しい日になった。

2020年12月27日(日)

次の写真は、我が家のクリスマスイブのささやかな食卓。エドソンが買ってきた2.48キロで83.12レアルだった骨が除去してあるチェスター(これでも一番小さいものを選んで買ったらしい)は一度にローストするには大き過ぎるので、半分に切って、残り半分はまた別の日にローストすることにした。写真左側のガラスの容器のものが肉奉行のエドソンが味付けをしてジャガイモのスライスと一緒に焼いて出来上がったローストチキン。その左手前は、ベーコン、玉ねぎ、トマト、コウヴィ、オリーブを炒めて、マンジォカ芋を粉末にしたカサバ(またはキャッサバ)という粉とパセリを混ぜてエドソンが作ったファロファ。チェスターの右側はさっと茹でただけの我が家のオクラ。その向こう側は毎朝食べる野菜サラダにマンゴーを加えてちょっと特別感を出したサラダ。その右側はよく見えないけれど、カニカマとわかめを入れたきゅうりの酢の物。そして、その手前は、デザートに作ったアボカドチョコレートケーキ。例年テーブル全体を被うクリスマス用のテーブルクロスを使っていたのだけれど、今年はそれは省略。でも、気分は十分クリスマス。

2020年12月28日(月)

昼食後のワンコたちとのお散歩の時、日差しが強く、気温が高い日は、入り口ゲートへは向かわず、日差しを避けることのできる防風林の並木を歩くことにしている。先日、はるとひろのお散歩が終わり、めいとお散歩している時、防風林の並木の一番上、つまり、モビのお墓の側のカエデの木の上の方から鳥の鳴き声が聞こえるので、上を見上げて探したら、鳥は見つけられなかったのだけれど、その代わりに、カエデの枝にコロナウイルスのような形をした実のようなものがたくさんなっていたのでその内のひとつの写真を撮ってみた。防風林の並木にはカエデの木が何本もあるのだけれど、この実のようなものがなっていたのは、一番上の木だけだった。ネットでカエデの実で検索するとちゃんと出てきたので、カエデってこんな実をつけるんだと初めて知った。

2020年12月29日(火)

ワンコたちとのお散歩で外に出ると、いい気分転換と運動になるだけでなく、先日カエデの実を発見したように、いろいろな発見がある。道沿いの竹林の下にあるアセロラの木に、だいぶ前に白い花が咲いていたのだれど、その後、葉切りアリの襲撃に遭ってしまったこともあり、アセロラのことはすっかり忘れていた。すると先日、何だか赤いものが見えるので側まで行ってみると、アセロラの木の隣の別の木は丸裸になっていたけれど、アセロラの木は丸裸にはなっておらず、少し葉が残っている枝に赤い実をつけていた。それで、お散歩の後ボールを持って実を採りに行き、収穫したその実を洗ったものが次の写真。これでアセロラジュースが1回できる。葉切りアリに襲撃されなければ、もっとたくさんの実がなったのだろうけれど、これだけでも実をつけてくれたことに、感謝。感謝。写真の左上に写っているのは同じ日に収穫したオクラ。

2020年12月30日(水)

クリスマス後の26日の土曜日に来てくれるはずだったゼーとマリアの夫婦は都合が悪くなったようで、その代わりに28日の月曜日に作業に来てくれた。お陰で背が高く伸びていた入り口ゲートから家に向かう道沿いのアメンドイン、家の前の芝生、家の南側のアメンドイン、庭のテーブル回りのアメンドインなどを刈り終えてくれた。これですっきりと新年を迎えることができるので、感謝。感謝。次の写真は、昼食後に家の南側のアメンドインを草刈り機で刈っているゼー。ちょうど、台所の流しの前の窓の正面に来たので撮ったもの。昼食後に雨が降ったり止んだりの状態になったのだけれど、それでも作業を続けてくれたので、助かった。でも、まったくお天気が回復しそうもないので、3時前にはエドソンが日当と年末の休暇中に来てくれたことに対する感謝の気持ちを上乗せしたお金を支払って、作業を終えてもらった。

2020年12月31日(木)

大晦日のブログは何を書こうかな?と、考えていて、ネットを見ていたら岡村淳さんのオフレコ日記の中に「ブラジルの年越し事情」という記事があり、ブラジルの大晦日について書いておられたので、その記事にリンクをはってみることにした。私から付け加えることがあるとすれば、ブラジルの人たちは大晦日は白い服を着て新年を迎える習慣があるということ。白は「平和」と「幸せ」という意味があるらしい。ちなみに、岡村淳さんはサンパウロ在住の映像作家さんで、以前、香山文庫のインターネットサイトができた際、サンパウロ新聞の記者さんや学生さんなど数人と一緒に訪ねてきてくださったことがある。この記事のサイトは、こちらへ



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