Kyoko Yoshida Life in Brazil BLOG 

2020年8月1日(土)

次の写真は、うちの野菜畑の一部。画面右側はネギで、左側はニラ。その間にある葉物野菜はアルメイラオン・パウリスタという野菜。この葉物野菜はコウヴィと同じように炒めたりして食べることができるのだけれど、野性味たっぷりで苦味があるので私はあまり好きではない。でも、エドソンはそれがいいと言って時々食べている。この野菜は口に入るものなら何でも食べる食いしん坊のひろもあまり好きではなく、エドソンが与えても匂いを嗅ぐだけで食べようとしない。鶏もコウヴィを与えると奪い合うようにして食べるけれど、このアルメイラオンは、与えてもすぐには食いつかず、他に食べる物がなくなったら仕方なく食べるという感じの野菜で、みんなにあまり人気がない。でも、エドソンにだけは好かれている。栄養的にはコウヴィと同様にとても体にいい緑黄色野菜で、野性に近いものなので、放っておいても自然にあちこちから生えて大きくなるような野菜なのだけれど、ちょっと残念な野菜。

次の写真は、野菜畑の別の畝を撮ったもの。ここにはコウヴィ、イタリアンパセリ、アルメイラオン、ネギ、タイム、ニラなどが育っている。

2020年8月2日(日)

サンパウロの毛利さんがご自宅で咲く花の写真をメールに添付して送ってきてくださった。1枚目は花が咲いているその木のほぼ全体像を撮ったもので、2枚目はその花をアップで撮ったもの。ひとつひとつは小さな花なので、パッと見た目はよくわからないけれど、アップで見ると、何とも可愛い花だこと。何と言う名前の花なのか毛利さんもご存知ないそうだけれど、ブラジルには本当にいろいろ見たこともないような植物がたくさんある。ブラジルの社会や人間には様々問題があって、やれやれと思うことばかりだけれど、こういう自然には癒される。

そのある意味典型的なブラジルの問題が、先週水曜日の夜発生した。隣町のボトゥカトゥで銀行や宝石店など5~6軒が、10台の車に分乗した40人の重武装した強盗団によって爆破され一斉に襲撃されたのだ。警察が彼らを追跡して、一人を射殺したものの、あとは皆逃走して捕まっていないらしい。翌日の朝になってもあちこちで警察と犯人たちとの間でドンパチが続いていたらしいというのが木曜日の午前中の情報だった。その日は2週間ぶりにエドソンが町に買い物に行く予定だったので、どうしたものかとふたりで悩んだのだけれど、郵便局その他は次の週に行くことにして、その日は午後3時過ぎまで出かけるのを待ってスーパーだけでトンボ返りしてもらった。その日の町の様子に変わったところはなかったようだけれど、金曜日は犯人追跡の警察車両がパーディーニョの町に溢れていたらしいので、やはりパーディーニョに逃げ込んだ犯人もいたのかもしれない。こういう時一番怖いのは犯人と警察との間のドンパチの巻き添えをくうことなので、木曜日に買い物を躊躇したのだけれど、何事もなく買い物を済ませて無事に帰宅できたのでほっとした。日本では普通あり得ないことだけれど、重武装した強盗団が銀行などを襲うことは、ここでは結構頻繁にあることなので、困ったものだと思う。

2020年8月3日(月)

次の写真は、うちのニワトリたち。左手前が古株の部長。相変わらず一番威張っている。その右にいるのが新入りだけれどフレンドリーというか態度のデカイ茶色のニワトリ。体を触っても嫌がったり逃げたりしない。私はちゃーちゃんと呼んでいる。この子は新入りにも関わらず、古株のいじめをものともせず、今ではすっかりナンバー2のような顔をしている。その後ろに古株のひらちゃんと呼んでいる薄茶色のニワトリが2羽。この子たちは以前は部長にいじめられていたけれど、今では新入りのニワトリをいじめている。その向こう側の左にいる白いニワトリは新入りの1羽で、右奥にいる茶色のニワトリも新入りで、この茶色の子が一番虐げられて弱い立場にいるので、だいたいいつも他のニワトリから離れた場所にいる。たまたま撮った写真だけれど、彼らの力関係がそのまま露になっている写真になった。

2020年8月4日(火)

次の写真は、日曜日の朝、ベランダ前のハイビスカスの木々の足元にやって来ていたサラクーラのサラちゃんを撮ったもの。朝食が終わり、寝室でベッドメーキングをしていると、めいが椅子を引っ張り激しく吠えるので、庭に来ている鳥に反応しているんだろうと思い、窓からめいが吠えているハイビスカスの方向を見たら、サラちゃんがいたので、ベランダに出て撮ったもの。自主隔離に入る前から、かなり長い間サラちゃんたちの姿はもちろん鳴き声も聞こえていなかったのだけれど、土曜日の朝、台所の流しのところで朝食の支度をしていた時、窓から見える左下のガレージの前を2羽のサラクーラが歩きながら虫か何かをついばんでいたので、久しぶりだねえと思ったばっかりだった。うちのユーカリの木の上で暮らしているワシのつがいも最近小枝をくわえて歩いているところを見かけたので、そろそろ子育ての準備をしているんだねと、エドソンと話したのだけれど、サラちゃんたちも子育ての準備を始めたのかな?

この写真を撮った後も、かなり長い間このサラちゃんは庭をウロウロしていた。寝室での作業が終わって居間に戻ると、ハイビスカスの木の手前まで来て、まだウロウロしていた。それなのに、めいが全然反応していないので、居間の中から撮ったのが次の2枚の写真。2枚目の写真の左側にめいが座っていて、右側中央辺りにサラちゃんがいるという近い距離感がわかるだろうか?このサラちゃん、この日はずっと家の回りをうろうろしていた。もっとずっと離れたところにいてもめいは吠えたりするのに、こんなに近くにいるのに吠えないなんて、吠え疲れたのだろうか?私は気づかなかったのだけれど、この日の朝、別のサラちゃんが野菜畑に出没しているのをエドソンが発見。彼が蒔いた種や植えた苗の一部を食べられてしまったと言っていた。庭をうろつくのはいいとして、野菜畑に行くのは止めてほしいなあ。

2020年8月5日(水)

次の写真は、お昼前頃に日差しが入り始めてできる居間の日溜りに座って、「ここにベッドを持って来てください」と無言でメッセージを発しているひろとはる。午前中、彼らは寝室のベッドで毛布に包まって過ごすことが多いので、その間、居間のベッドは外に出してほこりを叩いて天日干しにする。それでお昼前だとまだそのベッドは居間にないので、こういう状態が毎日のように見られる。彼らがここに移動すると、今度は寝室のベッドと毛布を外に出して天日干しにするというのを毎日繰り返している。

2020年8月6日(木)

次の写真は、玄関マットの前で伸びをしているひろ。オシッコのために外に出る時、ここでリードをつけ始めるとひろとはるは決まって伸びをする。はるにリードをつけ終わって、ひろの番になると、ひろが伸びをしながら大あくびをしたので、写真を撮ったのだけれど、シャッターを切ったときにはすでにあくびは終わっていて、決定的瞬間は撮れなかった。しかも急いでシャッターを切ったのでピンボケになってしまった。2枚目の写真は、ひろよりも先にリードをつけ終わって、玄関の扉の前でこちらを向いて待っているはる。

2020年8月7日(金)

毎朝のはるとひろ、そして次にめいとの朝一番のお散歩の際、ランドマークの木の西側の竹林と桜並木の間の道を歩くのだけれど、その際東側から差し込む朝日が竹林の中でキラキラ光ってとてもきれいなので写真を撮ってみた。でも、裸眼で見える感じとカメラを通して見える感じがだいぶ違っていて、ちょっとがっかり。

2020年8月8日(土)

家を掃除する際、洗面所や台所や玄関の足拭きマットをすべて、ワンコたちのベッドと一緒に外ベランダに出してほこりをはたいて、欄干に干して数時間陽に当てるのだけれど、次の写真は、そのマットなどを干している様子を撮ったもの。朝霧が出ていたり、朝露が降りていたりする日は、欄干が濡れているので、欄干が乾くまでマットを干すことができず、掃除の開始が遅れるのだけれど、朝からお天気がいいと早くから干すことができるので助かる。

2020年8月9日(日)

次の写真は、入り口ゲートの東側の桜とさらにその隣にあるパイネイラの木を撮ったもの。桜は花が終わり葉が茂り始めている。裸になっていたパイネイラは上の方から若葉が出てきている。2枚目の写真は、入り口ゲートを入ってくると正面に見えるパイネイラの木。こちらはゲート横のパイネイラよりもたくさん若葉が茂っている。背丈はゲート横のパイネイラよりも少し低いけれど、こちらの木の方が植えた時期が古いので、年が多く、最近毎年花を咲かせてくれる。ゲート横のパイネイラは花を咲かせたことはまだ一度もない。

2020年8月10日(月)

次の写真は、去年だったか切り倒した後残った、庭のフランボヤンのYの字の形をした幹から芽がたくさん出てきているので撮ったもの。ユーカリの木も切り倒した後、少し幹を残していると、また芽が出てきて大きく育つけれど、フランボヤンも同じなのだと思った。ただ、ユーカリの木と違って、小さな芽がたくさん出てきているので、大きく育つことはないかもしれないと想像している。

2020年8月11日(火)

7月30日、台湾の李登輝元総統が97歳でお亡くなりになったというニュースがあった。同じ日に蔡英文(Tsai Ing-wen)総統がツイッターで、”This is a day of mourning for me & all Taiwanese with the passing of our former President Lee Teng-hui. He laid the foundation for a democracy built on Pride & our own identity, & his legacy will guide generations of Taiwanese to face the challenegs agead with courage.”とツイートしているニュースも目にした。それから少しして、日本政府から李登輝氏の葬儀に要人を誰も送らないらしいという記述を目にして、それはないだろうと思っていた。そうしたら、「誰も行かないのなら俺が行く」と森元総理が弔問に行くというニュースがあり、昨日のYoutube上のニュースで森元総理が外国要人としては一番最初に弔問に台湾を訪問したとあり、ほっとした。彼は現在人工透析を受けている身で、2日以上東京を離れることはできないという健康状態にも関わらず、病身をおして行かれたことを知り、とてもありがたく思った。

李登輝氏は日本統治時代の台湾で生まれ、京都帝国大学で学び、「私は22歳まで日本人だった」と語る親日派だった。彼の政治的信念や人間性を支えたのは「日本精神」だったと、様々な機会で明言しておられた。日本が台湾を統治した時代があったからこそ、法治国家の土台が築かれ、日本精神をバックボーンにした李登輝氏のような人が台湾民主化を実現することができたのだろうと思う。日本人監督が作った「哲人王・・李登輝対話篇」という映画(Amazonでビデオが買える)があって、「台湾民主化の父」である李登輝氏のことを描いているという。この映画の中で台湾の若い女性国会議員として李登輝氏にインタビューしている蕭美琴(しょう・びきん)氏は、現在48歳で、今月駐米台北経済文化代表処代表、つまり駐米大使に就任している。台湾では初の女性駐米代表だという。台湾は、コロナ禍を封じ込めることに能力を発揮したIT担当大臣がトランスセクシュアルで天才的なIT専門家の人だったり、日本には到底できそうもない人事をしていて、蔡英文という人はさすがに李登輝氏の愛弟子だけあるなと思う。こういう立派な後継者を育てたという意味でも、李登輝氏はすごい人だったのだと再認識した。

2020年8月12日(水)

次の写真は、はるのために1日おきに作っている特別食。炊き上がった玄米と挽き肉とにんじんといんげんに水を加えて煮て、お塩とオリーブ油を少々加え、クリニックで指定された様々な栄養素が含まれている粉末をこれまたほんの少々加えて作ったもの。ヴィラ・シーコで動物の栄養士の資格も持っているドトーラ・ジャナイーナから何を何グラムと指示されてその通りに作っているので、これで2日/6食分。はるはこの食事をするようになってから食欲がないということがなくなり、まるでひろのような食いしん坊に変身。食事の前は「ご飯!ご飯!」と言ってひろと一緒になって大騒ぎをするようになった。お陰でずっと体調が安定して良く、日々ご機嫌が良くハッピーに元気に過ごしている。はるが赤ちゃんの頃、肝機能が弱いということがわかってからしばらく作っていた食事では、お肉は鶏の胸肉を使っていたけれど、大人になったはるには脂肪分がある挽き肉の方がいいということで、私たちが食べる挽き肉とは別に、脂肪の多い安い部位のお肉をお店で挽いてもらっている。

2020年8月13日(木)

先日ペトロポリスの安見さんご夫妻に、自由に外出できないこのコロナ禍ですが、写真でだけでもお花見してくださいと、我が家の桜の写真を数枚お送りしたら、返信をいただいた。安見さんのお宅の桜は1~2輪咲いて止まってしまっていて、まだ満開になっていないらしい。ペトロポリスでは、日伯修好100周年記念で桜の植樹をしてから色々の機会にあちこちに桜が植えられてきており開花を市民は心待ちにしているものの、外出できないので開花状況は確認できない。でも、町の桜もおそらくご自宅の桜と同じ状況なのではないかということだった。ブラジルに来てすぐの頃、リオのパラカンビで暮らしていた時にペトロポリスに伺ったら、7月上旬にすでに桜が咲いていたけれど、今年は開花が遅いようだ。市役所から市民の桜の写真コンテストをしないかとお声がかかったのだけれど、ステイホームで身動きできなので開催する自信がなくお流れになったそう。そして例年なら、今頃はBUNKA-SAIでお忙しい日々だけれど、今年はコロナ禍でできないので、YoutubeのOn-lineをしないかという意見もあったけれど、Zoomを駆使して自宅から参加できる人が限定され成り立たないということで実施には至らず、催し物は全て来年以降までお預けになったそう。

8月からランニンググループのトレーニングが再開されたそうだけれど、ご夫妻は高齢者で危険度が高いということで参加できないのだとか。ご夫妻がリオに行くことは可能なのだけれど、目に見えない感染の心配があり、ステイホームの状態。だから日本食材が不足してくると、リオで暮らすお嬢さんが買って届けてくれるのだけれど、ペトロポリスの町には居住者以外入れないので、町の入り口まで出向いて会って引き渡してもらうということをしておられるということだった。町の入り口近くのランショネッチ(軽食レストラン)でおしゃべりをしてお互い息抜きをしているのだそう。次の写真は、ランショネッチでお孫さんと会っておられるところ。ちなみにペトロポリスは日系人口が少ないので、日本食のレストランはあっても、日本食材を販売しているお店がなく、リオまで行かないと手に入らないというのはちょっと不便だなと思った。まあ、ここも隣町のボトゥカトゥまで行かなければ手に入らないけれど、ペトロポリスとリオ間の距離に比べるとずっと近いので不便さはかなり小さい。

2020年8月14日(金)

5月上旬、手伝いのゼーに頼んで、ご近所のファゼンダでたくさん鶏を飼っているジョアオンの所から鶏を3羽買ってきてもらい、うちの鶏の数を6羽に増やしたのだけれど、新入りがうちの環境に慣れるのに少し時間がかかったので、しばらくは古株の鶏が毎日ないし1日おきに1個か、2個くらい卵を生んでくれる感じだった。でも先月頃から新入りたちも卵を生んでくれるようになり、毎日2~3個という日が増えていた。そうなると毎日食べても冷蔵庫の卵の数は減らず、お店で買う必要がなくなり助かっている。そして、先日は4個も生みつけられていたので、わあ、すごいと思った。そして、その4個の卵のうちの1個がとても大きいので驚いた。次の写真のボールの中の右上がその大きな卵。左下の空色のような卵は、他に比べて大きい部長の卵なのだけれど、それよりも大きいのだからすごい。たまに部長の卵よりも若干大きめの卵が生みつけられていると、だいたい黄身が2つ入っているのだけれど、この大きな卵も黄身が2つ入っているのかもしれない。

2020年8月15日(土)

木曜日にスーパーへの買出しの際、郵便局にも行ってくれたエドソンが、届いていた楽書倶楽部第54号を持って帰ってきてくれた。以下は、この号に掲載された私の文章。

反日アベノセイダーズ

四十三年前、十三歳の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのお父さんの横田滋さん(八十七歳)が、六月五日に老衰のためお亡くなりになったという訃報に接した。この長い年月苦しみ続け、めぐみさんをいまだ取り返すことができず、さぞ悔しく、心残りだったことだろうと思う。心からご冥福をお祈りします。

一九八七年に大韓航空機爆破事件を起こした北朝鮮の工作員・金賢姫の証言から、北朝鮮が何年にもわたり日本人を拉致していたことが明らかになり、一九八八年に梶山静六国家公安委員長(当時)が国会で「北朝鮮による拉致の疑いが十分濃厚」と答弁したにもかかわらず、メディア報道はほとんどされなかった。拉致問題が大きく報道されるようになったのは、めぐみさんの実名を公表すると北朝鮮にいるめぐみさんに危害が及ぶ可能性があると危惧する家族の反対に対して、めぐみさんの実名を出してメディアに公表しなければ、拉致問題が存在することすら信じてもらえず、解決もできないという滋さんの強い思いがあったからだった。めぐみさん失踪から二十年後の一九九七年二月にAERAと産経新聞がめぐみさんの拉致を報じたことで、問題が広く知られるようになった。それを機に他の被害者家族も合流して家族会を作り、それを見て西岡力氏らが救う会を作り、拉致の問題が取り上げられるようになったという経緯がある。しかし、家族会や救う会の訴えにも関わらず、政府内に拉致対策本部が作られるまでにはそれからさらに10年もかかっている。

当時は、旧社会党を始めとする野党もマスコミも北朝鮮が日本人を拉致したりするはずがないと言って、被害者家族を無視または厄介者扱いし続けていた。旧社会党党首だった土井たか子氏は、娘が北朝鮮に拉致されていることを訴えに訪れた有本さんご夫妻をまったく相手にしなかった。さらに、二〇〇二年に北朝鮮が拉致を認め、拉致被害者五人が日本に帰国した後も、インターネット上の社会党公式サイトに掲載された拉致問題は存在しないという言説を長い間消去することすらしなかった。朝日新聞に至っては一九九九年八月の社説で拉致問題は日朝国交正常化交渉の障害だとまで書いていた。そのような経緯をどれだけの人たちが憶えているだろうか。

そして、滋さんの葬儀後に行われたご遺族による記者会見の中で、息子さんお二人が語ったことが新聞やテレビではまったく報道されなかったことが、インターネット上で大きな問題として取り上げられた。

横田拓也さんは、「一番悪いのは北朝鮮ですが、問題が解決しないことに対して、ジャーナリストやメディアの方の中には、安倍総理は何をやっているんだ、というようなことをおっしゃる方もおられます。ここ二、三日、北朝鮮問題は一丁目一番地だというのに、何も動いていないじゃないか、というような発言をメディアで目にしましたが、安倍総理、安倍政権が問題なのではなく、四十年以上何もしてこなかった政治家や、北朝鮮が拉致なんてするはずないでしょと言ってきたメディアがあったから、安倍総理、安倍政権がここまで苦しんでいるんです。安倍総理、安倍政権は動いてくださっています。やっていない方が政権批判をするのは卑怯です」と語ったのだ。拉致問題に関して冷淡で、安倍氏の足を引っ張ってきたのは野党やメディアだけではない。とにかく日朝国交正常化をし、それに伴う利権に預かろうとする与党自民党内の政治家たちや外務省だったことも忘れてはならない。それらの人たちの態度はいまだ変わっておらず、被害者家族の方たちはそれらの人たちの度重なる冷たい言動や仕打ちにより、言葉では言い尽くせないほど深く傷つき辛い思いをしてこられたことは容易に想像できる。

横田拓也さんも、「私たち横田家のそばに長い間いた安倍総理には、本当に無念だとおっしゃっていただいています。私たちはこれからも安倍総理とともに解決を図っていきたいと思っています。国会においては、与党・野党の壁無く、もっと時間を割いて、具体的かつ迅速に解決のために行動して欲しいと思います。マスコミの皆さまにおかれましても、イデオロギーに関係なく、この問題を我が事として取り上げてほしいと思います。自分の子どもならどうしなければいけないか、ということを問い続けてほしいと思っています」と語っている。

安倍総理は、政治家になる前、父である安倍晋太郎氏の議員秘書をしていた頃から、まだ誰もが無関心だった拉致問題に取り組んできている。安倍氏が拉致問題を政治的に利用してきたと筋違いの批判をする向きもあるが、実際は自民党内で白い目で見られながらも、これまでずっと被害者家族と共に戦ってきているのだ。メディアによる印象操作というのは恐ろしいものだと思う。小泉訪朝後に拉致被害者5人とその家族を取り返すことができたのは、安倍氏がいたお陰であって、決して拉致の「ら」の字も理解していなかった当時の小泉総理のお陰ではないということもはっきりと言っておきたい。

新聞やテレビと言った既存メディアは、国益などそっちのけで、とにかく何が何でも反安倍で、安倍総理を引きずり下ろしたいがために、事実を報道せず、安倍総理が言ったこと言わなかったこと、やったことやらなかったこと、すべてを歪めて批判し、すべて安倍が悪い「安倍のせいだ」という印象操作をしているとしか思えなような報道をする。この会見の大事な部分をわざと伝えなかったのも、やはりメディアにとって都合の悪い事実は報道しないという典型的な例だった。政治家やメディアの人たちに同じ日本人としての真っ当な倫理観があるのであれば、北朝鮮などのお先棒を担ぐのは止めて、哲也さんと拓也さんの言葉を重く受け止め、もっと問題解決に結びつくような具体的な行動をしてもらいたい。そして、拉致に関与したことがわかっている日本人や朝鮮総連の関係者らを白日の下に晒し、真相解明と問題解決への一歩を踏み出せるよう協力してほしいと強く願う。それができないのであれば、メディアや政治家の存在価値などあるのだろうか?

2020年8月16日(日)

次の写真は、これまでコロナ禍で閉鎖されていた学校が8月から再開されたことを受けて、アマゾナス州政府が州内の州立学校の生徒に向けて無償配布したというマスク。インターネット上で、この巨大なマスクが話題になっていたと言って、エドソンが私にも送ってきてくれた写真。顔全体を被うような巨大マスクに笑ってしまった。一体どうしてこんな特大のマスクを作ってしまったのだろう?大は小を兼ねるとは言うけれど、本当にこんな巨大なマスク、役に立つのだろうか?

パーディーニョの武漢コロナ累計感染者数は100人に達してしまった。その上、パーディーニョの市役所で結構な数のクラスターが発生して、市役所が閉鎖されてしまったそうだから、その検査結果が出揃うと、この数字はさらに増えるだろうと思われる。パーディーニョの住民の多くは市役所関係の仕事をしているので、ここでクラスターが発生したということは、どこまで感染者数が増えるのか?ちょっと恐ろしいことになってきた。ただひとつ幸いなことは死者がまだ1人から増えていないこと。

2020年8月17日(月)

マナウスの陣内さんからいただいたメールに、「昨日ザボンが届きました。大きくてビックリ。甘味は少ないのですが冷たくすると美味しいです。大きなミカンと比べた写真をお送りします。何とも言えない大雑把なアマゾンの果物といったところです。でもザボンはポルトガルから来たのかしら、長崎のザボン売りとゆう歌がありましたっけ?」と書いておられた。ザボンという果物の名前は聞いたことがあるし、たぶん食べたこともあると思うのだけれど、ブラジルでザボンねえと思い、Wikipediaで調べてみたところ、『原生地は東南アジア・中国南部・台湾などであり、日本には江戸時代初期に渡来した。漢字をそのままに音読みしているが、本品の貿易船主である謝文旦という人名の潮州語読み(ジアブンタン、zia bhungdang)に因む。果肉が淡い黄色の品種(白欒)を文旦(ブンタン)、果肉が赤い品種(朱欒)を謝文(ジアブン)と呼び分けたとも言われる。ザボンは第二次世界大戦前にはジャボンと呼ばれるのが一般的で、ジアブン、ジャボン、ザボンと変化したと考えられる。なお現代の中国語では一般に「柚子」と呼ぶ(ユズは「香橙」と呼ぶ)』とあった。ザボンを使った加工食品のひとつとしてボンタンアメの名前があったので、ああ、これなら食べたことある。このアメの箱のデザインもしっかりと憶えている。生のザボンよりもこっちの方がずっと馴染みがあると思い出した。

2020年8月18日(火)

土曜日の夜、日付が変わった頃から雨が降り始め、激しくなったり弱まったりを繰り返しながら朝になった。日曜日は1日ぐずつくお天気で、夜になってからまた本格的に雨が降り始めた。今回は当初雷も伴っていたけれど、夜中過ぎには雨だけになった。そして、月曜日の朝は一旦雨が止んでいたけれど、やはり1日ぐずつくお天気になった。どうやら今週はずっとこんなお天気が続くらしい。先週は暑いくらいの陽気だったけれど、この雨で気温が下がった。今はまだ震え上がるほどの気温ではないけれど、丸2日も日差しがないと何だか冷えるので薪ストーブに火を入れようかなと思ってしまう。でも、木曜日くらいからさらに気温が下がる予報なので、その際は確実に薪ストーブの出番が来るだろう。月曜日の朝、朝食の時、食堂の南側の窓から見えるグアプルブの木の上にトゥカーノが来ていたので次の写真を撮った。グアプルブが葉を落としているので、グア、グアっと鳴いていなくてもすぐに気づいた。この他、月曜日の朝は、それまでしばらく音沙汰のなかったサビアーの歌声と、サラクーラの合唱が、他の鳥達の声と一緒に、少し離れた場所から聞こえてもいた。そろそろ春の訪れが近づいているということなのかな?

2020年8月19日(水)

先日8月15日配信の藤井厳喜氏の「ワールド・フォーキャスト」で、【終戦記念日】「原爆投下など必要なかった」”終戦の日”にまつわる太平洋戦争の大嘘...明かされる元アメリカ大統領の暴露・・・という話をしていた。あの戦争は日本が始めたくて始めた戦争ではなく、フランクリン・ルーズベルト大統領が様々な理由でどうしても第二次世界大戦に参加したくて、そして、自分の失政を覆い隠すためにも戦争がやりたくて、日本を追い詰めて、日本に開戦させたという戦争だったと、アメリカの歴史家、識者、政治家の中から言う人が出てきている。そして、アメリカもマスコミは左派なので、彼らのことを修正主義者と言って批判しているけれど、アメリカの保守、愛国者の間ではこのような見方が広がっているということだった。その一例として、ハーバート・フーバー(Herbert Hoover)大統領の回顧録「FREEDOM BETRAYED(裏切られた自由)」という本を紹介していた。以下に、その番組へのリンクをはってみる。この番組のサイトは、こちらへ

ネットで調べてみると、ハーバート・フーバー 『裏切られた自由 フーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症』 ジョージ・H・ナッシュ編、渡辺惣樹訳(草思社(上・下)2017年7月-11月)というのがあった。そしてさらに、それに関連して渡辺惣樹『誰が第二次世界大戦を起こしたのか フーバー大統領『裏切られた自由』を読み解く』(草思社、2017年7月)解説書というのと、藤井厳喜・稲村公望・茂木弘道『日米戦争を起こしたのは誰か ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず』(勉誠出版、2016年1月、改訂新書版2019年2月)解説書、序文は加瀬英明という2冊が列挙されていた。

2020年8月20日(木)

パラナ州カストロの蓼沼さんから「いい雨が降り始めました。これであまり寒さが来なければと思います。カストロでは、やっとサクラ祭りも終わりました。ただ7月5日間ロックダウンとなりました。それでも市役所は、スルーパス方式で誰も車から降りないということで花見を許可してくれました。さくらもち、焼きそば、まきずし、いなりずし、てんぷらなどを売りました」とメールをいただいた。カストロの日系社会では、蓼沼さんたちが桜を育て増やしているので、とにかく桜の数が多く、毎年盛大にお花見をされ、婦人部の方達が作る食事を販売されるのだけれど、コロナ禍の今年も何とか実施されたのだなあと思った。以下は、送ってくださった写真。2枚目も桜だろうか?それとも同じ時期に咲く別の花だろうか?うちの桜と違い、ほぼ皆一斉に満開になっているようで、見応えがある。

2020年8月21日(金)

日、月、火と降り続いた雨は、水曜日にようやく止んで、お昼前くらいから日差しが出たので、ほっとひと息。それで久しぶりにワンコたちとのお散歩をすることができた。お散歩をしながら森の方を見ると、桑の木に赤い実がなっているようなので、側まで行ってみると、見間違えたわけではなく、本当に実がたくさんなっていた。桑の実が色づいて収穫できるようになるのは、例年9月なのに、8月中旬にすでにこんなにたくさん色づいていてびっくり。それで、お散歩の後で、大きなボールを持って行って桑の実を採ってきた。次の2枚の写真は、それぞれ実のなっている3本の桑の木と、色づいた実をアップで撮ったもの。3枚目の写真は、採ってきた桑の実を洗ってザルに入れて水をきっているところ。早速これでジャムを作らなくては。

水曜日はお昼前から日差しが出たと書いたけれど、その同じ日付けのニッケイ新聞には「猛烈な南極おろし北上中」という記事が載っていて、今週後半から気温が急激に下がると予想されるので気をつけてと注意を促していた。ネット上の天気予報でも木曜日から最低気温が一桁に下がり、しばらく続くとあった。そして、予報通り、水曜日の夕方から冷え込み始め、特に今日は朝の最低気温が4度で、午後も9度までしか上がらないという予報。その上、冷たい雨が降っている。当然のことながら毎日薪ストーブが活躍している。

2020年8月22日(土)

次の写真は、木曜日の午後1時半頃玄関前から撮った家の西側の景色。昼食後のワンコたちとのお散歩の時は、まだ出ていなかった霧が出てきて、雨も降っている状態。桜の手前のガーデン・マナカはまだまだ花盛り。右側奥の竹林の向こうのユーカリの列は霧でボンヤリとしか見えない。

次の写真は、玄関からの景色を撮った後、居間の中からベランダのめいを撮ったもの。水曜日の夜から気温が下がったのでシュハスコ小屋で寝かせたのだけれど、昼間はベランダに連れて来たので、黒いネットの上で丸まっている。めいの左側に犬小屋があるのだけれど、雷雨の時にたまにこの中に避難することはあっても、寒くてもめいは犬小屋に入ろうとはしない。昨日付けのニッケイ新聞にはブラジル南部で降雪という記事があった。まあ、サンパウロ州で雪が降ることはないだろうけれど、結構寒いのに、どうしてめいは犬小屋を使ってくれないのだろう?そして、昨日は気温が低い上、1日冷たい雨が降り続いたので、めいには食事の時以外はシュハスコ小屋の中にいてもらった。彼女もシュハスコ小屋の中の方が暖かいのがわかっているで、ベランダでの食事が終わると毎回素直にシュハスコ小屋に戻ってくれる。

2020年8月23日(日)

先日、うちの鶏が生んでくれた卵のひとつがとても大きかったので、黄身がふたつ入っているかもしれないと思った。昨日の朝食はエドソンの希望でスクランブルエッグとベーコンを焼くことになっていたので、スクランブルエッグを作ろうとボールにその卵を割り入れてみると、やはり予想した通りふたつ黄身が入っている双子だったので、写真を撮ってみた。スクランブルエッグを作る際は、だいたい卵を3つ使うのだけれど、小さめのサイズの卵をさらにふたつ割り入れると、同じような大きさの黄身が4つになった。

2020年8月24日(月)

今年の6月頃だったか、ASPLというオーストラリアの政府系シンクタンクが、中国にサプライチェーンを持つグローバル企業83社がウイグルの人権侵害に加担していると発表したというニュースを目にした。アディダス、GAP、BMW、GM、アップル、グーグル、マイクロソフト、ナイキ、サムスンなどの名前があげられており、日本の企業も日立、ジャパンディスプレイ、三菱電機、ミツミ電機、任天堂、パナソニック、ソニー、TDK、東芝、ユニクロ、シャープの11社が列挙されていた。これらの企業が中国で製品を作っているのは人件費などを含む製造コストが安いからという理由のようだけれど、ウイグル人を給与など支払わずに強制労働させていたりするのだから、それは安くあがるだろうと思う。こういう指摘をされてこれらの企業は何と答えるのだろう?うちではブラジルに来て買ったパナソニックの冷蔵庫や電子レンジといった電化製品と、日本に一時帰国する度に買っているユニクロのTシャツなどを使っている。ウイグル人権弾圧に加担したくはないので、これからは気をつけて買わないようにしなければと思う。アメリカの上院議員の中には、これらの企業に調査と説明を要求している人もいるという。それに比べ日本は経団連も政治家もこれらのことを無視して親中お金儲けに走っている。彼らは企業の社会的責任をどのように考えているのだろう?同じ頃ネットで耳にしたことだけれど、中国共産党政権がしていることはヒトラーのナチスドイツが行ったことと同じなので、中国のことをチャイナチと呼び、習近平(シー・ジンピン)のことをヒトラーにひっかけてシトラー(Xitler)と呼んでいる人たちがいるらしい。そして、つい先日中国共産党政府がウイグル人に対してどんなことをしているのかを、漫画を描いて訴えている人がいることも知った。これを読むと、おぞましくて言葉を失う。清水ともみさんという人が描いているウイグル漫画日本語版のサイトは、こちらへ

2020年8月25日(火)

北上する「南極おろし」の影響で、先週木曜日の夜から始まった冷え込みは、最低気温4度とか5度で数値的にはそんなに低い温度ではなかったものの、お天気が悪く、日差しがなく、湿度が高かったので、体感温度はその数値よりもずっと冷え冷えとして、深々とその冷えが体に伝わってくるような寒さだった。冬は寒い日々が時々あるここの気候ではあるけれど、それでもちょっと珍しい厳しい冷え込みになった。土曜日は午後辺りからほんの少しお天気が回復して、日曜日からは毎日太陽が顔を出しているので、朝の最低気温が低くても、午後から気温が少し上がり、部屋の中に陽が差し込み、家のレンガの壁も温められるので、ほっとできる時間帯があって1日を通しての厳しい冷え込みからは解放された。今週木曜日か金曜日辺りには最低気温が二桁になり、最高気温が20度を上回る予報なので、後もう少しの辛抱だ。

次の写真は、久しぶりの晴天になった日曜日に、ベッドシーツを洗濯。畑に作ってもらった物干し場に干したシーツが風になびいている。結構強い風が吹いているけれど、それほど冷たい風ではなく、青空が広がり、太陽の下は暖かで、気持ちのいい1日になった。

2020年8月26日(水)

先週の金曜日と土曜日はお天気が悪くとても寒かったので、めいには食事の時以外、ずっとシュハスコ小屋にいてもらった。そして、日曜日になって太陽が顔を出したので、晴れてめいをシュハスコ小屋から解放。ベランダの上は寒いけれど、日差しがあれば、芝生の上で陽に当たりながら温まることができるので、朝食後はめいをつないでいるベランダの椅子を移動させて、めいが芝生の上に行けるようにした。次の写真は、昼食後にはるとひろとのお散歩から戻り、めいとのお散歩に行く際、玄関から出てきた私を見ているめいをパチリ。でも、彼女は私がお散歩に行く準備ができたかとうかはまだわかっていない。2枚目の写真は、私がめいのリードを見せて「お散歩行こう」と言ったので、ようやく大好きなお散歩だということを理解して、私の側まで来て尻尾を振りながら伏せをして待っているめい。可愛い!

2020年8月27日(木)

次の写真は、防風林の並木を上がって行った左側にある桜4本の足元の枝を払ってもらい、すっきりしたので撮ったもの。この写真のほほ中央にモビのお墓があるのだけれど、何層にも置いた石を枯葉が隠してしまっているのであまりよくわからない状態になっている。2枚目の写真は、丘の上の見晴らし台から西の方向を撮ったもの。画面右側中央に、切り払った桜の枝などが山になっている。画面中央奥の桜やセドリーニョや電信柱の向こうに離れの建物が少し見える。

2020年8月28日(金)

次の写真は、先週収穫した桑の実で、今週ようやく作ったジャムとジュース。収穫した桑の実は全部で800グラムくらいあったので、一度にフードプロセッサーに入らないかなと思い、550グラムくらいでジャムを作ったのだけれど、ビンに詰めてみて、一杯にならなかったので800グラム全部使っても良かったかなと思った。まあ、少し残したので、それでジュースを作ってみることができたのだからまあいいか?ジュースにはジャムを作る時と同様にライムの絞り汁と砂糖を混ぜたのだけれど、砂糖の量が少なめだったからか、それほど甘くはないちょっと野性的な味が感じられるものになった。エドソンの評価は、絶賛とまでは行かなかったけれど、「悪くないよ。うん、おいしい」という感じだったので良かった。

2020年8月29日(土)

28日に安倍首相が自身の体調について記者会見をすると言われていたので、ひょっとして辞任表明をするのか?という憶測が流れていたけれど、やはり持病の潰瘍性大腸炎が再燃したため、継続的な治療が必要となり、政権運営が難しくなったということでの辞任決意という発表だった。昨日の朝一番でYahooニュースを見て、やはりそうか・・・、でも、彼の代わりができそうな人がいそうもない今の日本の現状に、これから日本はどうなるのだろう?と、思った。この安倍氏辞任のニュースを朝食の時エドソンに話すと、「ボウソナロこそ辞任してほしいな。まあ、そんなこと絶対しないだろうけれど・・・」と、ため息まじりに言っていた。

午後からあらためてネットでニュースを見ていたら、立憲民主党の石垣のりこ議員が、『安倍首相は「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物」、そんな人を総理総裁に担ぎ続けてきた自民党の『選任責任』は厳しく問われるべきと自民党の責任を追及する構えを示した』というのがあった。大事な時に体を壊す癖?何それ?この人の人間性を疑いたくなる発言だと思った。この記事を見て、ふと以前、森元総理が浅田真央さんは演技の肝心なところで転ぶとか何とか言った際に、ずいぶんメディアに叩かれたけれど、相手が安倍首相なら何を言ってもいいとでも思っているのだろうか?潰瘍性大腸炎というのは原因不明の難病で、治癒しない病気。だから今回のことは再発ではなく再燃というのが正しいのだけれど、再発と書いているメディアが散見された。わかってないんだね。第一次安倍内閣を病気の悪化で投げ出した後、いい新薬に出会って復調したものの、その薬が効かなくなり、別の薬もどうやら効かないため、激務を続けられなくなったということか。この難病の人には体調に波があって、何とか普通に過ごせて仕事をこなせる時期と、体調が悪化する時期とが交互に来るらしく、大きなストレスがかかると再燃する可能性が高まると言われている。安倍首相の場合、何が何でも安倍嫌いのメディアに継続的な反安倍攻撃を受け続けながら、さらに、コロナ禍で休みなく仕事をする一方で、以前のようにジムに行って体を動かしたり、会食をしてストレスを発散させることもできないという状況が長く続いたための再燃だったのかな?安倍総理の長期政権は、メディアが何と言おうが世論の支持があったからこそ続いたので、世論が見放していたら、もうとっくの昔に政権交代していたと思うから、これは自民党の責任というよりも、国民の選択と言った方がいいのではないだろうか?まあ、メディアはそんなこと認めたくはないのだろうけれど・・・。

2020年8月30日(日)

20日付けで掲載したパラナ州カストロの蓼沼さんから送られてきた赤い花はしゃくなげだということだった。今回のメールでは桜の木々の下で咲くたくさんの水仙の写真を送ってきてくださった。去年、蓼沼さんからひと鉢いただいた水仙は、今年新しい葉が出てきて元気にしているので地植えにしたのだけれど、花芽はまだ出てきておらず、花が咲く気配はない。まあ、気長に待つとしよう。

2020年8月31日(月)

この土曜日にゼーたちが2週間ぶりに手伝いに来てくれた。ベランダのめいは他所の犬がうちの西側の道をうろうろしていたり、小鳥などが目に入るとよく吠えるけれど、人間には基本吠えない。でも、この土曜日はうるさいほど吠えて、室内のはるとひろも吠えまくるので、どうしてだろうと思って外を見たら、ゼーが飼っている小犬を一緒に連れてきて作業をしていたので、めいが反応していたということがわかった。この小犬、自由に動き回っているけれど、ゼーたちの側からほとんど離れず、時々、めいに向かって吠えたりするくらいなのだけれど、見知らぬ犬が来ているので我が家のワンコたちは吠えるのを止めず、家の西側のアメンドインを取り除く作業をしてもらっている間うるさくて大変だった。しばらく我慢していたのだけれど、とうとうエドソンがゼーに犬を別のところにつないでほしいと伝え、家の側から見えなくなったので、ようやくワンコたちの興奮も冷め、静かになりほっとした。この小犬、どうもチワワらしい。



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