Kyoko Yoshida | Life in Brazil | BLOG |
2020年3月1日(日) | ||||
2020年2月27日付けニッケイ新聞に、「サンパウロ=アギア・デ・オウロが初優勝=原爆ドーム山車に賛否両論も=今年も日本人・日系人大活躍」と言う記事があったので、以下にリンクをはってみた。 この記事のサイトは、こちらへ。 次にリンクをはったサイトは、同じく2月27日付けニッケイ新聞の「サンパウロ=カーニバル写真グラフ」。この記事のサイトは、こちらへ。 さらに、2月28日付けのニッケイ新聞の「コラム 樹海」に、「今こそカーニバルの知的風刺精神は知られるべき」という記事もあったので、以下にリンクをはってみた。グループを主導して、何をテーマにしてどのようなプログラムを作るかを考える人たちは、いろいろ考えて社会的なメッセージを発信しようとするのだろうけれど、そのグループに参加する人たち皆がみな、その崇高な意図を理解したり、賛同しているかというと、どうかなあ?と思うのは私だけだろうか?この記事のサイトは、こちらへ。 | ||||
2020年3月2日(月) | ||||
楽書倶楽部第51号が先月17日に届いていたのだけれど、いつものように私の文章をこのブログに掲載するのを忘れていたことに気づいた。半月も経った今頃になって気づくなんて、大ポカもいいところ。とほほ・・・。以下がその文章。
こまめに水分補給をすることで認知症を予防したり、症状を改善したりすることができるという調査結果があることを、以前ご紹介させていただいた。今回は、さらに認知症を予防するためにした方がいい二つのことについてご紹介したいと思う。 まず、一つは、毎日適度に頭を使うこと。足腰が弱ることを防ぐためには、なるべく体を動かして運動したり、歩いたりするのがいいと言われているけれど、それと同じことで、頭も使わないと弱るので、毎日適度に使いなさいということだと理解できる。 一日何もせず、テレビばかり見ていたのでは頭の体操にならないけれど、本を読んだり、文章を書いたり、ちょっと複雑な時事解説などをラジオで聞くというのもいいらしい。楽書倶楽部のみなさんは文章を書いたり読んだりしておられるし、俳句や短歌を詠んだりされる方も少なくないので、すでに日常的に頭を使っておられ、とても好ましい生活をしておられることになる。また、一般的に女性は毎日の家事で体を動かし、家にある食材を思い出しながら今日の夕飯は何を作ろうかと考え、足りない食材があれば買い物に出かけ、いざ料理となれば、手順を考えて手早く作業をしようとするので、結構頭を使っていることになるのだという。長年毎日やっていたお料理や家事から解放されて、上げ膳据え膳の状態になってしまうと、ストレスゼロの生活になり体力的かつ気分的にほっとする一面はあっても、そんな楽な暮らしになると、一気にボケてしまう危険性があるらしい。 私の母は85歳まで父の世話をしながら何とか自分で家事をしていた。二世帯住宅で一つ屋根の下で暮らしていた兄夫婦は、多少しんどくても母が自分で家事ができる間は口も手も出さないという方針で両親を見守っていたので、それが可能だったのだろうと思う。早くから手取り足取り母の手助けを兄夫婦がしていたなら、その年までちゃんと家事を続けていられただろうかと、今更ながらに思う。そして、母の場合、父の世話をしなければならないという緊張感が適度なストレスとなって、彼女に気力を与えていたのだろうと思われる。 また、複数の言語を日常的に使い分けているような人も認知症になりにくいという話しを、以前何かで読んだことがある。つまり、複数の言語を使い分ける人は、ひとつの言語だけを使う人よりも、より頭を使うことになるからだろう。そうすると、これもブラジルで暮らす皆さんは日本語とポルトガル語の両方を使っておられるので、このカテゴリーに該当し、認知症になりにくいということになりそうだ。 二つ目は、食事の量は腹八分とし、満腹するまで食べないこと。これはラットを使った研究でわかったことだという。その研究で、エサを腹八分だけ食べさせるラットのグループと、食べたいだけ食べさせる飽食のラットのグループという二つのグループに分けて比較した結果、飽食グループのラットの寿命は腹八分のグループの三分の二と短かかったことがわかった。その上、飽食グループのラットは死ぬ前に必ずボケたのだそうだ。どうしてラットがボケたのが判るかというと、研究を始めてからこの二つのグループのラットに毎日ゲームをさせたのだけれど、飽食グループは、そのゲームを大きく間違えるようになる一方で、腹八分グループは死ぬ直前まで頭が明晰だったという結果が出たというのだ。つまり、腹八分のグループは、食事が十二分でないことが生命の危険につながる可能性があるというストレスとなったため、安心できない少し危険な状態にあるという情報が脳に伝わり、適度な緊張感を持って生き残るために頭をフルに使っていたということがわかったのだという。 近年、ストレスが様々な病気を引き起こすことが知られているけれど、逆にまったくストレスがない生活というのも問題があるようなのだ。「ちょっとしんどんな」と思っても、やろうと思えばできるというようなこと、つまり適度なストレスというものが人間の生活には必要という一面もあることがわかる。 その日の体調によって、「ああ、今日はお天気も悪いし、掃除をするのがしんどいな」とか、「今日は何だか疲れたから、夕飯を作るのがめんどうだな」とか、ついつい思ってしまうこともあるけれど、そんな怠け心に負けず、「これは自分自身の健康のためなのだから」と言い聞かせて、いくつになっても日々の家事を続けて行かなくてはと、この文章を書きながら思ったしだいです。皆さん、今年もどうか健康で充実した一年をお過ごしください。 | ||||
2020年3月3日(火) | ||||
先週、ドトー・ヴェネジートとドトーラ・エライニのお宅での夕食にお呼ばれした際、お土産にバナナブレッドを作って持参した。日本にいれば、手土産にできるようなものがお店に行けば何でも簡単に手に入るけれど、ここでは基本それは無理。隣町のボトゥカトゥまで行って探せば何かあるだろうけれど、エドソンの仕事が忙しいし、私も毎日レッスンを抱えているので、出かけて行く時間がない。それでどうしても手土産と言えば、手作りのものになってしまう。このバナナブレッドは20代前半の頃アメリカ人の友人から教えてもらったレシピーで、もう何十年も飽きもせず作っている、と言うか、もう何十年もお世話になっている。今回久しぶりに作ってドトー・ヴェネジートのところで食べたら、エドソンが週末の朝食で食べたいからうち用にも作ってというので、作ったのが次の写真。土曜日の朝食べた分だけ減っているバナナブレッドをパチリ。
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2020年3月4日(水) | ||||
月曜日の夕飯に豆料理を作ろうと思い、日曜日の午後、準備のためにエドソンが以前パーディーニョの青空市で買ってまだ使っていなかったカリオカ豆を出して2カップほど圧力鍋に入れると、何か茶色い塊があって、あれ?と思った。スーパーで買う豆でも小さな石ころとか悪い豆が混じっていたりするので、鍋に入れる前にふきんの上に出して、それらを取り除く作業をするのだけれど、以前、青空市でタケイシさんの豆を買った際には混ざり物も悪い豆もほとんどなかったので、その感覚で鍋に直接入れたのだけれど、何とこの茶色い塊は石というか土の塊で、信じられない量が混ざっていてタマゲタ!エドソンにこれはタケイシさんから買った豆なのか、それとも他の人から買った豆なのか聞くと、最近タケイシさんは店を出していないことが多く、この豆は他の人から買ったと言う。ああ、やっぱりそうかと思った。それにしてもこれは偶然入ったというような量ではなく、重量をごまかすために意図的に混ぜているとしか思えない粗悪品。悪意を感じる。こんなものを青空市で販売するなんて・・・、エドソンは青空市の常連で、彼らを支援しているのに、今後の青空市の行方が懸念される。次の写真は、右側がその買った豆の袋で、豆よりも大きな黒砂糖のような塊がいくつもあるのが見えるだろうか?左側は2カップの豆から出てきたゴミや石や土の塊。取り除いた悪い豆も少し混ざっている。ブラジルでこのような経験をする度に思うことなのだけれど、ブラジル人は目先の利益を優先する中国人に似ているなと思う。信用とか、良い物を消費者に届けようという物を作る人のプライドのようなものが感じられない。
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2020年3月5日(木) | ||||
次の写真は、入り口ゲート近くで自然に生えてきて育っている唐辛子を収穫したもの。たくさんなっている実が少しずつ色づき始めたので、もう少し赤くなったら収穫しようと思っていると、翌日には色づき始めていた実がすべて鳥に食べられてしまいなくなっているというのを繰り返していた。トマトと同じように赤くなる前に収穫して置いておくと色づくから、鳥に食べられる前に収穫したらいいと言うエドソンの言葉に従って収穫してみた。少し色づいたものを収穫して数日経って赤くなり始めたものが小皿上部の赤い実で、その数日後にまた収穫したのがまだ赤くなっていない小皿下部の実。画面右真ん中辺の少し大きな唐辛子は、以前畑にあった唐辛子の木から収穫して、乾燥させて少しずつ使っている物。大きさを比較するために1つ置いてみた。畑で採れた唐辛子も、鷹の爪に比べると、とても小さいのだけれど、この自然に生えてきた唐辛子はさらに小さく、人の爪の半分くらい。これまでこんな小さな唐辛子を使ったことはないのだけれど、せっかく与えられた天の恵みなのだから、しっかり利用させてもらおうと思っている。
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2020年3月6日(金) | ||||
次の写真は、今週からヴァレンチーナ(Valentina)のレッスンに加わったフラヴィア(Flavia)をヴァレンチーナ(左側)と一緒に撮ったもの。ヴァレンチーナのレッスンはずいぶん進んでいて、普通なら途中から別の生徒さんを一緒にするようことはしないのだけれど、フラヴィアは去年の12月に一度、ヴァレンチーナがレッスンに連れて来たことがあり(ヴァレンチーナはこれまで二度ほど2人の異なる友達をレッスンに連れて来ている)、今年になってその子がヴァレンチーナのお母さんを通してヴァレンチーナと一緒にレッスンを受けたいと言ってきていた。ヴァレンチーナよりも体は少し小さいけれど同学年で、ボトゥカトゥのレベルの高い私立校に通っていて、英語の理解力もヴァレンチーナと近く、おとなしいけれどまじめな子のようなので、レッスンに加えることは可能かな?と思っていた。でも、この子は水曜日の午後しか時間がないと言うので、水曜日は他の生徒のレッスンがあるため受け入れられないと伝えていた。すると、水曜日の午後レッスンに来ていた二ヴァウドが新学期から学校の時間などが変わったために来れなくなり、水曜日の午後がオープンになった。それで今月からヴァレンチーナのレッスンを火曜日から水曜日に移動させ、ふたりを水曜日に一緒に受け入れることにした。そして、火曜日と木曜日の週2回レッスンに来ていたニコールは、今年末の大学受験の準備のために毎晩、ボトゥカトゥの予備校のようなところに通い始めたので、火曜日の午前1回だけにレッスンを減らしたいと言ってきて、日曜日の午後来ていたジョゼ・ハファエウのガールフレンドだったヤスミンは、ジョゼ・ハファエウと何があったのか別れてしまったため、うちに来る足(つまり、アッシー君)がなくなり、来れなくなって止めてしまった。と、そんなこんなで、結構一杯一杯だった私のスケジュールは、日曜日が完全にオフになり、1日に3つのレッスンが重なる日がなくなり、少し楽になった。これで今年私が抱える生徒さんの数は20代と30代の大人6人と、8歳から17歳までの子ども6人の計12人で落ち着いた。
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2020年3月7日(土) | ||||
今週前半エドソンは、連日パウロの事務所に行ったり、バウルのデミウソンの所に行ったりと、家におらず忙しくしていた。そして、水曜日の午後遅く、何か箱を持って帰ってきた。何とその箱は12日遅れのバースデーケーキだった。ボトゥカトゥにとてもおいしいケーキ屋さんが新しくできたと聞き、場所を確認してから私のためにバースデーケーキを買いに行こうと思っていたものの、忙しさにまぎれてすっかり忘れてしまったことを悔やんでいたらしい。私は別にバースデーケーキなんてなくてもいいよと言っていたのに、この店を教えてくれたジャナイーナを通じて遅まきながらケーキを入手して、持って帰って来てくれたということだった。誕生日から12日も経過していたのだけれど、その気持ちだけでうれしかった。ありがとう。見た感じ、甘ったるくて重そうなケーキに見えるけれど、全然そんなことはなく、甘さ控えめのおいしいケーキだった。ケーキの底と縁にビスケットが敷かれ、真ん中の白い部分はアイスクリームではないらしいのだけれど、ヴァニラアイスクリームのような味と食感のクリームで、上にチョコレートがたらしてあるというちょっと不思議なケーキだった。
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2020年3月8日(日) | ||||
数週間前に、入り口ゲート近くのパイネイラの木に咲く花の写真を掲載したけれど、木全体が花で被われることはないものの、その後も次々に花を咲かせているので、また写真を撮ってみた。1枚目は、木全体を撮ったもの。中心から右側上部に咲いている花が見える。2枚目は、この右側の枝先の花を反対側から撮ったもの。3枚目の写真は、1枚目の写真では見えないのだけれど、左側にも少し咲いていたので撮ったもの。
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2020年3月9日(月) | ||||
次の写真は、離れの電気の配線などをしてくれたニコールのお父さんの会社(Eletrica Tucci)の作業車。トゥッシ(Tucci)という名字はイタリア系かな?うちの母屋の電気の配線などはエドソンが自分でしたのだけれど、家の外の軒下の電灯の配線と電球の取り付けはずっと未完了のままになっていたため、離れでちゃんとした仕事をしてくれたトゥッシさんにエドソンは頼むことにしたと言う。しばらくお天気の悪い日が多く、他の仕事との兼ね合いもあるのかなかなか作業に来てくれなかったのだけれど、この金曜日の午前中ようやく若いお兄さん二人が来て作業をしてくれた。マリンボンドが大きな巣を作っていて近づけない南側の部屋の前1箇所以外の取り付け作業が同日の午後2時半頃完了した。この1箇所に関しては、まず、マリンボンドの巣を取り除く作業をしなくてはならない。次の写真は、朝、家の前でそのお兄さんたち(右側はトゥッシさんの息子さん、つまりニコールのお兄さん)と話をしているエドソン。右側に立てかけてあるはしごは、屋根裏に上がって配線作業をするためのもの。
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2020年3月10日(火) | ||||
映画「Fukushima 50」が3月6日に公開されたようだ。今年になってから、Youbube上で予告編を見ていたのだけれど、この日曜日に、原作者の門田隆将氏と、小説家の百田尚樹氏がこの映画のことを話していたので、ああ、そうだ。予告編にリンクをはろうと思い、以下の通り、日本語版と英語版の予告編にリンクをはってみた。今、日本は「武漢肺炎」の感染者がじわりじわりと増え続けていて、学校も休校になり、人混みへの外出を控えなければならない時期だと思うけれど、できるだけ多くの人に見てもらいたいなあと思う。福島第一原発所長だった吉田昌郎氏(その後58歳で死去)や、最悪の事態を回避するために現場に踏みとどまって、自らの命をかけて戦った所員の人たち(実際には50人ではなく70人あまりだったらしい)を、現場の9割の所員が逃げ出したというまったくの捏造記事で貶めた朝日新聞の記者や関係者には、しっかりと見て、深く反省してもらいたい。「最後に何とかしなしなきゃいけないのは、現場にいる俺たちだ」と言って命をかけて日本を救った人たちに心からの感謝を捧げたい。この映画「Fukushima 50」(フクシマフィフティ)予告編のサイトは、こちらへ。『Fukushima 50』International Trailerという英語版の予告編サイトは、こちらへ。 | ||||
2020年3月11日(水) | ||||
次の写真は、月曜日の夕食後にエドソンが撮ったスーパームーン。夕食後の片付けが終わり、ヴィトーのレッスンの準備を始めていると、エドソンが「まん丸で赤い月が出ているよ」というので、見ると、東の地平線上に赤い月が見えた。するとエドソンがカメラを持って丘の上から写真を撮ると言って出て行った。それと入れ替わりにヴィトーがやって来て、「とてもキレイな月が出てますよ。キレイなオレンジ色です」と言うので、「そうそう、ここから見えるのよ。ほら」と、食堂の南側の窓から東に見える月を見てもらった。
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2020年3月12日(木) | ||||
2週間足らず前に、ブラジルで最初の新型コロナウィルス感染者が確認されて以来、ジワリジワリとその数が増えていたのだけれど、10日までに34人感染という数字が11日には一気に2倍の68人になり、ブラジルでもアメリカやヨーロッパ同様、爆発的に感染者が増えるのは時間の問題だろうと、エドソンと話している。昨日の午前中だったか、エドソンがハーバード大学が休校になったと言っていたと思ったら、夜にはさらにMITが今学期はずっと休校にするという発表があったと言っていた。そして、ブラジルでも、サンパウロ大学ともうひとつ別の大学でも、学生に感染者が出たので休校になったと言っていた。私たちの回りでも何だかとても穏やかならざる状況になってきている。 11日(水)のお昼前、インターネット上のニュースで「ドイツのメルケル首相は11日、国内で最大70%の人が新型コロナウイルスに感染する恐れがあると警告し、治療法がないため感染を遅らせる取り組みに焦点を当てるべきという考えを示した」というニュースを見た。そして、その少し後で、同じくインターネット上のニュースで、「WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長はスイス・ジュネーブで開いた記者会見で『COVID-19は今やパンデミックであると言える』と表明。今後、感染者と死者は増えるとの見通しを示し、『コロナウイルスによるパンデミックはこれまで発生したことがなかった』と述べた」というのが掲載されていた。ドイツがこんなに明確に警告を発したのでWHOも遅まきながらパンデミックを宣言せずにはいられなくなったのかな?と、思った。でも、そのニュースの前に中国の習近平が武漢に行って、感染者数が減り続けているから「中国での流行のピークは過ぎた」と明言したというようなニュースがあったので、ああ、そうか、中国からお許しが出たからWHOはパンデミックを宣言したのかな?と、思った。 インターネット上のサイトに、「日本の都道府県新型コロナウィルス感染者数マップ」というのがあるので、それを毎日確認しているのだけれど、ジワリジワリとその数が増加していたのが、3月4日の32人から5日に54人に増えた後、6日44人、7日33人、8日27人と、減少し始めたので、どうかこの調子で増えないで欲しいと思っていた。でも、9日に60人とぐんと増えたので、爆発の前兆か?とドキッとした。でも、10日は51人だったので、どうかどうか増えないで、減少してと祈り続けている。日本の感染者数が少ないため、日本は幅広くPCR検査をしていないからだ、検査数が少なく数をごまかしているという批判が散見されるけれど、昨日時点で前述のサイトで調べると、検査数10024人、感染者数637人という数字があったので、感染者の割合を計算してみると、感染者比率は0.06。どうも検査数が少ないから感染者数が少ないという批判は当たらないように思った。そして、韓国のようにやたら信頼度の低いPCR検査をしまくって医療崩壊させてしまったことの方が深刻で、そうはならなかった日本の判断はまんざら間違ってはいなかったような気がしている。 | ||||
2020年3月13日(金) | ||||
次の写真は、食卓の端に一年中置いているサツキの鉢植え。先月末辺りからつぼみが出てきて、花が咲き始めたので撮ってみた。外階段沿いのサツキもパラパラ花が咲いているけれど、1つの木にほんの2~3個だけ。この鉢植えほど花の数は多くない。この花が咲き始めて、ここのサツキは秋に咲くんだっけ?それとも春と秋の2度咲くんだっけ?と、ちょっと思い出せないでいる。
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2020年3月14日(土) | ||||
先月、離れの掃除をドナ・クレウザに手伝ってもらおうと思い、エドソンからドナ・クレウザに連絡を取ってもらったのだけれど、毎日決まった仕事が入っていて時間が取れないという返事だったと言うので、仕方なく数日かけて私が自分で掃除をした。すると、この水曜日の夜遅く、ドナ・クレウザから連絡が入り、木曜日に行く予定だった仕事が急にキャンセルになったから、もし必要なら明日そちらに行くことができるけれどと言うので、離れの掃除の必要はなくなっていたけれど、手伝ってもらえるならやってもらいたいことがいろいろあるから頼もうということになり、木曜日に来てもらった。ずっと掃除をしておらず汚れていた台所のキャビネットの中のものを出して、掃除をしてもらい、そのついでにキャビネットの中の整理整頓をして不必要な物を捨てたりした。彼女が手伝いに来てくれると私も一緒になって作業をするので、私自身も結構忙しく立ち働くことになり疲れるけれど、物が片付ききれいになるのでありがたい。次の写真は、キャピネットの中を拭いてくれているドナ・クレウザ。キャビネットの掃除の後は、シャワールームの床と壁を磨き上げてもらい、午後からは家の回りの軒下にたくさんできている蜘蛛の巣をほうきで取り除いてもらった後、下のエドソンのオフィスとワークショップの掃除をしてもらった。彼女はいつものことだけれど、作業がとてもていねいで、速いので、本当に助かる。前回までは日当は100レアル(日本円換算で2100円少々だけれど、ここの生活実感からすると1万円)だったのだけれど、最近は120レアル(2600円少々)もらっているという言うので、その額を支払った。でも、それだけの仕事は十二分にしてくれるのでまったく文句なし。そして、うちで収穫したマンジォカ芋をたくさんあげて、エドソンが車でパーディーニョの町まで送って行った。
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2020年3月15日(日) | ||||
次の写真は、先週収穫したマンジォカ芋を水洗いして土を落として乾かしているところ。左側に並べたマンジォカは普通サイズかちょっと小さめで、右側のものは巨大マンジォカ。ここまで大きくなると、固くておいしくなかったりするのだけれど、皮を剥いてみると普通のマンジォカと変わらず、大丈夫そうだった。マンジォカをこのままにしておくと古くなるので、最近は皮を剥いてからタッパーのような容器に入れて、冷凍保存している。マンジォカは唐揚げにするとおいしいけれど、油の摂取量が増えるのは健康によくないので、スープに混ぜてとろみをつけたり、マンジォカだけを煮てソースのようなものを作って食べようと話している。
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2020年3月16日(月) | ||||
ブラジルでも全国的に新型コロナウィルスの感染者が出ているのだけれど、特に、サンパウロ市とリオデジャネイロ市に感染者が多く出ている様子。2月25日にブラジルで初めての感染者が確認されてから2週間ほどで感染者は150人を超え、どんどん増え続けているため、アメリカやヨーロッパ諸国のように爆発的に感染者が増えるのは時間の問題だろうとエドソンと話している。でも、ボーソナロ大統領は「コロナウイルスを巡るマスコミの報道は大げさだ」と言って、様々な措置を取るリーダーシップを発揮せず、各州や市の判断で対処しろなどと発表したと言う。つい先日、政府閣僚や連邦議員を引き連れて訪米して帰国後、その訪米団の中から大統領側近の感染が12日(木)にひとり確認された。トランプ大統領もボーソナロ大統領自身も検査結果は陰性だったようだけれど、もう少し危機感を持ってもよさそうなものだと思う。そんなわけで政府が当てにならないからか、感染者が出たことで、先週半ばサンパウロ大学やカンピーナス大学が自主的に閉鎖された。さらに13日(金)には、ボトゥカトゥのサンパウロ州立大学農学部で感染を疑われる学生が出たという連絡が、そこの修士課程で勉強しているジョゼ・ハファエウからあったので、ここも近々閉鎖されるのかもしれない。この学生が陽性だったのかどうか知らないけれど、土曜日には、ボトゥカトゥで初めて感染者が2人確認されたというニュースがあったので、そのうちのひとりはこの学生なのかもしれない。そしてサンパウロ州知事がこれから随時学校を休校にして行くと発表したと言う。ここはすごい田舎町だけれど、パーディーニョを含め近隣の町にはイタリア系の住人が多く、イタリアとの二重国籍を持っている人も少なくないので、イタリアやヨーロッパへの人の往来が結構ある。そのため、ひょっとしたらサンパウロ市よりも感染の危険性は高いかもしれないと思っている。それにうちのご近所でチーズを作っているファゼンダ・ベラ・ヴィスタには、フランスから定期的に年に何度かチーズ職人の人が指導に来るし、このチーズ工場のマネージャーさんは最近フランスへの出張から戻ったばかりで、海外から視察に来る人たちもいるという場所。そして、私の英語の生徒さんの中には、ここでチーズを作っているムリロを始め、ファゼンダの関係者が3人もいるため、ここで感染者が出れば、確実にうちにもウィルスがもたらされるという状況なので、感染を防ぐために、しばらくクラスを中止して感染状況を見守ろうと、エドソンが言うので、今週からレッスンをすべて止めて人の出入りを止め、自主隔離のような状態を開始した。 | ||||
2020年3月17日(火) | ||||
次の写真は、食堂の棚の上のバスケットを撮ったもの。左側の緑色のものは我が家で採れたアボカド2つ。右側はスーパーで買ったマンゴー2つ。上のオレンジ色のものは、どこの国からの輸入なのかは知らないけれど、結構おいしい輸入品のみかん5つ。アボカドは2~3週間前に、エドソンが木の下に落ちていたからと言って持って帰ったものをしばらく置いて、柔らかくなった頃合いで食べてみると、種の回りが少し茶色く変色していたけれど、味は普通においしいアボカドだった。それでそろそろアボカドを収穫してもよさそうなので、エドソンは森の貯水タンクの水を汲み上げに行った際、家に戻る途中でアボカドの木をチェックして、収穫できそうなものを持って帰ってくれるようになった。うちではアボカドがあれば毎日のように食べるので、うちでできたアボカドを食べることができるのはとてもありがたい。
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2020年3月18日(水) | ||||
新型コロナウィルスへの感染を避けるために、私の英語のレッスンをすべてキャンセルして、生徒さんたちの出入りを止め、ここで引きこもるために、先週の土曜日、食料品など備蓄できるものを買いにボトゥカトゥに行った。次の写真は、その際買ったはるとひろの新しいベッド。金曜日の朝、いつものように寝室で使っている彼らのベッドを日光に当てるために、外ベランダに出したのだけれど、欄干が夜露か朝露で濡れていたので、軒下の乾いている部分に一旦置いて、しばらく家の中で家事をしていた。しばらくして、外に出てみると、めいがベッドを引きずり下ろして、クッション部分を破って、中の綿を出して、その上で気持ちよさそうに寝転んでいた。失敗。失敗。めいはベッドを使わせようと思っても、すぐにベッドを引き裂いて中の綿を出して散らかすので、ベッドを使わせることができないのだけれど、本人にはその自覚はないようだ。それで寝室用のベッドが使えなくなったので、土曜日に新しいベッドを買った。家に戻って、このベッドをはるとひろに見せたら大喜びで、床に下ろす前にひろはベッドにへばりつき、床に下ろすとベッドの中でひっくり返って喜んでいるひろの頭の上に、はるがダイブして大騒ぎだった。君たちがいてくれるお陰で、毎日笑っていられることに感謝。ありがとう。
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2020年3月19日(木) | ||||
新型コロナウィルスの感染拡大と、それによる影響がブラジルでどんどん広がっている。初めての死者も出た。サンパウロ市も非常事態宣言を発した。月曜日の午後、楽書倶楽部主宰者の前園さんから、4月下旬に予定されていた楽書倶楽部の十周年記念親睦会は、「にっくきコロナウイルスの感染拡大の気配により、残念ながら開催を延期することにしました」という連絡が来た。楽書倶楽部の同人の皆さんはみな超高齢の方々ばかりなので、正しい判断だろうと思う。各国の指導者が国家の非常事態宣言をしたり、ブラジル国内では州や自治体の首長が非常事態宣言をして対応しているけれど、唯一能天気でまったく危機感のないのがボーソナロ大統領。自分に判断能力がないのであれば、副大統領に任せるなり、国家の非常事態に対応することを目的に存在している軍に対応を任せればいいのに、それすらもしないのだから先が思いやられる。この事態がどこまで拡大するのか?いったいいつまで続くのか?不安だけが募る。3月17日付けのニッケイ新聞の「コラム樹海」に、『数十年に一度、「コロナ危機」に備えよう!』という記事があったので、リンクをはってみた。この記事のサイトは、こちらへ。 | ||||
2020年3月20日(金) | ||||
次の写真は、ボトゥカトゥに開店したアヴァン(Havan)というデパートで、開店当日のネット上のニュースからコピーしたもの。自由の女神像が立っているけれど、これはこの全国展開する大きなデパートのシンボルなのだそう。日本で言えば、三越のライオンのようなものだろうか?このデパートができたのは、ボトゥカトゥの中心部に入る入り口にあるスーパー・コンフィアンサから道路を挟んで筋向かい。先週の土曜日にボトゥカトゥに買出しに行った際、午前10時前だったのだけれど、スーパーコンフィアンサ前のロータリー周辺が混雑していて、警察車両も2台いて、歩道上は多くの人が歩いていて、デパートの前も人であふれていた。開店初日は安売りをするから皆それを目当てに集まっているんだろうとエドソンは言っていた。でも、そのお陰で、いつも混雑しているコンフィアンサも、その次に行ったショッピングモール内の量販店のテンダも混雑しておらず、レジを待つ列が短くて助かった。パーディーニョから車で行って、ボトゥカトゥの中心に入る少し手前に、ショッピングモールができ、次に入り口のところにスーパー・コンフィアンサができ、そして今、デパードのアヴァンができ、この周辺だけでほとんど必要な買い物ができそうな環境になってきたのはとてもありがたい。現在、新型コロナウィルスの感染拡大のせいで、自宅で自主隔離生活を継続中なので、当分このデパートに行くことはできないけれど、ウィルスの問題が収束に向かえば、覗いてみたいなと思っている。ただ、すべての学校が閉鎖されただけでなく、今週末からスーパーと薬局とパン屋以外は営業してはいけないことになったので、開店したかと思ったら、1週間で当分営業できない状態が続くとうタイミングでの開店になった。
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2020年3月21日(土) | ||||
離れのシャワールームのガラス扉は、離れがほぼできた頃から頼んでいたのだけれど、なかなか寸法を測りに来てくれず、ビジネスをする気があるのか?と、しびれを切らしたエドソンが文句を言うと、先週ようやく寸法を測りに来てくれ、この木曜日にできたガラス扉の取り付けに来てくれた。でも、母屋と同じようにすりガラスの扉を頼んでいたのに、普通の透明のガラスを持ってきた。どうしてこうなるのかなあ?せっついて、せっついて、ようやく最終段階になり、こういうことが起きると、数日体調があまり良くなかったこともあり、これは頼んでいた物と違うから持って帰ってやり直してくれという気力がエドソンにはなく、何も言わず取り付けてもらったと言っていた。もう何度も繰り返し書いていることだけれど、ここではこういう些細なここの人たちとの不協和音がとてもストレスになる。これさえなければここの生活にさして問題はないんだけれどなあ・・・。取り付けが完了した扉の写真を撮りに行ったら、離れに入る入り口や、洗面所がこの作業で汚れてしまっていたので、また掃除をしなければと思った。そして、ガラス扉に貼られたクッションシールが剥がされずにそのままになっていたので、これも剥がしてキレイにする作業が増えてしまった。とほほ・・・。
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2020年3月22日(日) | ||||
20日(金曜日)の夕食の際、エドソンから怖い話を聞かされた。ブラジルの保健相がこの日の午後ステートメントか何かを発表したそうで、それをインターネット上で読んだのだそう。それによると、ブラジルにおけるウィルス感染は予断を許さない状況で、4月には医療崩壊するだろう。そして7月にピークが来てもそれが下がることなく、しばらくその高いピークが横ばいで続き、9月にようやく下がり始めるだろうと言うのだ。これは統計学上の計算に基づいた科学的な話なので、多少の誤差はあっても大きく間違うことはないだろうとエドソンは言っていた。 アメリカではトランプ大統領がこの状況がいつまで続くのか見通しを問われ「7月か8月という見方もある。それよりあとかもしれない」と述べたそうだから、おそらくアメリカもブラジルも似たような状況で、どちらも正しいのだろう。数週間とか1~2ヶ月ではなく、半年以上も家にこもることなんて、果たして可能なのか?と思う。外での感染を心配しながらでもスーパーで食料品や生活用品が買える間はまだいいとして、この混乱の中で物流がストップしてしまい、商品がスーパーに届かなくなったら、どうやって生活して行けばいいのだろう?などと、今から心配してもしょうがないことを心配してみたりしている。21日にインターネット上で、この保健相の発言に関する時事とロイターの日本語の短い記事が2本あったので、以下にコピーしてみた。 【サンパウロ時事】ブラジルのマンデッタ保健相は20日、新型コロナウイルス感染がこのまま拡大すれば「4月末にはブラジルの(医療)システムは崩壊し始める」と警告した。 今後の見通しについて「4月に入れば(感染ペースは)加速し、5月、6月まで続く」と予想。医療崩壊とは「お金があっても、健康保険に入っていても、裁判所の命令があっても保健サービスを受けられなくなる状態だ」と説明した。中国湖北省武漢市やイタリアで起きた危機的状況がブラジルにも迫っていると警戒を呼び掛けた。 [ブラジリア/サンパウロ 20日 ロイター] -ブラジル政府は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、非常事態を宣言した。これにより感染拡大抑制に向け連邦予算の利用が可能になる。 ボルソナロ大統領は、国内の新型ウイルス感染拡大は6月が正念場になると予想。ブラジルはすでに中国と欧州連合(EU)からの入国を禁止している。 ブラジルでは新型ウイルス感染による死者数は7人にとどまっているが、感染者数は過去2日間で倍増し、600人を超えた。 と、ここまでが20日付けの記事だけれど、21日付けのニッケイ新聞の記事には、サンパウロ州の死者は9人、全国の死者は11人になり、感染者数は819人に上昇とあった。日本は毎日50人前後で感染者の増加数が推移しているけれど、ブラジルの増え方は数百人単位での上昇になってきているから、きっと今日現在では一千人を優に越えて上昇しているのだろうと思っていたら、昨日20日の朝の時点ですでに一千人を越えたと、夕方話している際エドソンから聞いた。先月25日にサンパウロで最初の感染者が確認されてから1ヶ月も経たないうちに日本を追い越して千人越えすることになるなんて・・・。こんな風になるだろうとは予想してはいたものの、あまりの予想通りの展開にただただ出るのはため息ばかり。 | ||||
2020年3月23日(月) | ||||
次の写真は、外ベランダ横の花壇を撮ったもの。ここにあったバラの木4~5本はみな枯れてしまい、手入れをしていないものだから草ボウボウなのだけれど、その草の中から朝顔が芽を出し、伸び始めたので、竹を挿して伝って行けるようにしたら、毎日たくさんきれいな花を咲かせるようになった。この紫色の朝顔は種を蒔かなくても、前年咲いて落ちた種から自然にまた芽を出す強い朝顔なので、毎年花を咲かせて楽しませてくれている。ありがとう。
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2020年3月24日(火) | ||||
サンパウロ在住で友人の毛利さんは、月に1度くらいの頻度で、ニッケイ新聞に文章を寄せているのだけれど、3月21日付けで「疫病終息までの過ごし方、心構え=老人特有の病の対処法とは」という特別寄稿が掲載されていた。これはブラジル全土に非常事態宣言が出される前に書かれたものだけれど、コロナウィルス禍の真っ只中で高齢者は家に引きこもってどうやって過ごしたらいいかということを提案しているタイムリー記事だなと思った。この記事のサイトは、こちらへ。 | ||||
2020年3月25日(水) | ||||
今回のコロナウィルス禍の影響で、ご近所のファゼンダオーナーのドナ・ベティは当分の間サンパウロからこちらに来ないことになったそうで、彼女が来ている土曜日は仕事に出なければならなかったゼーが、この土曜日は久しぶりにうちに仕事に来てくれた。午前中は草刈りをしてもらい、午後からフランボヤンやセドリーニョの低く垂れ下がった枝を切る作業をしてもらった。次の1枚目の写真は、横に張り出して、低く垂れ下がっていた枝を切ったフランボヤンの木(画面やや右側の木)。枝が低く張り出していたので、人や車に当たっていたのだけれど、これですっきりした。2枚目は、この木の向こう側のランドマークの木の横に積み上げられた枝の山を撮ったもの。この中に桜の枝があったので、あれっ?と思って振り返って庭の桜の木を見たら、枝垂れ桜のように下に向かって垂れ下がっていて、花が咲くととてもきれいになる枝が切られていた。ああ・・・何ということをしてくれたの。ショック!ショック!ショック!エドソンに桜の枝も切るように頼んだの?と聞くと、ブランボヤンの低い枝を切ってと言っただけで、桜を切れとは言っていないと言う。ゼーは気を利かせたつもりなのかもしれないけれど、あの枝垂れ桜の枝を切ってしまうなんて、あり得ない!しかもこれから花が咲く準備が始まる時期に桜の枝を切ってしまうなんて、今年はちゃんと花が咲くだろうか?と、心配になってきた。
次の写真は、離れに向かう途中にある木々の足元の枝をはらってもらった状態を撮ったもの。
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2020年3月26日(木) | ||||
私の英語と日本語の生徒さんのレッスンをすべてキャンセルし、我が家への人の出入りを止め、なるべく外出を控えて自主隔離を始めて10日が経過した。でも、自主隔離を始めた初日の15日(日曜日)のお昼に食べた残り物を冷凍しておいたカレーが良くなかったのか、午後遅くから私が体調を崩した。エドソンが夕食を作ってくれていたのだけれど、状態がどんどん悪化したため町の救急に行き点滴をしてもらい寝込んだ。月曜日の朝エドソンは私のために処方された薬を薬局に買いに行き、午後は、はるの6回目の抗ガン剤治療の日だったので、ひとりではるを連れてヴィラ・シーコに行って治療を受けた。そして、火曜日は2日遅れでエドソンが同じように体調を崩したため、銀行などへの用事があって町に行かなければならなかったこともあり、彼も救急で点滴をしてもらって用事を済ませた。そんなこんなで自主隔離をしたと言っても、最初の3日間は引きこもることができず、実際に引きこもりを始めたのは水曜日になった。そして、ふたりの体調が完全復活したのが木曜日。やれやれと思っていると、今度は土曜日の夜、夕食後のオシッコから戻るとひろが左足のびっこをひき始め、夜中のオシッコとウンチから戻ると今度ははるが右足のびっこをひき始めた。ひろの場合はベランダを出入りする際、めいが飛びついて来て、めいをつないでいる鎖があたって足を痛めたからと思われた。そして、はるの場合は庭の桜の木の側で夜中には珍しいウンチをした際、虫か何かに足を刺されたのだろうと思われた。ひろは23日(月)の午後くらいにはびっこを引かなくなりほぼ完全復活したのだけれど、はるの右足は日曜日のお昼前に見ると腫れ上がっていたので、薬を塗って包帯をして様子を見ることにした。丸1日経過後にはるが包帯を取ってほしいようだったので、包帯を取ると、だいぶ腫れも引いていて、包帯を取ってしばらくすると、びっこをひかずに普通に歩けるようになった。そして更に、月曜日に鶏に餌を与えに行ったら、1羽が鶏小屋の前の運動場で倒れて死んでいた。良く見ると課長だった。エドソンに来てもらい鶏を家の南側の三角地帯に埋めてもらった。またジャグアチリカが来て襲われたとしか考えられないねとエドソンは言っていた。何だか次から次へと予期せぬことがこれでもかと言うくらい発生した10日間だった。 | ||||
2020年3月27日(金) | ||||
次の写真は、25日(水)のお昼前に来て、軒下の電球取り付け作業を始めてくれたトゥッシさんの電気工事のお店の人。ここにはマリンボンドの大きな巣があって近づけず未完了だったのだけれど、その後エドソンが2回くらいに渡って薬を噴霧したり、巣を壊したりして退治したので、作業ができるようになり、トゥッシさんの息子のジェファーソンとこの従業員のふたりが来てくれ、残っていたこの1ヶ所の電球をつないで取り付けてくれた。ブラジルでは仕事が完了する前に料金の支払いをしてしまうと、仕事が未完のまま放り出される可能性が高いので、前払いをしてはいけないという常識がある。でも、エドソンは先週、トゥッシさんのお店に行き、支払いを済ませていた。幸い、トゥッシさんはちゃんとした仕事をする真面目な人なので、この残っていた仕事をちゃんとしてくれ、感謝。仕事を完了してくれたことと、少数派でもまともに真面目な仕事をしてくれる人たちもいることに、心が少しほっこりとした。2枚目の写真は、取り付けが完了した軒下の電球を撮ったもの。手前にあるのがエドソンが退治したマリンボンドの巣。
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2020年3月28日(土) | ||||
次の写真は、先日の朝、起きがけのひろとはるの日常を撮ったもの。毎朝私が一番に起きてトイレに行ったり着替えをしたりとゴソゴソし始めるとはるとひろも目を覚まして、私の準備ができるまで自分たちのベッドの中でおとなしくゴロゴロしている。その間、ひろはだいたい1枚目の写真のようにベッドの中でひっくり返って伸びをしたり、後ろ足で宙をキックしたりする。はるもベッドの中でひっくり返ってクネクネしていることもあるけれど、2枚目と3枚目の写真のように、エドソンのところに行って体を撫でてもらうことを日課にしている。側に行ってもエドソンが気づかず反応してくれないと、「ウーン、ウーン」と言って、エドソンに催促をする。ひろもエドソンのところに行って体を撫でてもらうこともあるけれど、はると違って毎日の日課というわけでもない。そして、4枚目の写真は、体を撫でてもらって満足したはるが、自分たちのベッドに戻ってきたところ。そして、私の支度ができると、朝一番のオシッコとウンチのためのお散歩に出る。はるは16日(月)にヴィラ・シーコでの6回目の抗ガン剤治療を終え、予定されていたすべての治療を無事に終えた。今後は2ヶ月後に再診して血液検査や超音波の検査を受けることになっている。治療を始める前は、生まれつき肝臓の弱いはるは、時々食欲がなかったり、食べたものを戻したりすることがあったので、治療に耐えられるだろうか?と心配したのだけれど、治療が始まる前から手作りの特別食にして以来、食欲がないということがなく、嘔吐をすることもなく、思いもよらず元気に乗り越えてくれたことに感謝。感謝。
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2020年3月29日(日) | ||||
次の写真は、エドソンがネットで注文して買ったグリーン・プロポリス。自主隔離期間中免疫力を高めてウィルスに負けないようにするために買ったのだそう。普通のプロポリスよりもこのグリーン・プロポリスはとても効果があるのだとか。離れのシャワールームに取り付けてもらったガラス扉の支払いに行くから、ついでにスーパーで食料品を買って来ると言って、エドソンはこの木曜日の午後、パーディーニョの町に出かけて行った。町の様子は閉まっているお店が結構あったけれど、普段とあまり変わりなく、スーパーは入店制限をしていたものの、お客さんが少なく制限の必要もなく、問題なく買い物ができたと言っていた。ただ、これまでスーパーは週に2回サンパウロに行って商品を仕入れて運んで来ていたのを週1回に減らしたのだそうで、商品が溢れているという感じではなかったとも言っていた。そして、郵便局に寄って届いていたこのグリーン・プロポリスを持って帰って来た。早速1滴ずつ舌の上にたらして味見をすると、ちょっと苦くて強烈な味だった。でも、翌朝のオレンジジュースに数滴混ぜて飲んでみると、強烈な感じはなくなり、問題なくおいしく飲むことができた。これからこれを毎日頑張って飲むのだ!
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2020年3月30日(月) | ||||
次の写真は、木曜日の夕方、ヴィトーが持ってきてくれたチーズ二種類。私の英語の生徒さんのヴィトーとムリロが働いているご近所のファゼンダ・ベラ・ヴィスタは普通に変わりなく仕事を続けているそうなのだけれど、ここで作っているチーズはグルメの高級品なので、普通のスーパーなどでは販売しておらず、たぶんサンパウロやリオの特別な店とかレストランに卸しているのだろうと思う。でも、そんなお店もコロナウィルス禍で営業できなくなり、あちこちからチーズの予約キャンセルが入っていると言っていた。いつもはムリロに頼んでレッスンに来る際持ってきてもらって買っていたのだけれど、レッスンをストップしてからそれができなくなっていたところ、ヴィトーから連絡があり、仕事の帰りに届けてあげると言ってくれたので、お言葉に甘えて青カビのチーズ2つ(左)とマンダラチーズを2つ(右)持ってきてもらった。感謝。感謝。こんな時なので握手もチークキスもなく、玄関先のベランダで2メートルくらいの距離を保って3人で少しおしゃべりをした。彼のお母さんは半年くらい前に、肺炎で入院したことがあったので、今回のコロナウィルスには感染しないように気をつけないといけないねなどと話した。どうかみんな感染することなく無事にやり過ごすことができますように。この時気づいたのだけれど、ヴィトーはお母さんのことを話す際、「セニョーラ」と、ていねいな言い方をしていたので、「おお!ちゃんと育っているね」と思った。ブラジルでは家庭が崩壊しているケースが少なくなく、言葉遣いが乱暴で、育ちが悪い印象の若い子たちも少なくないのだけれど、こういう正しい話し方ができる育ちの良い若い子が身近にいることをうれしく思った。
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2020年3月31日(火) | ||||
先日、Youtube上の及川幸久のクワイト・フランクリーという番組で、中国共産党に新型肺炎の責任を取らせる[署名お願い]というのをやっていた。これは何年か前、アメリカのどこだったか忘れたけれど、慰安婦像設置に反対する署名活動をしてホワイトハウスに訴えるというのがあったけれど、それと同じでホワイトハウスに行動を起こしてと訴える署名活動。エドソンと私は早速署名した。「パンデミックは新型ウィルスが現れたら必ず起こるわけではない。確かな情報がない時に起こる」と言っていたけれど、まさに、今回の世界中を巻き込んだパンデミックは、中国共産党が情報を隠蔽しようとしたことで現在のような大変なことになったのだと思う。だから、中国はこの新型肺炎がどこから来たのか、どういう性質のウィルスなのかというようなことをアメリカのCDCも含めた国際調査団を受け入れて明確に調査・発表する責任があると思う。そして、このままうやむやにしてはならないと思う。ホワイトハウスのサイトなのですべて英語だけれど、目的とやり方は以下の通り。 【ホワイトハウスへの嘆願】コロナウイルスにより世界は大混乱・損害を受けてますがそれを最近海外の責任にしようとしている中国政府へ責任を取ってもらおうという運動! 【ご署名はこちらから⬇️】締切は4月15日。10万件達成すれば次のステップへ! このホワイトハウスの署名のサイトは、こちらへ。 【署名方法】*参考 ページ右下側にある ・First Name(名前) ・ Last Name(苗字 /姓) ・ Email Address(Eメイルアドレス) この三箇所に記入したらすぐ下ある ・Sign Now をクリック(送信される) すぐに上記メイルアドレスにホワイトハウスからメイルが来るので そのメイル内に記された ・Confirm your signature by clicking here (ここをクリックして署名を確認) をクリックします。 <署名完了!> ありがとうございました!
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