Kyoko Yoshida Life in Brazil BLOG 

2020年1月1日(水)

新年、あけましておめでとうございます。

令和二年、元日

2020年1月2日(木)

次の写真は、大晦日に広島の友人が送ってきてくれた鏡餅の写真。左側は和菓子の二段重ねで、下のお餅の直径は3.5cm。右側のビニールに包まれたお餅の方は6cm。可愛らしかったのでつい2つとも買ってしまったとメールにあった。私もブラジルに来るまで東京で暮らしていた頃は、近所のスーパーでビニールに包まれたこの写真のような小さな鏡餅を買って、お正月の飾りにしていたけれど、ここではこの時期、日系食料品店で切り餅はあっても、さすがに鏡餅はない。この友人のお陰で、ちょっとお正月気分を味わうことができた。感謝。

2020年1月3日(金)

次の写真は、30日の午後撮ったはるとひろ。私の机の側に置いたベッドの中でシンクロして気持ちよさそうにすやすや寝息を立てて寝ていたので、カメラを構えると、はるが気づいてこちらを振り向いたのが1枚目。ひろも目を覚ましたのだけれど、振り向いたりはせず、同じ姿勢を保っていた。そして、1枚目の写真を撮ると、はるはすぐに元の姿勢に戻ってしまったのが2枚目の写真。1週間前に抜糸をして服を着替えて、2日後くらいに、もういいだろうと言って、エドソンがはるの服を脱がせると、何だか痩せている感じなので、体重を測ってみた。すると手術前測った体重よりも700グラム減っていた。食欲もあり変わりなく元気にしていると思っていたのだけれど、やはり大きな手術だったので、体にこたえていたんだなと再認識。まだ日程は決まっていないけれど、おそらく来週からはるの抗ガン剤治療が始まる。はるが何とか元気で耐えてくれ、彼女の犬生を全うしてくれることを祈るばかり。

2020年1月4日(土)

元旦に兄からお年賀メールが届いた。いつもだいたい息子達家族がみな帰省して年末年始を過ごすのだけれど、今年は長男の奥さんは、飼っている老犬のはなちゃんが下痢ぎみで体調が良くないのではなちゃんと一緒にお留守番となり、次男の奥さんと長女は、長女のピアノ発表会のためにお正月返上で練習をするからと、やはりお留守番となったということだった。でも、3人の孫たちは来ていたので、十分賑やかな年末年始になったようだった。次の写真は、兄が作っている野菜畑に元日に収穫に行って採ってきた野菜を持って写真に収まっている孫たち。今年はキャベツが自己最高の出来栄えだそうで、その上お正月だというのに、まだピーマンやミニトマトが採れるのでびっくりなのだそう。こちらは夏の真っ只中だと言うのに、ミニトマトはとっくに終わって枯れてしまっている。毎日畑に通って真面目に野菜作りをしている兄と、ほとんど手をかけずにずぼらな野菜作りをしている私たちとの違いだろうな。

2020年1月5日(日)

ペトロポリスの安見さんご夫妻にお年賀メールを送ると、年末年始は28日から恒例の友人グループでの旅行でカンポス・ド・ジョルドンに行き、2日の夜帰宅したと言って、3日夜にその旅行の写真を送ってきてくださった。カンポス・ド・ジョルドンはサンパウロ市から北東に3時間半ほどの高地にある観光地。ここ同様ブラジルでは珍しい涼しい気候のため昔サナトリウムができて、サンパウロのお金持ちの人たちが別荘を建てて住み始めたという場所で、日系の老人ホームもある。毎年冬の桜の季節(8月)に、そのホームではさくら祭りが開催され多くの人で賑わうことがよく知られている。ここよりも少し標高が高い(1200m位?)ので、冬はここよりもさらに寒いのだろうと思う。一度行ってみたいのだけれど、まだ、行ったことがない。このクリスマスをここで過ごしたというリオ在住のエドソンの友人のジョアオン・サアードは、ブラデスコ銀行の支援で、町中心部のクリスマスの飾り付けとイルミネーションがいつもよりもとても豪華できれいだったと言っていた。次の写真は順に、町の夜の様子。気温が16度と表示されている。ここよりも2度位低いのかな?2枚目は、彫刻の森だそう。3枚目は、日本の公園?4枚目は大晦日のパーテーに参加した際のメンバーの集合写真。最後の写真は、観光電車の線路を撮ったもの。この線路沿いの道7キロを12月31日に奥さんとふたりで歩き、元日にはこの観光電車に乗られたのだそう。カンポス・ド・ジョルドンに観光電車があることを私は知らなかったけれど、エドソンは知っていた。そして、元日のお昼に日本食レストランでお餅2個が入ったお雑煮を食べてお正月気分を味わったということだった。私たちは行きたくてもあちこち出かけて行けない分、こんな風に写真を送ってきてくださると、ちょっと行った気分になれるのでありがたい。

2020年1月6日(月)

休暇でフロリダに野鳥の写真を撮りに来ていると言って、アメリカの友人が、先週、メールに添付して写真を何枚も送ってきてくれた。次の写真は、その内の2枚。彼女はボストンにあるバークリー音楽大学の先生なのだけれど、最近趣味で写真を始めて、主に野鳥を撮るのが好きらしい。3枚目の写真は、去年勉強だか研修だかでイギリスに行った際、リヴァプールまで足を伸ばしてジョン・レノンが育ったという家に行って撮ったものだそう。趣味で写真を始めたと言うだけあって、手に持っているカメラはバカチョンではなく、ちゃんとした一眼レフのような大きなカメラだ。

2020年1月7日(火)

サンパウロの大西さんからお年賀メールをいただいた。愛犬のハチ君は右目の白内障の手術を受けた後、目を傷つけてしまい、何種類もの目薬を頻繁にさしてあげなくてはならず、大変そうだったけれど、どうやら受診の都度変わる種々異なる目薬に眼球が耐えられなかったようでとうとう視力を失ってしまったということだった。左目もすでに視力を失っていたので、完全に盲目になってしまい、大好きなボール遊びができなくなってしまったという。かわいそうに・・・。でも、家の外でのお散歩では歩道の段差につまずくことが多いけれど、家の中の行動はこれまでと殆ど変わらず壁やソファにぶつかる事はないと書いておられた。食欲が衰えていないことが唯一の救いとあったけれど、その気持ちはとてもよくわかる。次の写真は、そのハチ君と大西さん。

2020年1月8日(水)

一昨日掲載したアメリカの友人の撮った鳥の写真を見て、広島の友人が平和公園の原爆ドームの真上に先日サギがじっと止まっていたので撮ったという写真を送ってきてくれた。このサギは原爆ドームが気に入っているようで、よく真上や窓枠にじっと止まっているということだった。そう言えばいつだったか、兄がお花見に行って、平和公園横の川沿いの土手でアオサギ君と一緒に撮ったという、兄のうしろにアオサギが立っている写真を送ってきてくれたことがあったけれど、平和公園の東側の川沿いは彼らの好きな場所なのかな?あんな町の真ん中なのに、サギがのんびりいるなんてのどかでいいなと思う。この友人が暮らすマンションの前の川では、カモを十羽くらい見かけることがあると言っていた。彼女の家も町の真ん中なのだけれど、広島は町の真ん中でも結構海に近いからそういう生き物が身近にいるんだろうな。本当にいい町だと思う。

2020年1月9日(木)

今週月曜日からはるの抗ガン剤治療が始まった。以前モビの治療をサンパウロ州立大学獣医学部附属病院で行った際は、抗ガン剤を自分で調達して病院に持って行かなくてはならなかったので、まず薬の入手が大変だった。そして、治療は朝早く大学病院に行って受付をして、血液検査のための採血で呼ばれるのを待ち、採血が終わると診療所のある建物に移動して、血液検査の結果が出て、治療に呼ばれるのを待って、ようやく治療を受けるという手順だったので、いつも午前中一杯かかった。血液検査の結果が出るのが遅れると、治療が午後にずれ込むこともあり、とても大変だった。でも、今回はプライベートクリニックのヴィラ・シーコなので、薬はクリニックの方で入手してくれ、治療の時間を予約して行くので、ほぼ待つことなく時間通りに診察室に呼ばれ、採血が行われて、血液検査が行われ、30分後くらいに結果が出て、治療が行われる手順なので、全行程が1時間半くらいで終了するためとても助かる。もちろんプライベートクリニックなので料金は大学病院に比べてかなり高いのだけれど、ドトーラ・ジャナイーナもドトーラ・ナターリアも長年の付き合いで、はるのことも生後半年くらいからずっと知っていてとても親切で良くしてくれるので、それだけの価値はあるように思うし、とにかく治療にかかる時間が短いのでストレスが少なくとても助かる。そして、初めての治療後のはるの様子は、あまり変化なく普段と変わりなく元気にしてくれているのでほっとしている。

次の写真は、火曜日の朝、玄関先のベランダの掃除をしていたら、ひらひらと蝶々が飛び回っていたので撮ったもの。なかなかじっとしていてくれないので、あまりいい写真が撮れず、これが一番ましな写真になった。

2020年1月10日(金)

7日は例年七草粥ならぬ、大根粥を作って食べることにしている。それで今年も例年通り夕飯は大根粥を作って食べた。次の写真は、ネギをたくさん乗せたその大根粥。そして、2枚目の写真は、鶏胸肉を蒸して小さく裂いたもの。これを大根粥の上に乗せて食べるのだけれど、この他、梅干しや、ウエノで買った野菜たっぷりの福神漬けを添えていただいた。

次の写真は、食堂の西側の窓の下の赤い葉っぱの植物に、赤い実がなっていたので撮ったもの。なんだか千両か万両のような感じで新年にふさわしい風景だなと思って撮ったもの。ここにはこの同じ植物が4本植わっているのだけれど、1本は枯れてしまい、他の2本にはこのような実はなっておらず、赤い実がなっているのはこの1本だけ。

2020年1月11日(土)

玄関前の外階段のすぐ横の壁に、マリンボンドが大きな巣を作っていることにジョゼ・ハファエウが気づいて教えてくれた。マリンボンドの巣は、その年によって家の回りに複数できることもあるけれど、この夏は家の南側の寝室の窓のところに大きな巣がひとつできているだけなので、少なくて良かったと思っていた。でも、どっこいこんな近くで、これまでできたことのない場所に巣ができていたのでびっくり。壁を這っているポトスの葉で見えにくく、エドソンも私もまったく気づかなかった。それで先日の夜、暗くなってからエドソンがこの巣に薬を噴霧してくれた。しばらくすれば彼らは全滅するので、これで何かの拍子にマリンボンドの攻撃に遭う危険はなくなった。やれやれ・・・。

2020年1月12日(日)

先週の月曜日に、ペドレイロさんたちが作業に戻ってきて、離れの室内にタイルを敷く作業が進んだ。次の写真は、洗面所とシャワールームの壁に白いタイルが貼られ、床に母屋の床に使って残っていたタイルを敷いた状態。

次の写真は、台所の壁にシャワールームの壁と同じ白いタイルが貼られた状態。

次の写真は、室内の床に敷かれたタイル。画面左側がベッドルームで、右側は居間。ガラス窓は頼んであるのだけれど、まだできていないのか、窓枠がまだできていないから取り付けられないのか、よくわからないのだけれど、とにかくまだ窓がないものだから、昨日の午前11時前くらいから降り出した雨が吹き込んで、居間の床が濡れている。これまでコンクリート剥き出しだった家の中に、これらのタイルが貼られると、ぐんと部屋らしくなってきた。特に、洗面所は暗い感じだったのだけれど、壁全面に白いタイルが張られたので、明るくなった。

2020年1月13日(月)

去年の後半くらいから牛肉の値段が上がっているとエドソンが言っていたけれど、2019年12月15日付けのニッケイ新聞に「《ブラジル》今年の牛肉輸出量、総額大幅アップは確実=対中輸入の拡大が影響と」という記事があった。2019年の「ブラジル産牛肉の総輸出量は183万トン、総輸出額は75億ドルになりそうだと、ブラジル食肉輸出業者協会(Abiec)が発表した。この予測通りなら、輸出量は前年比で11・3%増、輸出額は13・3%増となる。Abiecによると、今年1月から11月までの輸出量は167万3千トン、輸出額は67億4800万ドルを記録した。昨年の同じ期間と比較した輸出量は12・33%、輸出額は12・6%アップしている」というのがザックリとした内容なのだけれど、そう言えば、以前はステーキ用牛肉1キロが30レアル以下で買えたけれど、最近、エドソンが買ってきてくれるステーキ用牛肉の値段を見ると、40レアル以上している。中国に輸出する量が増えているので、国内の価格も上がっているということらしい。

ちなみに国内外でいろいろ評判の悪いボーソナロ大統領だけれど、彼が大統領になってから、前政権によってボロボロになった経済が少しずつ上向いていて、治安も少し改善しつつある。例えば、盗難に遭うトラックの数が減っているらしい。そして、年末年始のアメリカや日本からのクリスマスカードなどがみな3週間くらいで届いているので、郵便事情も以前に比べたら多少ましになっているような感じがする。でも、メディアはそんなことは我関せずで、相変わらず否定的な批判報道ばかりしている。

2020年1月14日(火)

日曜日の朝一番のワンコたちとのお散歩の際、戸外がいつものように涼しくないなあと感じた。いつもは朝の気温は20度以下なのだけれど、この日は20度を超えていたからだと思う。そして、ワンコたちの体を洗う作業を済ませて朝食のテーブルにつくと、何だかジメジメした感じがあってとても暑いので、エドソンに「暑いねえ。朝一番からバタバタしたからかなあ?」と言うと、湿度が高いからだろうと言う。そして、「昨日のニュースにリオの体感温度は54度というのがあった」と話してくれた。実際の気温は45度くらいのところに湿度も高いものだから、体に感じる気温が54度だったということらしい。それもすごい数字だけれど、実際の気温が45度だなんて、そんなところにいたら死なないまでも病気になりそうだと思った。ここは、クリスマスから年末までいいお天気で気温も高めだったけれど、湿度はあまり高くなく戸外で直射日光の下に行かなければ過ごしやすかった。そして、1月2日の午後から一転、雨が降り出し、その後はほぼ毎日午後とか夜になると雨が降るという日々で、気温も最高気温が30度に届くことはなく、せいぜい29度とか28度以下で比較的涼しかった。そうしたら、先週後半から湿度が上がり、気温は変わらないのだけれど暑いと感じる日々になった。そんなわけで、日曜日は珍しく朝一番から暑いと感じ、家事でごそごそ動いている時だけでなく、コンピュータの前にじっと座っていても、じとっと汗が出る1日になった。こういう時は、扇風機が大活躍。

2020年1月15日(水)

月曜日の午後、はるの二度目の抗ガン剤治療のためヴィラ・シーコに行ってきた。治療の前の血液検査で、免疫数値が下がっていたため大事をとって治療はせず、一週間先延ばしにすることになった。はるは先週の前半は、ひろとラブラブでじゃれ合ったりはしないまでも、まあまあ普通にしていたのだけれど、木曜日頃から元気がなくなり、ベッドで横になっていることが増えた。気分が悪いんだねとエドソンと話していたのだけれど、日曜日の午後くらいからまた少し元気を取り戻し、月曜日の昼食後にはひろとラブラブをするまでになり、ヴィラ・シーコではじっとしていられないくらいだった。次の写真はヴィラ・シーコで点滴を受けているはる。足の血管から採血をし、その同じ針で点滴を始め、血液検査の結果を待って、抗ガン剤治療をする際は、この点滴の管の途中から抗ガン剤の薬を注射器で少しずつ何度にも分けて入れて行くという手順で進む。

次の写真は、ヴィラ・シーコに一緒に行って、はるが点滴を受けている間、床に座っておとなしくしているひろ。彼は車に乗って出かけるのが怖くて、ずっと震えていたけれど、音楽をかけてあげたら落ち着いてくれた。音楽の力ってすごい。そして、ヴィラ・シーコに着くと、下痢状のウンチを何度もおもらしし、何度もお尻を拭かなくてはならなかった。でも、はるの治療で診察室に呼ばれた頃から落ち着いて、こうしておとなしく、おもらしもせず、座っていることができた。ひろは怖がりだから、新しい場所に慣れるのに時間がかかる。

2020年1月16日(木)

次の写真は、花を咲かせているフランボヤンジーニョ。入り口ゲートに向かう道沿いにこの木を十数本、等間隔に植えているのだけれど、花を咲かせているのは5本くらいで、残りはまったく花を咲かせていない。入り口ゲートに近い若い木ほど大きく育ち、花をたくさん咲かせている。すぐ側にセドリーニョなどの大きな木がないため、日当たりがいいのが影響しているのだろうか?この写真のフランボヤンジーニョの左右にある緑の葉の植物はマンジォカ芋の木。

2020年1月17日(金)

次の写真は、火曜日の午後撮った離れの作業風景。ペドレイロのフィリピが壁にペンキを塗っているところ。月曜日に一度天井や壁にペンキを塗る作業が行われたのだけれど、エドソンがパーディーニョの建築資材の店で買ったのはベージュ色のペンキなのに、何故か白くて水っぽく、壁に塗ってもとても薄いものだからきれいに塗れないという不良品だった。建築資材の店も他の店から仕入れて販売しているので、100%彼らの責任ではないのだろうけれど、エドソンは苦情を言って、支払ったお金を返金してもらうと言っていた。そして、火曜日にペドレイロのフィリピが入手して持ってきてくれた別のペンキはまともだったようで、天井と壁のペンキ塗りが完了した。ここでは日本なら普通は起こらないだろうトラブルが発生したりする。困ったものだ。似たようなことはガソリンスタンドでも起こる。場所によってはアルコール燃料に水を混ぜているようなスタンドもあるので、私たちがいつも使うガソリンスタンドは決まっていて、怪しそうなところは使わないことにしている。

2020年1月18日(土)

先週前半、パーディーニョの十代の女の子から英語を習いたいとエドソンに連絡があった。レッスンを希望する時間が午後とか夜だと空きがないので物理的に無理だけれど、午前中ならできないこともないので、話し合うため土曜日にうちにきてもらった。場所がよくわからなかったのか、午前9時の約束だったのだけれど、20分くらい遅れてお母さんとやってきた。17歳の女の子で、昨年末高校を卒業したばかりなのだけれど、大学で何を勉強したいのかまだよくわからないから今年はお父さんの電気関係の建築資材を扱うお店を手伝いながら、いろいろ考えているところなのだとか。それで午前9時からのレッスンで、火曜日と木曜日の週2日レッスンを受けたいということで話がまとまった。これまで火曜日の午前は小学生のヴァレンチーナがレッスンに来ていたのだけれど、今年から学年が上がり、学校が午前の部に変わったので、午前のレッスンを午後に移動させたばかりだったので、新しい生徒さんを受け入れることができた。この生徒さんの他にも去年の後半、夜レッスンを受けたいという大人の人や、つい先日は午後レッスンを受けたいという小学生の女の子(ヴァレンチーナの友達)がいたのだけれど、彼らの希望する日時では物理的に無理なので断ってきた。でも、今回は物理的に無理なわけではないので断れなくて受け入れた。これで火曜日と木曜日は午前、午後、夜と、1日3回のレッスンをすることになった。以前、ヴァレンチーナのレッスンを彼女の都合で1回曜日を移動させて1日3回のレッスンになった時は、ちょっとへばったのだけれど、最近は毎日のレッスンをこなすのにだいぶ体が慣れてきたので、まあ何とかなるかな?という感じで、受け入れることにした。次の写真は、今週からレッスンを始めたその新しい生徒さんのニコール(Nicole、ポルトガル語の発音だとニコーリ)。学校で英語を勉強している時は先生が嫌いだったとかで、あまり真面目に勉強しなかったようで、基礎からゆっくりしなければと考えている。

2020年1月19日(日)

木曜日に離れの窓が取り付けられた。次の写真は、居間から台所を向いて撮ったもの。

次の写真は、台所から居間を向いて撮ったもの。床にゴミが山になっている。どうして作業で出たゴミをちゃんと持って帰ってくれないのだろう?

次の写真は、洗面所の窓を撮ったもの。シャワールームのガラス扉が取り付けられていないので、「ところでシャワールームのガラスの扉は?」とエドソンに聞くと、「あっ!頼むの忘れてた」と言う。あらまあ・・・。「でも、窓を頼んだ時は、まだシャワールームのタイル貼りが済んでいなかったから、どっちみち頼めなかったんだけれど・・・」あっ、そうだったの。

2020年1月20日(月)

次の写真は、離れの横に下水管を通すために掘った穴。道を越えて向こう側で下水と汚水を処理するタンクを埋める穴が掘られつつある。

次の写真は、下水(台所、洗面所、シャワールームで使った水)と汚水(水洗トイレ)の両方を流し込んで処理するタンク。うちを建てた10年前も、このような汚水処理をするタンクを家の南側に埋めたのだけれど、あれから何年も経っているので汚水処理のタンクが進化したらしく、以前は下水はタンクに流し込まず、直接地中に流し込んでいたのだけれど、この新しいタンクは、汚水と下水の両方を流し込むタイプのものだと言う。だから穴は1つだけで、2つ掘らなくてもいいらしい。

2020年1月21日(火)

次の写真は、金曜日の午前中撮ったもの。下水と汚水を一緒に処理するタンクを埋める穴を掘った後、タンクを穴の中に入れて調整しているところ。穴の中のタンクの向こう側にいるのはペドレイロのパウロで、外で赤いTシャツの背中が見えるのはペドレイロのフィリピ。穴の中の右側の人はペドレイロの手伝いに時々来る若い人。穴の外の左側の人は重機で穴掘りの手伝いに来てくれたエーナーニ(でも、ヒゲを生やしていて、以前よりも太っているので別人に見える)。ペドレイロさんが木曜日にこの穴を手作業で堀り始めたのだけれど、地面が硬くて穴が掘れないので、重機を持っているエーナーニに頼んで穴を掘ってもらおうということになり、エドソンがエーナーニに連絡をすると、金曜日の朝、来てくれた。そのお陰で2時間ほどでお昼前には作業が終わった。もちろんお礼の労賃は支払うのだけれど、助けてくれて、本当に感謝!感謝!!

2020年1月22日(水)

この夏は暑かったり涼しかったりを繰り返しているけれど、日本はこの冬は例年よりも暖かく過ごし易いようだ。広島の友人が去年に続いて今年もお正月に湯来温泉(国民宿舎湯来ロッジ)に行ったと言って、写真を送ってきてくれた。1日だけにしようと思っていたのだけれど、「元日と二日、露天風呂の気持ち良さに誘われて連ちゃんで通ってしまいました」と言うことだった。去年のお正月は雪が積っていたのだけれど、今年は暖かくて雪はなかったそう。以下の2枚の写真は、去年のお正月に湯来温泉のロビーから撮った雪の積もったテラスと駐車場の風景。3枚目は今年、大浴場と露天風呂のある2階から撮ったテラス。窓際の人形のようなものは、毎年、地元の人が作るちょっと不思議な大きな紙人形で、玄関先かロビーに飾られているのだそう。背景の雪か霜がついてように白っぽく見えているのはさくらの木だそう。と言うことは、春はここでお花見ができるんだ。なかなかいい感じのテラスだな~。

2020年1月23日(木)

月曜日の午後、はるの治療を終えてヴィラ・シーコから帰宅する際、パーディーニョの郵便局に立ち寄り届いていた郵便物を受け取った。渡辺晋先生が書かれた「核戦争防止国際医師会議(IPPNW)私記」を英語に翻訳されたものが2部届いていた。本の表紙の絵は、IPPNW世界大会を二度目に広島で受け入れた際に、先生ご自身が描かれた公式ポスターだ。翻訳は日本支部の第二代目のスタッフだった小泉直子さん。彼女はラウン先生の本を日本語に翻訳する仕事もしているとても能力のある人なので適役だ。ただ、今回は、人や団体などの固有名詞がわんさか出てくるので、それをひとつひとつ調べて確認するのがとても大変だったようだ。日本支部にはこの組織に関する系統だった歴史的資料など残っていないので、先生が書かれた日本語の私記とこの英語翻訳だけが唯一のまとまった事実に基づいた資料ではないかと思う。とても貴重で、立派なお仕事をされたと思うし、心から感謝したい。

そして、この本を受領するに当たりちょっとドタバタしたことがあったので、それも書いておこうと思う。去年の初め頃だったか、前の共産党政権の置き土産の規則変更で、海外から届く手紙以外の郵便小包は輸入品とみなされ関税がかかることになったので、郵便局のサイトで追跡番号を入力して税金を払わないと受け取れないような仕組みになった。でも、追跡番号などついていない小包はどうするの?とかいろいろわからないことばかりの規則で、やれやれと思っていた。ただ、私は小包なんてほぼ受けとることはないし、去年渡辺先生から本が届いた際も、普通に届いたので、ああ、本などの小型小包は大丈夫なのかな?と、思っていた。そうしたら、今回渡辺先生が送ってくださった本2冊が入った小さな小包は税関で止められ、お金を払えという通知が今月初めに届いた。それで、エドソンに郵便局のインターネットサイトで登録をしてもらい、税金ではなく取扱い手数料という名目の料金を支払う手続きをして、送られてくるのを待っていて、ようやく届いたという成り行きがあったのだ。小包に貼られた内容を証明するものに、中身は印刷物でギフトだと明記されていて、X線検査でもそれ以外のものはないのははっきりしているので、払うのは税金ではなかったのだけれど、取扱い手数料って何?と思った。以前は、届いた小包に対して税金を払わなければならない場合は、郵便局で小包を受け取る際に支払っていたのに、わざわざこんな面倒くさい規則を作ったために、手続きが複雑になり、人手もより多くかかってもったいないことこの上ない。

2020年1月24日(金)

月曜日は、はるの抗ガン剤治療の日だったので、ヴィラ・シーコに行ってきた。前回は血液検査の結果、免疫レベルが少し低めだったので、大事をとって治療をしなかったのだけれど、今回は免疫レベルが正常レベルに回復していたので治療を実施することができた。前回はひろも連れて行ったのだけれど、今回ははるだけ。前回ひろを一緒に連れて行ったのには理由があって、ひろの右後ろ足の上の方と、左前足の上の方に1センチくらいの膨らみがあるので、検査してもらうためだった。そして、月曜日にその病理結果が出ていて、右後ろ足上部にあるのは嚢胞で、左前足上部にあるのは脂肪というか腫瘍のようなものなのだけれど、悪性ではないということだった。はる同様に悪性腫瘍なのだろうかと、とても心配していたので、この結果を聞いて、エドソンも私も心の底からほっとした。これで何とかひろのことを心配せずに、はるの治療に専念できる。感謝。感謝。はるは初回の抗ガン剤治療の3日後、ちょっと元気がない日が3日くらい続いたのだけれど、今回は、免疫を高める薬を飲み始めたからなのか、3日後の木曜日になってもいつもと変わらず元気で、今朝も変わりない。この調子でがんばってほしい。次の写真は、木曜日の朝、食事やオシッコを終えて、ニコールが9時にレッスンにやって来るまでの間、ベッドでくつろいでいるひろとはる。

2020年1月25日(土)

家の北西にあるランドマークの木の回りの木や草を取り除いてもらって、かなりの月日が経つ。草が取り除かれた際、草ではないので取り除かれずに、ランドマークの木の後ろ辺りに、だいぶ前から葉物植物が生えて育っていた。何だろう?畑にあるウコンに似ているけれど、何故畑のウコンがここに?などと思っていた。そうしたら、この火曜日にこの葉物植物の足元に花が咲いているようなので、側に行って見ると、白い花が3つも咲いていた。以下の写真では、1つは葉の後ろに隠れているので、2つしか写っていないけれど、花を見て、ああ、これはウコンではなく、庭のハイビスカスの横にある葉物植物と同じだとわかった。庭の葉物植物はアメンドインに被われていることが多いので、最近花を見かけなくなり、現在も花は咲いていないのだけれど、こんなところに生えてきて、こんな風に元気に花を咲かせているなんてと、うれしく思った。でも、やはり、どうしてここに生えて来たのだろう?という疑問は残る。

2020年1月26日(日)

次の写真は、金曜日の昼食後に撮った離れの台所と洗面所。台所の流し台が設置され、水も出るようになった。ガスレンジもガス栓をつなげる専門の人に来てもらい準備が完了した。この準備が完了してからガスレンジの後ろの最後の1枚のタイル貼りが行われたので、ガスレンジはまだ所定の位置に置かれていない。

次の写真のように洗面所の洗面台と便器が設置されたのだけれど、便器のふたもちゃんと注文したのに、配達された荷物の中になく、ふたのない状態で設置が完了している。やれやれまたお店に文句を言わなくてはならない。こういうこまごましたことがここでは結構ストレスになる。

次の写真は、寝室と洗面所の木のドア枠とドアが設置されたところを撮ったもの。離れへの出入り口も同じ木のドアが設置完了している。ただ、ドアノブはまだ取り付けられていない。

2020年1月27日(月)

次の写真は、鶏小屋の横のウルクンの木にたくさん花が咲いているので撮ったもの。2枚目は、その花をアップで撮ったもの。花が終わった後トゲトゲの実ができ、その中に小さな赤い実がたくさんできるのだけれど、その赤い実をお料理に混ぜて色をつけるのに使う。でも、一度に使う実の量はそんなに多くないので、こんなにたくさん花が咲いて実がなると、とてもではないけれど消費できない。うれしい悲鳴。

2020年1月28日(火)

次の写真は、下水と汚水を処理する青色のタンクの後ろに、コンクリートの円柱を埋め込む作業が先週完了したので、撮ったもの。青色のタンクの中を通った下水や汚水がこのコンクリートの円柱の中に流れ込む仕組みになっている。円柱の底は直接地面なので、この円柱に流れ込んだ水は地面に吸収され、生物分解されるこというわけ。それでこの円柱の向こう側の地面は水分をたっぷり含むことになるので、それを利用して何かを植えて育てようと話している。

2020年1月29日(水)

家の中で暮らすはるとひろとは違い、玄関先のベランダで暮らしてもらっているめいは、お天気の悪い雨降りの時は、ベランダの隅に置いた犬小屋に避難するけれど、普段は犬小屋に入ろうとはしない。彼女にとって犬小屋は避難する場所で、日々を過ごす場所ではないらしい。彼女は小さいのにとても力持ちで、鎖がつながれた椅子を引っ張って動かしながら、外ベランダや芝生の上の日差しの中で寝転んでいたり、その椅子の上や下にいることもあるのだけれど、日よけの黒いネットが破れたものの上にいることもよくある。彼女のおもしろいところは、このネットがとても好きなようで肌身離さずこれを持って移動したりすること。そして最近は、家の中が気になるようで、私たちが玄関を出入りする際、顔を玄関の中に入れて中を覗いたりするようになった。そして、夜、玄関横の壁の前で寝るようになったと思っていたら、先週くらいからネットを玄関ドアの前のマットの上に持ってきて、そこで寝ていることが多くなった。夜中にひろとはるのオシッコで玄関を開けると、そこにデーンとめいが寝ていたりする。家の中に入れてあげたいのはやまやまだけれど、そうすると3匹がくんずほぐれつ、家の中が大変なことになるのが目に見えているので、入れてあげられない。ごめんね。

2020年1月30日(木)

11月中旬に私宛てに送った本が2ヶ月余り経って戻って来てしまったと、広島の友人が先日メールをくれた。『広島中央局より「名宛国側での誤取り扱いのため」返送されてきました。日本側での国際郵便引き受けチェックでは、すべて確認済みで印刷物(開封)で問題なく発送されているのですが。なぜ、これがブラジルで拒否されたのか、全くわからない状態です』とメールにあった。印刷物扱いの開封郵便で、普通の航空便で送られた郵便が何故取扱いを拒否されたのか、私たちにもまったくわからない。12月の中旬には、渡辺先生から送られてきた本が4冊入った小さな小包は、確か普通の航空便で、何の問題もなく届いている。その後送ってくださった「IPPNW私記」英語版2冊はEMSで送られてきたので、税関で止められて、お金を払えという通知が来たて、手続きをして手数料を支払って無事に受け取ることができた。この友人が送ってくれたのはEMSではなく普通の航空便なのだから問題なく届かなくてはいけないのに、係の人が間違って返送したのだろうか?まったく困ったものだ。ルールが変わったのに、利用者には何がどう変わったのかよくわからず、ひょっとして取り扱う人たちにも周知が徹底していないのかもしれないと思わせる今回の情けない出来事だった。唯一不幸中の幸いだったことは、郵便を届けられなかったため日本郵便が送料を返金してくれたことだろうか?送付のための労力は無駄になったけれど、せめて送料だけでも無駄にならず、せっかくの彼女の気持ちが完全に無駄にならなかったことに、私は少しほっとした。次の写真は、その友人がメールに添付して送ってきてくれた椿の花。本は届かなかったけれど、きれいな椿の花の写真はしっかりいただきました。

2020年1月31日(金)

次の写真は、離れの家の下の空間を利用した物置に木の扉が2つ取り付けられた様子を撮ったもの。外壁と同じ少し緑がかった灰色のペンキが塗られている。一方は台所のガスレンジとつながるプロパンガス置き場で、もう一方は純然たる物置スペース。家の建設はほぼ完成に近づいているのだけれど、扉のドアノブの取り付けや洗面所のタオル掛けや洗濯機置き場の上の棚など、細々したところがまだ未完成。現在残っている一番メインの作業は、家の電気の配線とコンセント、スイッチ、電灯の取り付けなど。でもこれはペドレイロさんにはまかせずエドソンが自分でやる予定なので、週末にぼちぼちやる予定らしいので、完成までまだしばらくかかりそう。これらができればほぼ完成なのだけれど、離れに行くための道作りと、居間の前にウッドデッキの小さなベランダを作る予定なので、それらの完成にはさらに時間がかかりそう。



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