Kyoko Yoshida Life in Brazil BLOG 

2020年5月1日(金)

3月中旬に始めた自主隔離生活も明日で丸7週間が過ぎようとしており、今日から5月。ここは毎日静かで穏やかな日々。人の出入りがないので、毎日がほぼ同じことの繰り返しの生活。そのため「あれっ?今日は何曜日だったっけ?」と、ふっと曜日がわからなくなることがある。それもあって、ちょっとメリハリをつけるために、晩酌のワインは週末だけにして、平日は飲まないようにしている。でも、これは私だけがやっていることで、エドソンは毎日飲んでいる。彼は毎日仕事をしているので、夕方仕事が終わって、ワインを1杯飲むことを楽しみにしているので、私は何も言わない。そして、1週間があっと言う間に過ぎて行く。日本はゴールデンウィークをどう過ごすかによって、感染者数が徐々に減少し始めるのか、さらに増え続けるのかの分かれ道に来ているのかな?と思う。一方、ブラジルはまだまだ感染者も死者も結構な勢いで増え続けている。日本の1日の感染者数よりもブラジルの1日の死者数の方がずっと多いという現実に、一体どこまで増えるのだろうか?と、少し気が遠くなる。

今、シュハスコ小屋の後ろにあるアロエがたくさんオレンジ色の花を咲かせているので、撮ったのが次の写真。このアロエは植えたときはとても小さかったのに、今ではこんなに大きくなってしまっている。アロエの後ろにある木にも赤い花がいくつか咲いているけれど、これが何の木なのかエドソンも私も知らない。マウリシオがどこかからもらってきた苗をここに植えたのだろうけれど、聞いて忘れてしまったのか、聞きそびれたのか、何なんだろうと思いながらも、そのままここで育っている。

2020年5月2日(土)

広島の友人が、手作りマスクの写真を送ってきてくれた。職場で数人ずつに分かれて、数日間、フロアーの一角でマスク作りをする時間がもうけられたのだそう。彼女は先日午後2時から4時までの2時間を与えられて作ったのがこの写真のマスク。マスクの型紙、いろんな色や柄の表に使う端切れ、ガーゼの裏地、耳に掛けるゴム、針と糸などが用意されていて、女性も男性も上司も皆ひとり1枚自分用のマスクを作ったのだという。「私を含めおそらくほとんどの人が針と糸で何かを作る作業は小学校の雑巾づくり以来だと思いますが、皆でああだこうだと言いながら完成しました」とメールにあった。へえ~、職場でこういうことをしたの?おもしろいなあと思った。今でもマスクはあるところにはあるのかもしれないけれど、必ずしも簡単に手に入るわけでもないらしいので、自分で作ることができればそれに越したことはないだろう。うちでは何年も前に日本から買って返ったほんの数枚のマスクがあるだけなのだけれど、買い物などで外に出かけて行くのはエドソンだけなので、戻るとすぐその日に使ったマスクを洗って消毒をして、次に出かける時にまた使うというやり方をしている。それで今のところ1枚のマスクだけで何とかなっている。

さらにこの友人は、このゴールデンウィークは8日間仕事がお休みと言うだけでなく、5月7日から5月末まで職場に出社する人員が半減されることになったそうで、彼女を含め残りの半分の人たちは自宅待機になったとも言っていた。「自宅待機時の給料は交通費を除き全額支給されるのでやれやれだけれど、6月からどうなるのか見通しは灰色」だそうで、ああ~、厳しいなあと思った。広島は感染者がそれほど多くなく、まだ仕事に出て行ける環境にあるけれど、全国的な経済の停滞で、会社の収益が減ればそういうことになるのは仕方がないのかなあ?何とか早くコロナ禍が収束に向かい、彼女が失職することがないようにと祈るばかり。

次の写真は、先日のお昼に友人があさりのボンゴレビアンコを食べようと、スーパーで買ってきたあさりを砂抜きしているところだそう。外出自粛で潮干狩りに行けない分、あさりを食べて春を満喫するつもりのようだ。あさりかあ・・・。ここではあさりなんて手に入らないから、少なくとももう10年以上食べてないなあ・・・。ああ、でも、一度だけ、小さなあさりを冷凍したものがあったので買って食べたことがあるけれど、全然おいしくなく、あさりの味もせず、捨ててしまったことがあったっけ。もう食べられないと思うと、尚更、母が作っていたちらし寿司とあさりの潮汁が食べたいなあと思ってしまった。日本は本当に季節季節の食が豊かでいいなあ。こんないい国は他にはないよ。

2020年5月3日(日)

広島でマンション暮らしをしながら、ベランダでいろいろな花や植物を育てている友人が、今ブルーベリーの花が咲いていると写真を送ってきてくれた。中央公園の植木市で買って、もう6~7年育てているのだそう。小さな白い花が咲いているのが見える。放ったらかしで育てているので、いつも花が咲くわりには実は少ししかつかないそうだけれど、自宅でブルーベリーか?いいなあと思った。ブルーベリーの花って初めて見た。何だか可愛い白い花なんだ。ここでは苗木屋さんでブルーベリーの苗木を見た憶えがないけれど、コロナ禍が収束して買い物に出かけることができるようになったら、探してみたいなと思った。

このところ日本の新規コロナ感染者数は1日200人前後で推移していて、減少傾向のようだけれど、ブラジルでは毎日500人近くの人たちが亡くなっている。数日おきに感染者数が倍々ゲームで増え続けていて、下手をするとアメリカを抜くのではないかという勢いだ。でも実際は自宅で亡くなった人たちがちゃんとカウントされていないという話もあるので、実際の数字はどうなんだかと思ったりする。5月1日付けのニッケイ新聞に、「《ブラジル》コロナの感染拡大率は48カ国で最大=最初の死者確認から40日後も続く死者急増傾向」という記事があったので、リンクをはってみる。こういう記事を見ていると気が滅入るけれど、現実は現実として冷静に受け止め、ストレスの種にしないようにしたいとは思っている。この記事のサイトは、こちらへ

2020年5月4日(月)

この土曜日は、手伝いのゼーとマリアの夫婦とゼーの兄弟という男性の3人が、2週間ぶりに仕事に来てくれた。マリアには草取りや庭に転がっている薪ストーブ用に小さく切ってそのままになっていた薪をランドマークの木の足元に集めてもらった。ゼーともうひとりの男性には、家の南側の三角地帯に並ぶセドリーニョの足元の枝をはらってもらったので、見通しが良くなり三角地帯のレモンやオレンジの木々やバナナの木などが少し見えるようになった。次の写真は、食堂の南側の窓から撮ったその足元がすっきりしたセドリーニョの列。

午後からは森を拡張するために植えてから大きく育っているカエデの木々の足元の枝をはらってもらった。こうすることでカエデはさらに大きく育つことができる。ゼーたちが時々来てくれるお陰で、うちが草ボウボウになったり、ジャングルのようにならないで済んでいるので、感謝。感謝。次の写真は、そのカエデの森を北東から撮ったもの。木々の足元がすっきりしているのがわかるだろうか?画面左側に並ぶ背の低い緑の木の列は、マンジォカ芋の列。画面右側手前の地面を這う緑の葉は、カシというへちまのような形をした野菜。

2020年5月5日(火)

自主隔離を始める前と、始めてからの私たちの生活に特に目立って大きな違いはないけれど、買い物は2週間に一度、パーディーニョの町のスーパーに行くだけで、隣町のボトゥカトゥの大きなスーパー・コンフィアンサには行けないため、魚が買えないことは以前書いた。魚以外にもパーディーニョの町のスーパーでは買えないものがいろいろある。例えば、しいたけやしめじ、大根やセロリと言ったここの人たちが食べない野菜も手に入らない。そして、毎日朝食で飲む果汁100%のオレンジジュースもない。生のしいたけやしめじはそんなに長い間保存できないので、自主隔離前に買ったものはもうとっくになくなってしまって、乾燥しいたけが少し残っているだけ。オレンジジュースは自主隔離を始める前に、5リットルボトルを3本くらい買っておいたので、かなり長い間飲むことができたけれど、4月下旬にとうとうなくなってしまった。それで、最近ぼちぼちレモンが収穫できるようになっているので、レモンを絞ってレモンジュースを作ってオレンジジュースの代わりにするようになった。次の写真は、そのレモンジュース。今回は砂糖の代わりにはちみつを混ぜているのだけれど、なかなかおいしい。写真のグラスの後ろは、オレンジジュースが入っていた1.5リットルのペットボトルで、それに作ったレモンジュースを入れて飲んでいる。

日本食料品店のウエノにはもともと2~3ヶ月に一度くらいしか行かないので、基本備蓄はあるつもりだったのだけれど、先日みりんがなくなってしまい、備蓄し忘れていたことになくなってから気づいたりした。その他、キッコーマンのお醤油もウエノでしか手に入らないのに備蓄し忘れ、今使っているものがなくなったらブラジルで作られているサクラ醤油を買わなければいけない状態になっている。まあ、代替品があるだけでも幸せなことなのだけれど・・・。日本米もパーディーニョでは手に入らない。でも、これは備蓄のために買っておいたものが15キロほどあるので、まだ数ヶ月は大丈夫そう。スパゲティやショートパスタもたくさん備蓄しているので、時々それらを食べれば、お米の消費量も抑えられ、お米が底をつくのを遅らせることができるだろうと考えている。

2020年5月6日(水)

毎年5月は家の前の庭と、入り口ゲートに向かう道沿いのノイヴィーニャが咲き始める時期。この木が小さな真っ白な花を木全体を被うように咲かせると、とてもきれいなので、ああ、いいなあ~と思う。庭の糸杉の側の白いポインセチアも花を咲かせる準備が始まり、花の回りの葉が白くなり始めている。5月と6月はノイヴィーニャとポインセチアの白が私たちを癒してくれる。次の写真は、入り口ゲートに向かうノイヴィーニャの列(左側)を撮ったもの。まだ満開ではない。2枚目は、かなり花が開いている木を選んで、アップで撮ったもの。

2020年5月7日(木)

次の写真は、森の北側のカエデをたくさん植えたエリアで、マンジォカ芋を掘り起こしているエドソンを撮ったもの。皮を剥いて冷凍しておいたものがなくなると、カエデの木々の間に植えたマンジォカを掘り起こしに行ってくれる。この写真でわかるように、1本のマンジォカの木の下には数本の芋ができているので、一度に掘り起こすのは1本だけ。2枚目の写真は、この掘り起こしたマンジォカを家の外の水場で洗って土をざっと落としたものを、エドソンが台所の流しまで持ってきてくれたのでパチリ。この後、これらを適当な大きさに切って、皮を剥いて、保存容器に入れて、すぐに使わないものは冷凍室で保存。冷凍しておくとかなり長い間保存できるのでとても助かる。

2020年5月8日(金)

先日エドソンがマンジォカ芋を掘り起こしに行った際、一緒に行って写真を撮ったのだけれど、その際、マナカの木の上部にたくさん花が咲いているのが見えたので撮ったのが次の写真。とにかくマナカの回りの木々が大きくなっているので、マナカがだんだん見えなくなってきているのだけれど、上の方だけ少し見えるスポットがあり、ちょっとうれしくなった。

そして、収穫したマンジォカ芋の皮を剥いて、3分の2は冷凍して、3分の1は翌日エドソンが茹でて、鶏肉とマンジォカのスープを夕食に作ってくれたので、写真を撮った。鶏肉とマンジォカの他にトマト、ニラ、ねぎ、いんげんなどが入っている。エドソンが勧めるこのスープの食べ方は、まずお皿にサラダを盛り付けてから、このスープを上からかけて食べるので、結構野菜たっぷりのスープになる。食べていると、クコの実のような赤茶色のものが入っているので、「これ何?」と聞くと、「えっ、何だろう?」と言う。食べてみるとピーナッツだったので、「ピーナッツ入れたの?」と聞くと、「ああ、そうそう。16粒ほど入れたんだった」と、自分で入れたことを忘れているので笑った。この日は朝の気温がこの秋初めて10度を下回り9度と冷え込み、午後からもちょっと寒かったので体が温まるちょうどいい夕飯になった。

2020年5月9日(土)

マンションのベランダで花などを育てている広島の友人が、よくそれらの写真を送ってきてくれるのだけれど、別の友人が、同じようにマンションのベランダで花を育てていて、今花盛りだそうで、クレマチスの写真を送ってきてくれた。八重の花が大きく立派で、とてもきれい。彼女のベランダ園芸は、「このご時世、友達を呼んで園芸自慢をするわけにもいかず、まるで『ヒミツの花園』状態」だと言っていた。園芸自慢はできなくても、こんなきれいな花が咲いてくれると気持ちが癒されることは間違いないだろうと思う。

8日付けのニッケイ新聞で、ブラジルの1日の感染者数が1万人を超え、死者数も連日600人を超えているとあった。感染拡大の勢いは一向に衰える感じがない。そして、今週サンパウロ州では外出の際マスクをすることが必須となったので、みな真面目にマスクをしているらしい。でも、前園さんからのメールでは、水曜日にプリンターのトナーを買うためにリベルダージに行ったら思いがけない人出で、日本食品も仕入れる予定だったのだけれど、クワバラクワバラと帰ってきてしまったと言っておられた。自粛に飽きたのか、マスク着用令で、これでもう外出しても良いと誤解したのか?これでは感染者数は減りそうもない。

2020年5月10日(日)

先週は月曜日から気温が下がり、朝の最低気温が10度を下回り、午後の気温もあまり上がらず、特に7日(木)は日差しがなかったのでお昼前の気温も14度と冷えるので、どうしようかなと思ったのだけれど、とうとう薪ストーブに火を入れた。一昨年よりも2週間早く、去年よりも3週間早い薪ストーブの火入れとなった。そして、この日の夕食は今年初めての水炊きなべを作って体を温めた。夜、ベッドに入ると、これまでの薄い掛け布団では何だか暖かくないので、毛布を1枚上から掛けると、ようやく落ち着いた。それで、翌日から掛け布団を厚いものに変えた。そろそろ冬到来といった感じだ。

2020年5月11日(月)

先週、ヴィトーがエドソンに連絡をくれ、前回のチーズの購入代金は115レアルと知らせてくれた。仕事の後で料金の徴収に来てくれるというので、エドソンは前回同様、青カビのチーズ2つとマンダラチーズ2つを追加で頼んだ。さらに、彼の会社のヒオ・グランジ・ド・スーウ州(南大河州)にあるファゼンダで作っているワインの販売がいよいよ始まったというので、試飲してみたいからと、ワインも1本持って来てもらった。次の写真は、ヴィトーが持って来てくれたそのチーズとワイン。サンパウロ州では7日から外出時は、マスク着用が義務づけられることになったので、ヴィトーもちゃんとマスクをしてやって来た。この日は寒かったこともあり、立ち話も早々に切り上げて帰って行った。このワインの種類は、Cabernet Francとあったので、甘いワインなのかな?甘いワインはあまり趣味じゃないのだけれど、まだ飲んでみていないので、味はわからない。

2020年5月12日(火)

先週木曜日に今年初めて薪ストーブに火を入れて、翌朝、いつものようにストーブの中の灰をバケツに取って、ストーブの中を掃除して、新しく火を入れた。お昼過ぎにそのバケツの灰を捨てに行こうと思ってバケツを床から持ち上げると、灰の熱でバケツの底の中心が溶けて穴が開いて、床に灰が少し落ちたのでびっくり。やれやれと思いながら灰を家の南側のセドリーニョの側に捨てた。少しして上に上がってきたエドソンが、「ちょっと」と言って、食堂の窓のところに来るように言うので、何だろうと思ったら、灰を捨てたところから煙が出ていた。エドソンが下のオフィスから出て来た際は、炎が上がっていたから水をまいて消したと言っていた。灰は熱いだけでなく、まだ小さな燃えカスが残っていたらしい。「僕が気づかなかったらセドリーニョに燃え移って、火事になっていたよ。もうこんなことしないでね」と怒られた。それで撮ったのが次の証拠写真。冬の間薪ストーブを使う際は、いつもやっていることなのだけれど、こんなことになったのは初めてだった。やれやれ、とほほ・・・。

2020年5月13日(水)

エドソンはこの土曜日に手伝いに来てくれたゼーに90レアル渡して、鶏を3羽買ってきてもらった。ゼーが平日働いているご近所のドナ・ベティのファゼンダでマネージャーをしているジョアオンがたくさん鶏を飼っていて、これまで何度か彼の鶏を譲ってもらっていたのだけれど、病気になったりジャグアチリカに襲われて殺されたりして、数が3羽に減ってしまい、生んでくれる卵の数も減っていたので、数を増やすことにしたのだった。ゼーが買ってきてくれた鶏は2羽が茶色っぽい色で、1羽は白っぽい色の鶏だった。新入りが連れてこられると、古株の部長と平(ひら)ちゃんたちは不審者(鳥?)が突然現れたため鶏小屋の中に入ってしまい、外の運動場には新入りの3羽だけになった。古株と新入りが3対3と対等なので、これから彼らの力関係がどうなるのか興味津々。次の写真は、その新しい3羽の鶏たち。

2020年5月14日(木)

土曜日に手伝いに来てくれたゼーと彼の兄弟の男性には引き続き敷地内の木々の足元の枝をはらってもらう作業をしてもらい、マリアにはその補助と共にマンジォカやピーナッツの収穫をしてもらった。そして、マンジォカを収穫した後は、例によって芽を植えてもらった。彼らが掘り起こした古いマンジォカの木からは、ずいぶん巨大なマンジォカがたくさん収穫できたのでびっくり。そのうちの1本だけを私たちはもらって、後は全部彼らにあげた。次の写真は、マリアが収穫してくれたピーナッツ。太陽の下で天日干ししているところ。今年は(12本くらい)去年(6本くらい)よりもたくさんピーナッツの苗を植えたので、収穫量も去年より多く、しかも結構立派なピーナッツが収穫できて、感謝。感謝。

2020年5月15日(金)

先日の夕方、居間の西側の窓のところからふと見ると、それまでずっと椅子の上で寝ていためいが、椅子の上にちょこんと座ってこちらを見つめていたので撮ったのが次の写真。この日は午後ずっと椅子の上で丸くなって寝ていたので、体調でも悪いのかなと思ったのだけれど、その後のお散歩は元気に行き、何でもなかったので取り越し苦労だったようだ。

2020年5月16日(土)

Youtube上のニュースに「5月9日・10日に武漢と東京・大阪直行空路・航路新たに開通」というのがあり、とても驚いた。武漢の都市封鎖を解除したと中国は言っているけれど、実際には新たな感染者が出ていて、感染の第二波に襲われているようだし、日本もまだ緊急事態宣言の一部解除をようやくしようかという時期に、なぜこんなことをするのか理解できない。中国からの人や物を止めなければいくら日本国内でみんなが自粛しても何にもならないじゃないかと思う。武漢に日本の支援で物流基地を作る計画も進んでいるともそのニュースでは言っていた。世界が中国と縁を切ろうとしている時に、なぜ日本は中国に救いの手を差し伸べるのか?日本の政府や企業人は人の命なんてどうだっていいのだろうか?天安門事件後の失敗をまた繰り返すつもりなのか?一体どうなっちゃっているんだ日本は?と、暗澹たる気分になった。ネットで調べてみると、このニュースに関する記事が色々あったので、その中のCNS(China News Service)という中華人民共和国の国営通信社のニュースを日本語にした5月13日(水)20:00配信の「武漢と日本を直接つなぐ空と海の定期貨物便が相次ぎ就航」という記事にリンクをはってみた。この記事のサイトは、こちらへ

2020年5月17日(日)

インターネット上の5/16(土) 7:01配信の現代ビジネスの記事に、「歪んだ日本のPCR検査信仰、死者・感染者が少ないのには理由がある」というちょっと長い記事があったので、ここにリンクをはってみる。この記事のサイトは、こちらへ

次の写真は、先日作ったカシのロースト。最近カシがたくさん採れるので、このカシのローストをよく作る。以前作った際、オーブンに入れる前の写真を撮って掲載したけれど、オーブンで焼いて出来上がった写真を撮るのを忘れたので、今度は撮ってというエドソンからのリクエストで撮ったもの。この日のローストには小さな丸い新じゃがいもとオリーブと青カビのチーズを混ぜている。私がカシと新じゃがいもとチーズを切って準備をして、エドソンがその日の気分でにんにく、ハーブ、塩、コショウ、オリーブ、レモン、ワインビネガー、オリーブ油などで味付けをするという風に役割分担して作っている。パーディーニョのスーパーでは買えない野菜などがいろいろあって、それらを使うお料理が作れないので、それでなくてもレパートリーの多くない私は少々困っている。でも、カシやアボカドがたくさん採れるのはありがたいことなんだから、ありがたくいただこうよとエドソンが言うので、カシをお昼に時々作る野菜スープに入れたり、お肉の付け合わせに細い短冊切りにして玉ねぎと一緒に炒めてみたりと、あれやこれやしながら無駄にしないようにいただく努力をしている。

2020年5月18日(月)

先週アメリカの友人が、ジョンズ・ホプキンス大のウェブサイトをいつも見ているのだけれど、ブラジルの感染者数がすごい勢いで増えているけど、あなたたちは大丈夫?と言って、こちらの様子を尋ねるメールをくれた。彼女はボストンのバークリー音楽大学で教えているのだけれど、このコロナ禍で授業は遠隔授業になり、何とか無事に今学期を終えたこと、そして、もう少しすると、マサチューセッツ州立大学大学院でオンラインのコースを教える予定など近況を知らせてくれた。このコロナ禍でもインターネットのお陰で、遠隔授業やオンライン授業が可能な時代なんだなあと思い、コロナ禍以後もインターネットを活用した授業を続ける世の中が来たりして、と思った。彼女とはもう20年以上会っていないのに、今でもこうして気にかけてくれて、メールをくれることをとてもうれしく思った。彼女は趣味でかなり本格的に写真を撮っていて、このコロナ禍でもたまに写真を撮りに外に出ると言って、最近撮ったばかりの写真を数枚送ってきてくれた。以下は、その内の2枚。

2020年5月19日(火)

この土曜日にひとりで草刈りの手伝いに来てくれたマリアが、締めて羽を取り除いてきれいにした大きな鶏を1羽持ってきてくれた。前の週に、ゼーに頼んでご近所のファゼンダから鶏を3羽買って来てもらったのだけれど、その際、彼らの家で食べるために1羽買って締めるつもりなんだけれど、うちもいるなら買って締めてあげましょうかと言うので、じゃあお願いと、エドソンが頼んだらしい。そんなこと聞いていなかった私は、土曜日の朝、マリアが来た際、めいとのお散歩に出ようとしていたら「鶏、持ってきました」と言って大きな洗面器に入れたビニール袋の中の鶏肉を渡されて初めて知った。それでその日マリアには1日の労賃の他に、立て替えてもらった鶏の料金30レアルと、締めてきれいにしてもらった手数料として10レアルを支払った。そして、早速土曜日の夕飯に、エドソンがこの鶏肉をさばいて、その鶏肉の一部とマンジォカでチキンスープを作ってくれた。残りのお肉は冷凍して、骨は捨てずに鶏ガラスープを作ろうと思っている。次の写真は、台所のまな板の上のその鶏肉。流し台の前でエドソンを見上げているひろが写っている。2枚目は、鶏肉をさばいているエドソンの側で、彼のやっていることを見つめているひろとはる。私が台所で立ち働いている時は、台所にやって来たりはしないのに、エドソンが台所でごそごそしていると、ひろは必ず台所にやって来て、エドソンの側にぴったりくっついて彼のすることを見ている。でも、はるはあまり興味がないのか、ひとり居間のベッドの中にいることが多いのだけれど、この時は、鶏肉の匂いが気になったのか、はるも台所にやって来てひろと一緒にエドソンに注目していたので笑ってしまった。

2020年5月20日(水)

つい一週間くらい前は、ブラジルの武漢コロナウイルスの感染者数は世界で10番目くらいだったのが、この日曜日にJohns Hopkinsのサイトを見てみると、ドイツ、フランス、イタリア、スペインを追い越して、23万超となり、4番目になっていた。3番目のイギリスは24万超で、2番目のロシアは28万超なので、おそらくすぐに追い越すだろうと思っていた。そして、火曜日の朝、またJohns Hopkinsのサイトを見てみると、イギリスを追い越して3番になっていた。ロシアの感染者数も確実に増えているようなので、ロシアの後を追いながら、しばらくこの3番目の状態が続くのかもしれない。ただ、感染者数増加のスピードが一向に衰えないのでロシアも追い越すかもしれない。1番のアメリカは桁が違って150万超なので、そこまでは増えて欲しくないなあと思っている。でも、ブラジルの人口は2億超いるのだから、アメリカのような数字になっても不思議ではないかもしれない。

最近、隣町のボトゥカトゥでランダムに選んだ1500人の市民に抗体検査が行われた結果、抗体を持っていた人は、0.4%だけだったと言う。この数値は感染が広がっていないことを示す一方、集団免疫ができていないということも示しているので、いいニュースなのか悪いニュースなのか?微妙。そして、月曜日の夜、ジョゼ・ハファエウからエドソンに連絡があり、パーディーニョで初めての感染者が確認されたということだった。パーディーニョはずっと感染者が出ていなかったのだけれど、とうとう出たかという感じだ。月曜日に郵便局に行く用事があって、パーディーニョに出かけたエドソンは、自粛が始まってからずっと閉まっていたお店が皆開いていて、普通に営業していたので驚いたと言っていた。国内の感染者数がすごいスピードで増え続けていて、とうとうパーディーニョでも感染者が出たというのに、大丈夫なんだろうか?と、思う。

2020年5月21日(木)

次の写真は、北側(入り口ゲート側)から南側(我が家)に向かって撮ったノイヴィーニャの並木。4月末頃からぼちぼち咲き始め、今満開の状態。側を通るとほのかにいい香りが漂っていて、とてもいい感じ。「ああ~、幸せ!」とふと思う。このノイヴィーニャは桜よりも息が長く、6月に入ってもしばらく満開状態が続くので、この季節、私たちの目を十分楽しませてくれる。2枚目の写真は、そのノイヴィーニャの花をアップで撮ったもの。ひとつひとつはとても小さな花なのだけれど、これが木全体に咲き誇って、木が真っ白になるので、見応えがある。

2020年5月22日(金)

次の写真は、家の前の庭のノイヴィーニャ。昨日、道沿いのノイヴィーニャの並木の写真を掲載したけれど、そもそもうちで一番最初に植えたのがこの庭のノイヴィーニャで、あの並木の木々はこの庭の木の枝を、枝さしして育てて増やしたもの。とても強い木なので、簡単に増やすことができ良かったなと思っている。

話は変わるけれど、先日ヴィトーが働いている会社のヒオ・グランジ・ド・スーウ州のファゼンダで作っているワインの販売が開始されたというので、1本持ってきてもらったことはすでにブログに書いた。先日ようやく飲んでみた。味は予想していたように甘くはなく、フルーティーな味で重くはなく、まずまずおいしいワインだった。料金は持ってきたヴィトーもまだ知らず、いくらなんだろう?と思っていたら、先日ヴィトーから連絡があり、1本118レアルと聞いて、たまげた!うちで飲むワインは1本30レアル前後のものばかりで、そんな高額なワインはアメリカでも日本でもブラジルでも飲んだことがなかったので、とにかく驚いた。そんな高額な値段だと、私たちにはとても手が出せない。私はワイン通ではないので、そんな値段でも買って飲みたいワインかどうかと聞かれても、私にはわからない。少なくとも我が家ではもう飲むことはないと思う。

2020年5月23日(土)

ブラジルではブーゲンビリアのことをプリマベイラ(春)と呼び、春の花という感じなのだけれど、今年はもうすでに入り口ゲートの両脇のブーゲンビリアが咲いているので、写真を撮ってみた。1枚目は、ゲートの東側の1本。2枚目の写真はその花をアップで撮ったもの。そして、3枚目は、ゲートの西側の1本なのだけれど、このブーゲンビリアはすごく背が高くなってしまって、桜の木の中で咲いているような感じになってしまっている。桜が葉を落としてしまっているので、ブーゲンビリアの赤い花が見えるけれど、葉があると見えないだろうなと思う。

今週月曜日にパーディーニョの町で初めての感染者が確認されたと書いたけれど、その後、木曜日の夜、またジョゼ・ハファエウから連絡があり、2人目の感染者が確認され、さらに4人が検査結果待ちだと聞かされた。感染者のひとりはパーディーニョに所有している別荘に来ていたサンパウロの人で、もうひとりはパーディーニョの病院の看護師さんらしい。ブラジルの感染者数と死者数の増加スピードがまったく衰えることなく、うなぎ上りなので、この1週間の間に、アメリカの友人2人と、オーストラリアからも大丈夫?と心配するメールをもらった。ブラジルのニュースなんてほとんどない中、Johns Hopkinsの数値だけはすごい勢いで増えているので、無理もない反応だろうなと思った。そして、もう何十年も会っていない友人達だけれど、心配してメールをくれたことをとてもうれしく思った。

2020年5月24日(日)

この金曜日、エドソンに3週間ぶりに食料品の買出しに行ってもらった。そして、書留で発送しなければならない郵便物もあったので、郵便局にも行ってもらった。彼が帰宅して、買ってきた食料品を片付けていたら、薬局の小さな袋もあったので、袋の中を見てみると、次の写真のマスクの4枚セットがひとつだけ入っていた。薬局にも行ったんだねと言うと、マスクがあったから買ってきたという返事。日本にあるような既製品のマスクもあったけれど、洗濯して繰り返し使える方がいいかと思って、誰かの手作りらしいマスクのセットを買ってきたと言う。このセット12レアルだったそうで、1枚3レアルということになる。外出時のマスク着用が義務化されたので、こういうものを手作りできる人は収入にもつながり、いい循環だなと思った。

2020年5月25日(月)

今月初め頃、広島の友人が育てているブルーベリーの木に花が咲いている写真を掲載したけれど、今度はそれらの花が実をつけたところを撮った写真を送ってきてくれた。下を向いて咲いていた花が上を向いて実をつけ、その実の先端に枯れてしおれた花があるのが見える。それにしてもたくさん実がなっているのですごいと思った。こんなにあると、ブルーベリーのパンケーキが何度かできそうなどと想像してしまった。2枚目の写真は、同じ友人が育てているナデシコの花。でも、ナデシコって秋の七草のひとつじゃかなったかな?この時期にも咲くんだね。うちのブーゲンビリア(プリマベイラ)と同じで、早く咲いたりするのかな?

2020年5月26日(火)

この日曜日の朝Johns Hopkinsのサイトを確認すると、34万4千超のロシアを抜いて、ブラジルは34万7千超で2番目になっていた。現在アメリカの感染者数は162万2千超で、ブラジルの5倍以上だけれど、一説にはブラジルの本当の数字は各地の集計や報告がちゃんとできていないところも少なくないので、公式発表の10倍から15倍とも言われている。だからこんな数字に一喜一憂してもしょうがないとも思う。でも、感染者数が多いだけでなく、ブラジルは死者数もすでに2万人を突破しているので、やはりとても気になる。昨日のニュースで、アメリカが5月29日からブラジルからの入国を禁止する措置を発表したとあり、今朝はさらにそれが3日前倒しになり、今日から入国禁止になったというエドソンが昨晩遅くに仕入れたニュースを教えてくれた。

次の写真は、サンタ・バーバラの木にたくさん実がなっていたので撮ったもの。実がたわわになっている枝に複数の種類の大きさの異なる小鳥が止まって、実をついばんだりしているのが時々見られる。この写真を撮った際は、小鳥はいなかったけれど、この実は毒性があるらしいので、小鳥が食べて大丈夫なのだろうか?と、ふと思った。

2020年5月27日(水)

以前、うちの敷地内で自然に生えてきて育った小さな唐辛子の実を、少し色づくまで待っていたら鳥に先を越されてしまうので、まだ青いものを採ってきて太陽に当てて赤くしているということを書いたことがある。その後、エドソンがその唐辛子をローストしてみてと言うので、オーブントースターでローストしてみた。それを食べたエドソンはとてもおいしいと言ってすっかり気に入り、うちの敷地内のあちこちに生えている唐辛子を何度も収穫してくるようになった。その都度、数日間太陽に当てて色づかせ、その後オーブントースターでローストするということを繰り返している。次の写真は、太陽に当てて色づかせた唐辛子をローストし終わって、オーブントースターから出したところ。前回ちょっと長くローストし過ぎて茶色っぽくなってしまったので、今回はローストの時間を短くしたので茶色くなっていない。2枚目の写真は、ローストした唐辛子をビンに入れて保存している状態。これを食卓の上に常備して、エドソンはこれを細かく砕いたものを少しずつお料理に混ぜて食べている。

2020年5月28日(木)

今月初旬、急に冷え込んで3日くらい薪ストーブに火を入れたのだけれど、その後はまたストーブのいらない穏やかな日々を過ごしていた。そして、先週の金曜日の夜遅くから雨が降り出し、土曜日は1日中小雨が降るお天気で、正午に18度になってからは徐々に気温が下がって行き、日曜日からはまたぐんと冷え込んできた。それで土曜日以降、毎日薪ストーブが活躍している。今週は毎日同じように最低気温5度から7度で、最高気温が20度以下という日が続いている。それで、毛布だけでは寒いかと思い、はるとひろには寝室用のベッドに彼らの大好きなキューブベッドを出して追加したので、ふたりは大喜びだった。キューブベッドだと毛布だけよりも暖かなので、朝までぐっすりと言いたい所だけれど、相変わらず夜中にオシッコという日課は変わらない。一方、めいは夜の間シュハスコ小屋に行って寝てもらうことにした。ずいぶん久しぶりのシュハスコ小屋だけれど、夕食後に連れて行くと、めいも喜んでダンボールのベッドに飛び込んで行った。次の写真は、月曜日のお昼前、家のすぐ側で賑やかな複数の「笑い鳥」の鳴き声が聞こえたので、食堂の西側の窓から撮ったもの。この鳥の鳴き声はハーハーハーハーと笑っているように聞こえるので、私はこの鳥のことを「笑い鳥」と呼んでいたのだけれど、本当の名前はシリエマと言うのだとエドソンが教えてくれた。この鳥はいつ見ても2羽のつがいでいるようなので、あの鳴き声は鶴のユニゾンコールのようなものなのかもしれない。毎日のように遠くから聞こえる鳴き声だけれど、たまにうちの敷地内の、しかもこの時のように家のすぐ側で賑やかに合唱することもある。そんな時は結構うるさい。

2020年5月29日(金)

次の写真は、寝室のベッドで「頭隠して尻隠さず」状態のはるとひろ。水曜日の朝、ご飯が済んでいつものように寝室のベッドに彼らが向かったのは知っていたのだけれど、特に確かめずに家事を続けて、しばらくしてから寝室にベッドメーキングに行ったところこんな状態だったので、写真に撮ったもの。暖かい時期は、朝食後は居間のベッドに行っていたのだけれど、今週はずっと寒いので、寝室のキューブベッドに潜り込んでお昼近くまでぬくぬくと過ごすようになったふたり。キューブベッドがもともとシャキッとしていない柔らかいタイプだったのに加えて、ふたりがキューブベッドの中でひっくり返ったりしてあばれるので、すぐにベッドはへなへなになり、今ではキューブの体をなさない状態になってしまっている。そのためベッドから出るのは簡単だけれど、入るのはちょっと難しく、私がベッドの天井を持ち上げて入り口を確保して中に入るのを手伝うのだけれど、この日は自分たちだけで入って、こんな感じになってしまっていた。

2020年5月30日(土)

先日Youtube上で、強力粉ではなく薄力粉を使って、こねないで作るクイックブレッドというのがあったので、とにかく簡単においしいものが作れるのがいいというずぼらな私は、即その番組を見てみた。そもそもここでは強力粉など販売しておらず手に入らない。それで薄力粉をただ混ぜるだけで、本当にこねたりしないので、これは簡単と早速作ってみた。でも、材料のひとつであるヨーグルトがなかったので重曹を代用してみた。混ぜすぎると固くなるから注意とあったので、あまり混ぜずに焼いたのだけれど、もう少し混ぜた方が良かったかなと、後で思った。お昼前に作って、お昼の野菜スープと一緒にいただいたのだけれど、まずまずおいしかった。エドソンもおいしいと言って食べてくれ、これってスコーンみたいな食感と味だねと言うので、そう言えばそうだなと思った。ちょっと苦味があったのは重曹のせいかな?次回は、ヨーグルトを買ってきてもらって、もう一度作ってみようかと思っている。できたてを写真に撮ろうと思ったのだけれど、デジタルカメラのメモリーカードにトラブルが発生して、その問題を解決するまで写真を撮ることができなかったので、できたところを撮れず、作った当日のお昼に食べて、翌日の朝食でも少し食べて、さらに昼食でも食べた後に、ようやくほんの少し残っている写真になってしまった。

2020年5月31日(日)

ノイヴィーニャが咲くこの時期、庭の白いポインセチアも例年一緒に花を咲かせる。この木の横のフランボヤンの木を切り倒した際、ポインセチアも少し枝を切ったので、それでなくても風で南側に傾いて弱々しいのに、枝の数が減って、さらにひょろひょろした感じになってしまっている。でも、ちゃんと花を咲かせてくれたのだから、とてもうれしい。2枚目の写真は、その花のひとつをアップで撮ったもの。真ん中の黄色いのが花で、その周りの白いのは葉が白くなったもので、この白い部分が花ではないのだけれど、離れてみると、この白い部分が花のように見え、とてもきれいだと思う。

5月29日付けのニッケイ新聞に、28日に弓場農場の矢崎正勝が76歳でお亡くなりになったという訃報記事があった。『今日、5/20 時点でコロナ感染はしていないと言う医師の診断を得ることが出来ました。今何よりの喜び、皆様の祈りのおかげと感謝しております。しかし、肺気腫、肺炎、喘息と抱えていますので未だ退院のメドは付きかねると言った状況です。退院の朗報をお伝えできる日までもう少し頑張ることに致します。皆様もどうぞお気を付けてお元気でお過ごしください』というメッセージを5月20日にFacebook上に掲載されたばかりなのに・・・。心からご冥福をお祈りします。ブラジルに来てから知り合った方達が、ひとり、またひとりと、お亡くなりになったという訃報に接する度に寂しさを禁じ得ない。

そして、パーディーニョでは3週間ほど前に感染者第一号が確認され、数日後に第二号が確認された後の情報がなかったのだけれど、昨日現在で、感染者数が13人に跳ね上がっていると聞き驚いた。その内数人はパーディーニョの病院に入院しているらしいのだけれど、パーディーニョの病院にはICUがないので、ICUに入る必要になった患者はボトゥカトゥの病院に移送されるということだった。どうもクラスターが発生しているのではないかと思うのだけれど、日本のように保健所がクラスター対策をするのかどうか、そもそもブラジルに日本のような保健所があるのかどうかも私にはよくわからない。止めどなく感染者が増えたり、死者が出たりしないことを願うばかり。



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